ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

相棒Eleven 第15話

2013-02-14 00:53:34 | 相棒シリーズ
相棒シーズン11、第15話は40年前の秘密。

40年前の事件に関わっていたのは生徒たちだけでなく、岩田自身もでした。かつてちょっとした誤解により喧嘩してしまった2人。間宮は仲直りをするために、岩田が自分に送ってくれた姫小百合の写真を贈ろうとしていたと。間宮が亡くなったのは自分のせい・・・その秘密を1人で40年間抱え続けていた岩田。彼は人生が終わりに近づいていると察し、終わりを迎えるための活動「終活」を進めていましたから、新聞に投稿した短歌もその一部だったのかもしれません。あの短歌は自分の変わらぬ思いと後悔を歌い、この世に残しておきたかったのでしょうか。

その短歌に思いがけず反応したのが辻たち。辻の口から事件の真相を知ってなお、自分のせいであの写真を撮ろうとした事には変わりないと感じていた岩田。辻たちが切り出せない一方でまた、岩田も自分が犯した事を言い出せずにいました。今からでも生徒たちに真実を告白するのは遅くない。
「君たちは悪くない」。岩田は選挙に出馬する仲川らの事情も鑑みた上でかばおうとしていたのかな。自分が悪いのだから、誰もこの件について罪を背負う必要は無いと。


・・・で、誰が犯人なのかと思っていたら、爆弾犯はまさかの仲居さんでした。いや、字幕で名前が出てたからモブじゃないのかもなーとは思ってましたけど、犯人なんて想像つきませんよw
仲居が狙ったのは不倫関係にあった仲川。昔は自分と結婚してくれる約束までしてくれたのに、今では選挙への出馬、妻との間には子供が生まれるなど、仲川は仲居と結婚するつもりはなく、頭の中は岩谷に謝る事で一杯でした。そんな彼に同窓会を開いたらとアドバイスしたのは彼女。無関係な人間が巻き込まれたとしても「私より大事な同窓会なんて吹き飛べば良い」。「もう少しで殺せたのに」。誰が巻き添えになっても知ったことじゃない・・・押入れに隠されていた重傷を負った仲川の姿でゾクッとして、その後の仲居の壊れた笑みでゾワッときました。

抱えていたままの方が良い秘密があるとはいえ、秘密のままにしておくと大変な事になる秘密もあるものです。誰にも言えない秘密の関係。2人だけの秘密。どことなく甘い響きもありますが、彼女は秘密ではなく、自分があの人の妻なのだと胸を張って言いたい。そんな思いもあったのかもしれません。
誰にだって秘密の1つや2つはあるでしょう。しかしその秘密はばれなければ安全というものではなく、悩み苦しむ人もいれば秘密に耐え切れなくなってしまう人もいる。なるべくなら全てを話してありのままでいたい。けれども明かすと人生が変わってしまうかもしれない。自ら秘密を抱くか、秘密を持たざるを得なくなるか・・・様々な秘密がありますが、いずれも取り扱いには用心です。

謎に包まれた右京さんの私生活。一体普段はどこで何をしているのやら。次回はメダリストの話。
コメント