シラホシヒゲナガコバネカミキリ Molorchus minor (北海道)
[分 布] 北海道・本州
[食 樹] 針葉樹各種
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約7.7㎜~15.5㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。
北海道・本州に分布しており、低山地~山地に生息し局地的で個体数はやや少ない。
成虫は日中に針葉樹の伐採木などで見られる。
体は黒色で上翅は短く暗茶色、また上翅中央より後方部では白い『逆ハの字型』の紋が見られる。
脚の太もも部分が肥大し、触覚は長く♂では体の2倍以上となる。
山地で見られたシラホシヒゲナガコバネカミキリ
山地のセリ科の花に飛来したシラホシヒゲナガコバネカミキリ
ハルニレの小枝の裏で休んでいた個体
山地のアカエゾマツの倒木で見られたシラホシヒゲナガコバネカミキリ
針葉樹の枯れ枝にいた♂のシラホシヒゲナガコバネカミキリ
杉の伐採枝で見られたシラホシヒゲナガコバネカミキリ
[採集時のシラホシヒゲナガコバネカミキリ]
[近似種4種の比較写真]
シラホシヒゲナガコバネカミキリ(体長:7.7~15.5㎜)・・・白紋が逆の『ハの字』型をしている、4種の中では一番体も大きい
(ホスト:主にカラマツ・エゾマツ・アカエゾマツ・トドマツ・スギなど)
カエデヒゲナガコバネカミキリ(体長:4.5~7㎜)・・・白紋がスポーツブラの様な形をしている
(ホスト:主にトドマツ・エゾマツ・アカマツなど)
コジマヒゲナガコバネカミキリ(体長:5.5~8㎜)・・・白紋がV字型で円周がほやける
(ホスト:主にクリ・キブシ・ミズキ・ムラサキシキブなど)
コボトケヒゲナガコバネカミキリ(体長:6.5~9㎜)・・・白紋はコウモリ型をしていて、3種の中では一番毛深くて体長も大きい
(ホスト:主にミツバウツギ・キブシ・アブラチャン・クリなど)
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