二回目の説明会で、JR東海は、聞きなれない調査掘進という言葉を使い始めました。掘り始めの300mでシールドマシンが安全に動くか、確認するというのです。ところが、トンネル標準示方書には、初期掘進という名前で、同じように掘進時のデータや地盤沈下などの計測結果の収集をすることが定められています。一見、安全のために特別な調査をしているかのように聞こえる「調査掘進」ですが、仮にこの初期掘進と同じことしかしないなら、調査掘進は、掘り始めるための既成事実化でしかありません。JR東海は、外環道の陥没事故が起きていながら、シールド工事をしようとしているのですから、リニアの工事が安全だということを示す責任があると思います。調査掘進が、リニア工事の安全を担保するための特別な調査なら、初期掘進とはどう違うか説明すべきだと思います。 . . . 本文を読む