民主主義は選挙で議員や首長を選んで終わりではありません。特に地方議会では、議会の議員と自治体の長とが、別の選挙で選ばれる二元代表制をとっていて、それぞれが、議決や執行、予算の提案などの役割を担っています。ところが、昨今、大田区では、専決処分と言って、議会を招集せず、首長の独断で契約議案を決めたり、条例を改正したりするようになっています。背景には、地方自治法が改正され、議会を開催せずに首長の独断で決める要件が緩和されたこともあります。しかし、それでは、議会招集が出来なかったというのが、真にやむを得ないかと言えば、必ずしもそうではありません。国の法改正に伴う条例改正についての専決処分への、奈須りえの意見です。 . . . 本文を読む