(1)言葉遊び(word play)が好きな政治家群だが、ていねいに国民に説明するという発言責任はどうなったのか、国会論戦で相手質問者をはぐらかすあるいは見下すような程度の悪さだ。
安倍首相は国会審議での自らのはぐらかし発言も醒めやらぬなかで、今度は森友学園問題で野党質問者から妻昭恵さんと森友学園との近い関係を世俗的な発言でたとえられると、ムキになって程度の悪い下世話な言葉使いを批判するという茶番(a low comedy)を演じている。どちらもどちらの程度の悪さだ。
(2)連休中に憲法改正を自民党総裁として支持者集会へのビデオメッセージで2020年実施を披露した安倍首相だが、その後連休明けの国会審議で野党質問者から詳しい説明、真意を求められた際にビデオメッセージ当日の同様憲法改正に関する発言の読売新聞インタビュー記事を指して「読売新聞を熟読していただきたい」との答弁になった。
どうやら、いま衆院予算委員会に登場しているのは首相としての安倍晋三さんであり、同総裁としての発言にいちいち答える責任、義務はないとのはくらかし、見下しの発言だったようだ。
(3)要職につく人には私人格に加えて法人格がつくもので立場、立場で使い分けるのは致し方のないところだが、妻の昭恵さんの行動あるいはそれにかかわる国会喚問要請で私人なのか公人、首相夫人なのかの問題とは違って、政権党の自民党総裁なのか安倍内閣の首相なのかの違いは政治責任にとっては区別、違いはないもので、むしろ政権党総裁の発言と首相としての発言内容が違っていたら大問題であり、同一理念、考えであることが政治責任として大前提となるものだ。
(4)その安倍総裁としての憲法改正発言を国会審議で質されて、安倍首相が同総裁新聞インタビュー記事を熟読してほしいなどとは国会審議での言葉遊びがすぎるというものだ。
安倍首相の言葉の軽さは普段のダジャレ好きにもあらわれてそう気の利いているものとは思えずに、もちろん政治責任発言でも第一次安倍政権時の年金消滅問題では当時の問題発覚年度内までに最後のひとりまで自分の手で解明すると大見えを切っておいて、健康問題とはいえさっさと退陣(現在でも問題解明、解決はうやむやのまま)してしまったり、特定秘密保護法、安保法制の強行成立でもきまって成立後に国民にていねいに説明して理解をしてもらうと言いながら、一向にその気配もみせないまま事態を一方的に進めるというくり返しだ。
(5)安倍首相は憲法改正を2020年に実施するとして自らの任期延長をにらんで自分の手で実施するというメッセージだが、決めるのは国民の意思であり、言葉遊びをしている問題ではない。
安倍首相は国会審議での自らのはぐらかし発言も醒めやらぬなかで、今度は森友学園問題で野党質問者から妻昭恵さんと森友学園との近い関係を世俗的な発言でたとえられると、ムキになって程度の悪い下世話な言葉使いを批判するという茶番(a low comedy)を演じている。どちらもどちらの程度の悪さだ。
(2)連休中に憲法改正を自民党総裁として支持者集会へのビデオメッセージで2020年実施を披露した安倍首相だが、その後連休明けの国会審議で野党質問者から詳しい説明、真意を求められた際にビデオメッセージ当日の同様憲法改正に関する発言の読売新聞インタビュー記事を指して「読売新聞を熟読していただきたい」との答弁になった。
どうやら、いま衆院予算委員会に登場しているのは首相としての安倍晋三さんであり、同総裁としての発言にいちいち答える責任、義務はないとのはくらかし、見下しの発言だったようだ。
(3)要職につく人には私人格に加えて法人格がつくもので立場、立場で使い分けるのは致し方のないところだが、妻の昭恵さんの行動あるいはそれにかかわる国会喚問要請で私人なのか公人、首相夫人なのかの問題とは違って、政権党の自民党総裁なのか安倍内閣の首相なのかの違いは政治責任にとっては区別、違いはないもので、むしろ政権党総裁の発言と首相としての発言内容が違っていたら大問題であり、同一理念、考えであることが政治責任として大前提となるものだ。
(4)その安倍総裁としての憲法改正発言を国会審議で質されて、安倍首相が同総裁新聞インタビュー記事を熟読してほしいなどとは国会審議での言葉遊びがすぎるというものだ。
安倍首相の言葉の軽さは普段のダジャレ好きにもあらわれてそう気の利いているものとは思えずに、もちろん政治責任発言でも第一次安倍政権時の年金消滅問題では当時の問題発覚年度内までに最後のひとりまで自分の手で解明すると大見えを切っておいて、健康問題とはいえさっさと退陣(現在でも問題解明、解決はうやむやのまま)してしまったり、特定秘密保護法、安保法制の強行成立でもきまって成立後に国民にていねいに説明して理解をしてもらうと言いながら、一向にその気配もみせないまま事態を一方的に進めるというくり返しだ。
(5)安倍首相は憲法改正を2020年に実施するとして自らの任期延長をにらんで自分の手で実施するというメッセージだが、決めるのは国民の意思であり、言葉遊びをしている問題ではない。