こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ウスタビガ

2015年01月03日 |  ●ヤママユガ科

ウスタビガ Rhodinia fugax
2010年10月 北海道

分布[日本各地] 時期[10-11月] 開張[♂75-90㎜:♀80-110㎜]
ホスト[クリ・クヌギ・コナラ・カシワ・ハンノキ・キハダ・サクラ・カエデなど]
写真の個体は日中に見つけたウスタビガ♂を撮影。

日本各地に生息するヤママユガ科[ヤママユガ亜科]に属する蛾の仲間。
晩秋の短い期間に発生するヤママユガ科に属する人気種の一つ。ヤママユガの仲間の中では小型な部類に入る。
♂の翅は褐色で触角は羽毛状、♀の翅は黄色で触角は両櫛歯状、雌雄共に美しい羽の模様を持つ大型の蛾。
雌雄では翅形・色彩も違うので区別は容易。

♂と♀では灯火に飛来する時間が違い、♀は早い時間から飛来するが♂はやや遅い傾向が見られる。
日没から♀が飛来し、深夜近くから♂が飛来する様な感じがします。
♀が人気のクロウスタビガとは違いウスタビガは♂の人気が絶大である。また稀に黒化型の♂も見られ更にレア度は増す。
オフシーズンにはウスタビガの綺麗な緑色の繭を良く見かける、この時期に見られる繭は全て空繭で既に羽化した後であるが
たまにその空繭の表面に産卵したウスタビガの卵を見かける事もある。
繭はツリカマスなどと言われ、冬の虫の少ないシーズンにこの繭を探す楽しいイベントのひとつでもある。



2014年10月 北海道 ウスタビガ Rhodinia fugax
夜間外灯にいたウスタビガの♀を集結させて見た。



2011年10月 北海道 ウスタビガ Rhodinia fugax
夜間外灯付近にいたウスタビガの♀、触角が両櫛歯状。



2010年10月 北海道 ウスタビガ Rhodinia fugax
日中の居残り蛾でウスタビガの♂、♀の触角と違い♂の触角は羽毛状で迫力がある。



2010年10月 北海道 ウスタビガ Rhodinia fugax
夜間外灯下の笹の葉の上にいたウスタビガの♀の個体。



2013年10月 北海道 ウスタビガ Rhodinia fugax
夜間外灯にいた♂のウスタビガ、ちょっと翅が擦れている。



2014年10月 北海道 ウスタビガ Rhodinia fugax
夜間灯火にいた♂のウスタビガ。



2014年10月 北海道 ウスタビガ Rhodinia fugax
交尾中のウスタビガのペアを撮影。


[ウスタビガの繭]

   
江別市産         江別市産        札幌市産        北広島市産
※ 画像をクリックすると拡大します。


[ウスタビガの卵]

  
※ 画像をクリックすると拡大します。


[ウスタビガの幼虫]


※ 画像をクリックすると拡大します。


[ウスタビガの飼育記録]


左:2齢
中:3齢
右:4齢(終齢)


繭作り


羽化


[ウスタビガの標本]

 
ウスタビガ♂       ウスタビガ♀
※ 画像をクリックすると拡大します。


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