ノコギリカミキリ Prionus insularis (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] 広葉樹・針葉樹各種
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約23㎜~48㎜前後のカミキリムシ科ノコギリカミキリ亜科に属する甲虫。
日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
成虫は夜行性で夜間灯火に良く飛来するが、薄暗い環境や曇った日などは日中でも活動している姿が見られる。
ノコギリカミキリの『ノコギリ』は触覚がノコギリ状になっている事からつけられたと思われます。
体は光沢のある黒色で、大型のカミキリムシです。♀は♂よりも体が大きいが触覚は短い。
また♀の腹端は上翅の端を超えるが♂では端を超えない。
♂♀ともに触覚は12節まであるが、第3節では(触覚の付け根から数えて第1節)♂は第1節と同じくらいの
太さになっているのに対し♀では第3節の方が第1節より細い。
また近似種のニセノコギリカミキリ(本州以南に分布)の♀の触覚は11節(♂は12節)である為
♀なら区別は容易だが♂だと前胸の光沢が強い(ノコギリカミキリ)・鈍い(ニセノコギリカミキリ)や
後脚脛節の外側の縦溝の有る(ノコギリカミキリ)・無し(ニセノコギリカミキリ)などで区別する事ができる。
夜間灯火に飛来した♀のノコギリカミキリ
日中に木の細い枝にしがみ付いていた♂のノコギリカミキリ
海岸沿いの草地で見つけたノコギリカミキリ
夜間針葉樹の伐採木にいたノコギリカミキリ♂
市内の森で見つけたノコギリカミキリ♂
ノコギリカミキリ♂の顔
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