JR東海は、外環道陥没事故後の2度目の説明で、地表面の高さの把握と振動の計測をすると言い始めました。
土木学会が発行するトンネル標準示方書というシールド工法についての解説書にもその必要性が書かれていますが、当初の説明でも、また、外環道陥没事故後の6月8日の説明会でも、そうした計測をするとは説明されていませんでした。
そもそも、地盤面の高さや振動の常時計測を行う必要があるにも関らず、計測を想定していなかったなら大問題です。シールドトンネル工事を行う場合、標準的に行うべき対策だとするなら、事故後の安全対策として、あえてここにきて説明したのはなぜでしょう。
昨年2020年6月に新横浜で陥没事故を起こした総手・東急直通線の工事でも、地表面の高さの常時計測は行っています。
仮に、想定していなかったなら、安全対策として不十分だったと言わざるを得ません。JR東海には、あきらかにしていただきたいと思います。 . . . 本文を読む