こんちゅう探偵団

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道南探索

2023年11月15日 | 探索日記(生物)


オオゾウムシ
2023年7月 北海道
今回は今年7月に道南での探索で出会った昆虫達のご紹介です。
ニセアカシアの樹皮の剥げた部分にいたオオゾウムシです。
オオゾウムシは日本で見られる最も大きなゾウムシですが、この個体はその中でもとても小さい個体でした。
大きさには個体差があるのですが、比較的小さい個体は積極的に採集しています。



ルリオトシブミ
イタドリの葉で良く見られる3㎜程の小さい瑠璃色のオトシブミ。
これは展足するのが大変だけど、数年前からオトシブミ類を集めているので取り合えず採集して展足を試みます。



オバボタル
ホタルの仲間ですが、残念ながら光らない方のホタルです。




カバイロシジミ
海岸沿いのクサフジ・ヒロハクサフジの群落で見られたカバイロシジミ。
翅の基部の淡い水色がとても綺麗なシジミチョウです。



フチグロヤツボシカミキリ
少しポイントを移動し途中、ホオノキの大木があったので網を入れて見ると
フチグロヤツボシカミキリを複数採集する事が出来きた、局地的であまり多く見られないカミキリムシ
なので、たくさんの本種が網に入った時は非常に嬉しかった。
ただうっそうとした山の中なので、熊を警戒し丹念に探す事が出来なかったのが残念でなりません。
きっとしっかり探せばまだまだ発生していたと思われます。



ゾウムシの仲間
この大きめのゾウムシ、似た様な種が数種いるので取り合えず同定は保留。
時間にある時に改めて同定したいと思います(栗の葉のSPにて)



シロテンクロマイコガ
マタタビをホストとする小型の蛾。
ニセマイコガ科は数種しか北海道では見られないので同定も割としやすく
独特の容姿が魅力的な蛾です。



ヤツメカミキリ
桜の衰弱木で見られるライムグリーンのカミキリムシ



ムネグロリンゴカミキリ
エゾゴマナなどの生える林縁などで夕刻にぶんぶん飛ぶ姿が見る事が出来ます。

この日は目的があり、最後に別のポイントを探索。



ツルフジバカマ



ハギルリオトシブミ
3㎜くらいの小型のオトシブミ。
ハギなどの葉で揺籃を作る事が知られています、藍色の綺麗な色をしてます。



アオバネサルハムシ
3-4.5㎜前後の緑銅色に輝く小型のハムシ。
前足は長いのが特徴的です、日本各地で見る事が出来ますし個体数も多いです。
ホストはハギ・ヨモギ・ヤナギなど

今回はこれと言って魅力的な昆虫には出会えませんでしたが目的は果たす事が出来て
大満足の探索になりました。


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