(1)中国が日本を抜いてGDP世界第2位になったからといって別に驚くことでもない。13億人の国民に膨大な国土を有してGDP(国内総生産)比率が大きくなるのは当然のことで不思議でもないが、どれだけ正確な数字なのかは中国習主席が先頭に立って全国データの水増しをなくする指導(報道)をしていることからも、土台あの国の規模、規格で正確な全体像をは握することはかなり困難をともなうだろう。
(2)米国に次いで中国がGDP2位になったからといって国内経済格差、地域格差は大きく、国民一人当たりの経済指標となるとパラドックス(paradox)として13億人いることがすべてに恩恵が行き渡ることは非常にむずかしく、全体像を正確には握することは困難だ。
しかし、近年になって人工衛星で人を宇宙に長期滞在させて、AIIB(アジアインフラ投資銀行)を設立主導して同様主旨の日米主導のアジア開発銀行(67か国地域参加)を上回る英国、ドイツほか世界77か国地域の参加(報道)を集めた。
(3)そして今回、アジアと中近東、ヨーロッパを陸と海路で結ぶ壮大な現代版シルクロード経済圏構想の「一帯一路」国際首脳会議を北京で開催した。いかにもシルクロード発着の中国らしい規模、規格の破格な発想の経済圏構想だが、一帯一路経済圏は「総人口は世界の6割超だが、経済規模では3割程度」(報道)といわれて、かってのシルクロードで栄えた地域の経済開発推進の可能性、潜在能力(potentiality)は大きいものがある。
(4)この地域は現在地域紛争、国際テロ組織の活動が盛んで、中国がどのような影響力を拡大していくのか中国化への懸念も大きいが(AIIBには運営方針の不透明感で日米は不参加)国際的な影響力、主導力の行使も備わってきて、中国の国力(national power of china)は格段に成長しているのは間違いない。
すでにその巨大市場力として経済では世界的な影響力を持ち、また軍事力増強で南シナ海、東シナ海への海洋進出も顕著であり、周辺国、世界からの警戒感、対立は強い。
(5)AIIB、一帯一路構想が中国のどんな本音、戦略、役割を目指すものかは理想と現実論がありまだは握はできないが、やはり国力に応じた中国の国際政治、軍事、経済、社会での責任ある対応に期待するのは当然のことになってきた。
今回の一帯一路首脳会議では「あらゆる保護主義に反対し、開かれた多角的貿易体制を目指す」(共同コミュニケ)と表明している。保護主義はトランプ米国に限らずに今回参加したロシアもそもそも大国保護主義体制であり、中国がロシアにないAIIB、一帯一路構想で広く国際社会において協調主義、存在感を示していくなら、世界を変える力になる可能性の期待はある。
(6)中国がそういう国力を備えてきたということだ。それなら、軍事力を背景にした南シナ海の一方的な埋め立て中国領域化(国際仲裁裁判所で違法判決)、東シナ海の日本の尖閣諸島領域への軍事関与について、外交交渉努力で解決を目指すべきことがふさわしい国力行動だ。
(2)米国に次いで中国がGDP2位になったからといって国内経済格差、地域格差は大きく、国民一人当たりの経済指標となるとパラドックス(paradox)として13億人いることがすべてに恩恵が行き渡ることは非常にむずかしく、全体像を正確には握することは困難だ。
しかし、近年になって人工衛星で人を宇宙に長期滞在させて、AIIB(アジアインフラ投資銀行)を設立主導して同様主旨の日米主導のアジア開発銀行(67か国地域参加)を上回る英国、ドイツほか世界77か国地域の参加(報道)を集めた。
(3)そして今回、アジアと中近東、ヨーロッパを陸と海路で結ぶ壮大な現代版シルクロード経済圏構想の「一帯一路」国際首脳会議を北京で開催した。いかにもシルクロード発着の中国らしい規模、規格の破格な発想の経済圏構想だが、一帯一路経済圏は「総人口は世界の6割超だが、経済規模では3割程度」(報道)といわれて、かってのシルクロードで栄えた地域の経済開発推進の可能性、潜在能力(potentiality)は大きいものがある。
(4)この地域は現在地域紛争、国際テロ組織の活動が盛んで、中国がどのような影響力を拡大していくのか中国化への懸念も大きいが(AIIBには運営方針の不透明感で日米は不参加)国際的な影響力、主導力の行使も備わってきて、中国の国力(national power of china)は格段に成長しているのは間違いない。
すでにその巨大市場力として経済では世界的な影響力を持ち、また軍事力増強で南シナ海、東シナ海への海洋進出も顕著であり、周辺国、世界からの警戒感、対立は強い。
(5)AIIB、一帯一路構想が中国のどんな本音、戦略、役割を目指すものかは理想と現実論がありまだは握はできないが、やはり国力に応じた中国の国際政治、軍事、経済、社会での責任ある対応に期待するのは当然のことになってきた。
今回の一帯一路首脳会議では「あらゆる保護主義に反対し、開かれた多角的貿易体制を目指す」(共同コミュニケ)と表明している。保護主義はトランプ米国に限らずに今回参加したロシアもそもそも大国保護主義体制であり、中国がロシアにないAIIB、一帯一路構想で広く国際社会において協調主義、存在感を示していくなら、世界を変える力になる可能性の期待はある。
(6)中国がそういう国力を備えてきたということだ。それなら、軍事力を背景にした南シナ海の一方的な埋め立て中国領域化(国際仲裁裁判所で違法判決)、東シナ海の日本の尖閣諸島領域への軍事関与について、外交交渉努力で解決を目指すべきことがふさわしい国力行動だ。