(1)沖縄でまたまた米軍関係者による沖縄在住の若い女性殺害事件が起きた。同様事件がくり返される度に日本政府は厳重抗議し駐留米軍に対して綱紀粛正、再発防止策を求めているが、事件はくり返されるばかりだ。
ケネディ米大使は女性大使としてより特別な感情を持って当然だが、事件が発覚した当日の午後11時という異例の岸田外相の抗議の呼び出しの際にも日本の捜査に全面協力するというステレオタイプ(stereo type)の言葉で、ニュース映像からは深夜の呼び出し取材に驚きの表情はみせたが特別な危機感の色はそんなに感じられるものではなかった。
(2)一体いつまでこんなくり返しが続けられるのか(本日の翁長知事は安倍首相との会談で米軍への綱紀粛正、再発防止はこれまで何百回も聞かされてきたが何も変わらないと述べている)。
沖縄が日米地位協定により治外法権化(extraterritorial jurisdiction rights)している証しでもある。駐留米軍としてもG7伊勢志摩サミットをすぐ控えてのオバマ大統領の来日直前という次期で困惑もしたのではないのか。
(3)沖縄では6月「慰霊の日」に合わせて数万人規模の大規模抗議集会を開く(報道)予定が発表されているが、オバマ大統領来日直前の事件であり、G7サミット期間中の大規模集会開催で同じ日本にいるオバマ大統領に抗議の意思を示してほしかった。
世界各国、地域のどこかで毎日事件の起きない日はないとはいえ、沖縄での住民を狙った米軍関係者の事件といえば全然違う意味合いを持つものだ。
本来、同盟国日本の施政権下にある沖縄で米軍の治外法権化が公然として存在して、日米地位協定で日本政府が手出しできない米軍基地が日本全体の70%以上も集中している特殊事情にある。
(4)こういう日米関係を同盟関係とは言えないものだから、日本政府も米国を同盟国(allied country)と言うことなどできない。
そのオバマ大統領は26、27日のG7伊勢志摩サミット首脳会議出席、広島訪問を控えて、まずベトナムを訪問した。
オバマ大統領が広島訪問を米国による原爆投下の謝罪ではなく、世界的な戦争終結に対するメッセージにする意向のため、まずベトナム戦争の当事国ベトナムを訪問して今回の外遊の平和志向表明へのお膳立てをしたということだ。
(5)もうひとつオバマ大統領の広島訪問に米国人の元日本軍による捕虜経験者も同行し、立ち合せることを発表した。米国からのニュース映像では同捕虜経験者はオバマ大統領の広島訪問では米国は謝罪する必要はない、われわれもひどい目に遭った(趣旨)と述べて、今回のオバマ大統領の広島訪問の意味を擁護しているように見えた。
「核兵器のない世界」を宣言したオバマ大統領の広島訪問では、もっとストレートに核兵器廃絶責任のメッセージを世界に向けて発信する機会にしてほしかった。
(6)そこへ来ての沖縄での米軍関係者による沖縄在住の若い女性殺害事件のくり返しだ。オバマ大統領任期中の最後の訪日で、米国大統領としての良心と良識の発露は期待したい。
ケネディ米大使は女性大使としてより特別な感情を持って当然だが、事件が発覚した当日の午後11時という異例の岸田外相の抗議の呼び出しの際にも日本の捜査に全面協力するというステレオタイプ(stereo type)の言葉で、ニュース映像からは深夜の呼び出し取材に驚きの表情はみせたが特別な危機感の色はそんなに感じられるものではなかった。
(2)一体いつまでこんなくり返しが続けられるのか(本日の翁長知事は安倍首相との会談で米軍への綱紀粛正、再発防止はこれまで何百回も聞かされてきたが何も変わらないと述べている)。
沖縄が日米地位協定により治外法権化(extraterritorial jurisdiction rights)している証しでもある。駐留米軍としてもG7伊勢志摩サミットをすぐ控えてのオバマ大統領の来日直前という次期で困惑もしたのではないのか。
(3)沖縄では6月「慰霊の日」に合わせて数万人規模の大規模抗議集会を開く(報道)予定が発表されているが、オバマ大統領来日直前の事件であり、G7サミット期間中の大規模集会開催で同じ日本にいるオバマ大統領に抗議の意思を示してほしかった。
世界各国、地域のどこかで毎日事件の起きない日はないとはいえ、沖縄での住民を狙った米軍関係者の事件といえば全然違う意味合いを持つものだ。
本来、同盟国日本の施政権下にある沖縄で米軍の治外法権化が公然として存在して、日米地位協定で日本政府が手出しできない米軍基地が日本全体の70%以上も集中している特殊事情にある。
(4)こういう日米関係を同盟関係とは言えないものだから、日本政府も米国を同盟国(allied country)と言うことなどできない。
そのオバマ大統領は26、27日のG7伊勢志摩サミット首脳会議出席、広島訪問を控えて、まずベトナムを訪問した。
オバマ大統領が広島訪問を米国による原爆投下の謝罪ではなく、世界的な戦争終結に対するメッセージにする意向のため、まずベトナム戦争の当事国ベトナムを訪問して今回の外遊の平和志向表明へのお膳立てをしたということだ。
(5)もうひとつオバマ大統領の広島訪問に米国人の元日本軍による捕虜経験者も同行し、立ち合せることを発表した。米国からのニュース映像では同捕虜経験者はオバマ大統領の広島訪問では米国は謝罪する必要はない、われわれもひどい目に遭った(趣旨)と述べて、今回のオバマ大統領の広島訪問の意味を擁護しているように見えた。
「核兵器のない世界」を宣言したオバマ大統領の広島訪問では、もっとストレートに核兵器廃絶責任のメッセージを世界に向けて発信する機会にしてほしかった。
(6)そこへ来ての沖縄での米軍関係者による沖縄在住の若い女性殺害事件のくり返しだ。オバマ大統領任期中の最後の訪日で、米国大統領としての良心と良識の発露は期待したい。