大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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施設使用料算定の考え方の誤りがまねく、大幅な料金の上下:老人いこいの家を事例に

2020年03月21日 | ├財政・金融

大田区は、施設使用料の算定に、施設建設料や改修費を入れているため、大幅な改修が行われれば、施設の使用料があがることになります。

施設使用料の算定の在り方が適正でないからです。

特に、地域のコミュニティが壊れつつある東京において、単身高齢者が増え、居場所が必要性が高まっているにも関わらず、老人いこいの家の廃止が続いているばかりか、使用料を引き上げることは問題です。


 

第30号議案
大田区老人いこいの家条例の一部を改正する条例

に反対の立場から討論いたします。

老人いこいの家は、前回の改定時に、ほとんどの施設が使用料引き上げだったにもかかわらず、値下げ、それも大きい部屋では25%も下がっていながら、今回、また、もとにもどるくらい、大幅に引き上げられています。

これは、施設改修費が影響したと思われます。大規模修繕費を使用料として、利用者にご負担いただくことは、今回のように、短期間で料金改定をおこなうことになり、適当とは言えません。

老人憩いの家は、これからの高齢化社会、
しかも、区民一人当たり居住空間がどんどんと狭くなる時代においては、高齢者にとって非常に貴重な居場所です。

年金生活の高齢者が多く使う、老人憩いの家は、無料あるいは、安価な料金で貸し出すべきであり、4年前に引き下げたばかりの施設の値上げには、反対です。


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