公共施設整備費が急増していて大丈夫か心配になっています。
公共施設整備(建設)費、135億円/年見込みが1年余で210/年億円
1年前の計画で、これから40年間、年135億円程度に抑制していくと言っていたのに、今後10年、年平均で210億円と見込んでいるからです。
加えて賃料10億円/年
しかも、大田区は、建設するだけでなく、借りている建物も増えていて年間賃料が10億3483万8974円も発生していました。
そうなると、施設費だけで220億円もかけることになります。
民営化しても増える延べ床面積
不思議なのは、民営化しているのに、延べ床面積が増えていることです。
120万㎡から127万㎡に増えています。
区役所の本庁舎のスペースだけで足りずに、アロマスクエア内に、教育委員会を移転させています。
同時期にペーパーレス、デジタル化も進めてきましたから、余裕が出てもいいと思うのですが、本庁舎などで足りず、借りているのです。
民営化をアウトソーシングといいますが、行政の事業を民間に移したらスペースも余裕が出て良いと思うのですが、逆に増えているのです。
確かに、窓口業務委託は、大田区の公務員から雇い主が派遣会社などに変わったということですから、スペースは減りませんが、
一方、保育園は民営化が進み、かつて区立だった保育園も、民間事業者に貸しています。
そうなると、延べ床面積は減ったはずですが、増えているということは、この間大田区の公共施設面積は、120万㎡→127万㎡=7万㎡プラスではなく、激増していることになります。
高度経済成長期に建てた建物が、一気に老朽化を迎えて、建設費コストが激増していると言った説明を大田区はしてきましたが、それだけが建設コスト増の要因ではないことが、見えてきます。
買った方が安いはずが、
借りる、土地を貸して民間事業者に建てさせ借りる、
そうかと思うと、買った方が安いと言って、池上駅近くの旧NTTのビルを買って池上図書館にしていましたが、池上駅ビルができるタイミングで移転させ、年間4100万円の賃料(共益費税込み)が発生しています。
わざわざ土地を買うなどして取得し、その土地を民間事業者に定期借地で貸し出し、建物を建てさせ、できた建物の一部を借りている施設もあります。
定期借地で貸し出している土地のほとんどが、一部借り入れているのではないでしょうか。(正確に確認できていなくてすみません)
入新井図書館、入新井出張所、入新井集会室、HIシティ羽田ピオ、、、三井不動産インダストリアルパーク、、、
買った方が安いか、借りた方が安いか、については、過去にも報告していますがゆっくりと