いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

みどりの日・資源国。 a resourceful nation of green day

2017-05-04 19:50:12 | 日記
 (1)今日は「みどりの日」。ゴールディンウイークの3日(憲法記念日)と5日(こどもの日)の間を国民の休日として法律で休みにして連休にした。
 季節はまさに新緑の候を迎えて、光に輝く緑が色鮮やかな街並みだ。それだけすがすがしい気持ちにさせてくれる。

 しかし緑は街から徐々に姿を消して、日本の自然が誇る山林、森林地帯も減少傾向だ。冬眠から目覚めた熊も早々に住宅街に出没して、山の緑、森林の衰退を強く印象づけるものだ。

 (2)山林、森林を管理する人手が不足して荒廃(ruin)が続いており、日本が誇る豊かな山林、森林文化の維持が危機に直面して久しくなっており、自然破壊が自然災害の規模をさらに大きくして被害を甚大にしている。

 連休中も北海道で気温30度が予報(本日記録)されており、地球温暖化は自然破壊にも直接影響して人類が地球環境快適化に向けて取り組むべき緊急の課題となっている。

 (3)さらに山林、森林管理の人手不足は深刻だ。日本の山林、森林は良質の上質な木材の育成、供給に豊富で上質の水の源泉となるもので、自然災害に対する防災林の役割を果たしてきた。

 しかし山林、森林の管理は体力のいるキツイ労働が求められて、家屋建築原料の木材も科学的処理の価格の安い輸入木材が市場を占めて自然で手のかかる高い価格の日本の山林、森林の木材は競争力を失って、パラドックス(paradox)として日本の山林、森林の木材育成力を削いできている。

 (4)これがさらに山林、森林の衰退、荒廃を加速するスパイラル(spiral)な負の資産となっている。こうした経済事情を背景に、海外にはない上質な水資源の確保を狙って海外から山林、森林投資、買い占めが進んでおり、北海道では中国投資家による山林、森林投資拡大が顕著になっているといわれる。

 地方の過疎化は人口減少に経済、財政不足、危機を招くものだが、地方が資源とする豊かな山林、森林、上質な水資源の衰退、荒廃をも一層加速させるものだ。

 (5)このまま地方の過疎化が進めば将来的に地方自治体は半減するデータもあり、単に地方消滅だけの問題ではなく日本が誇り、守るべき豊かな自然資源(resourceful nation of green)の管理放棄(neglect)、荒廃につながる重大事態でもある。

 地方過疎化対策、解決は、日本の大切な自然資源の維持確保にもつながるものであり、道州制など行政機構、機能改革の推進で回復改善をはかる必要があることを「みどりの日」の新緑鮮やかな街並みを見て痛感させられる。

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