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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

トランプ楽観論と忠誠心。 trump optimism and loyalism

2024-11-11 20:08:12 | 日記
 (1)元駐米大使がインタビューでトランプ大統領について、非常に楽観的な見方(optimism)をしていた。個人の経験としての見解なのでとやかく言うことはないが駐米大使としてどう接してきたのか、トランプ大統領は刑事裁判を3つ抱える米国大統領であり、8年前には政治経験のない大統領として政権発足後次から次と任命した閣僚、高官が辞任して、そして誰もいなくなった、ような政権崩壊状態が続き、ほとんどトランプ大統領の独断専行、決定で米国政治が進められていた。

 (2)米中経済戦争は売り言葉に買い言葉的発想で互いに高関税のかけ合いで、政治判断というものからかけ離れたものでそのまま世界経済を不安、混乱に導いていた。北朝鮮対策も金正恩総書記の国際社会からの北朝鮮排除、孤立に抗した米国との対等関係、対話目的の熱望に、トランプ大統領は戦略もなく米朝首脳会談に応じて成果もなく話題づくりに終始して北朝鮮側は政策、原則を一切変えずに元の木阿弥に終わってしまった。

 (3)こうしたトランプ大統領を駐米大使としてチャーミングで温かい人として楽観的に見ることが役割なのか考えさせられる。今回のトランプ大統領復活では高官人事の人選が始まっているといわれて、本人は「第1次政権の最大の失敗は選ぶべきでない人間を登用したことだった」として高官候補リストを作成する際も「忠誠人」をチェックする仕組みを入れたと報じられている。日本でいえば閣僚任命での旧統一教会関連、裏金問題のチェックを厳しくするのと同じだ。

 (4)トランプ大統領の場合「忠誠人」が人選基準というのも、いわゆる「yes person」でありトランプ大統領の独断専行型は第1次政権と変わらない。大統領選挙大勝を受けてトランプ大統領が一人で決めて、実行する政権構造は変わらずさらに加速して、米国第一、保護主義の世界秩序を無視した無用な対立、対決の政策構図は変わりようもない。

 (5)世界がトランプ大統領復帰に不安、警戒、疑心を持つ所以(ゆえん)でもある。冒頭の元駐米大使のトランプ楽観論でいいのか、少なくとも来年1月末の就任式までは批判を控えた発言ともいえる。

 (6)今年は主要国などの重要選挙がめずらしく集中した年として注目されて、すべてといっていいほど現政権に厳しい判断、敗北が続きトランプ大統領大勝が締めて、来年から世界政治の枠組みが大きく変わる情勢、状況が強く、いい方向に行く可能性は、どうか、むずかしいだろうが、平和で安全、過ごしやすい生活のために向かわなければならない。

 

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