
リンゴカミキリ Oberea japonica (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] サクラ・ナシ・リンゴ・モモ・スモモ・ウメ・マルメロなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約13㎜~21㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。
日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
成虫は日中にホストの葉の上などで見られる。
頭部・触覚は黒色で、上翅も基部以外は黒いが灰色がかる。
胸部・上翅基部・脚は橙黄色でメリハリの利いたスマートなカミキリムシです。
成虫はサクラ類の葉の中央の脈を食べるので特徴的な食痕が見られる。
リンゴカミキリは里山以外にも、市街地や公園などのサクラ類などでも見られる。

枝の中で成虫になった状態で死んでいたリンゴカミキリ
リンゴカミキリは羽化までに2年かかると言われていますが、枝に潜り込んだ幼虫は
1年目は枝の先端を垂直に切断し、2年目の幼虫は斜めにカットする習性があります。

2匹目のリンゴカミキリ


3匹目のリンゴカミキリ

4匹目のリンゴカミキリ

腹節の末端は黒色になっている。
オスはアーチ状に凹み、メスは逆ロート状に浅く凹んでいます


上翅は黒く、腹部は綺麗な黄色のツートンカラーのお洒落なカミキリムシです



札幌市内で採集したリンゴカミキリ

リンゴカミキリ(室内撮影)






札幌市内で見つけたリンゴカミキリの羽脱孔(ナナカマド・ヒメリンゴ)








2023年 北海道 羽化(リンゴカミキリ)
[初めて採集したリンゴカミキリ]


左:先端をリンゴカミキリが切り取って落としたもの
右:切り落とした部分から15cm程度下部には小さい穴が開いてます、おそらく水切りの為かと思います


左:材から取り出したリンゴカミキリの蛹
右:人生初のリンゴカミキリは見事羽化不全でした(泣)
[蛹と羽化不全のリンゴカミキリ]


枝にすっぽり入って蛹化し、羽化不全のリンゴカミキリ
[リンゴカミキリの標本]


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