ネオ・ウルトラQ 第7話「鉄の貝」
ウルトラQで貝と言えばゴーガですが、こちらは良い貝獣でした。あちこちに出現したガストロポッドは体から発する熱により地震を引き起こすと考えられていたものの、事実はそれと真逆。ガストロポッドは熱エネルギーを食べ、地震を防いでくれていました。しかしそんな事実を叫ぶ仁たちの声は誰にも届かず、発生してしまう地震。最後にガストロポッドは卵を産みましたが、あの卵が無事に成長するのかどうか。
地震が起こった際、少女とガストロポッドの周囲は揺れていなかったように思えます。もしかしてあのガストロポッドが熱を吸い取ってくれたから、あの周りだけ揺れなかったのかもしれませんね。メカニズムに関して細かい事を言い出したら夢も希望も無さそうなので、そこら辺はこの場合置いておきましょう(汗。
おそらく海辺付近では熱エネルギーをあまり取り込むことが出来なかったため、あのガストロポッドは亡くなったのでしょう。浜辺から殆ど動かなかった事からすると、元々体力があまり残されていなかったのかも。最期の描写は僅かに得た熱エネルギーを次世代に託した・・・という描写だと受け取っています。
あの少女はテレビで福田教授の言葉を聞いていながらも、自分が信じたガストロポッドのために奮闘していました。例え地震を引き起こす生物だと言われようとも、その命を守ろうとする。普通に触れていましたから、ガストロポッドが熱を出しているわけでは無いという事にも気づいていたのでしょうね。
あの親ももう少し娘の事を考えてやれば・・・まぁ、地震が起こった際に娘を心配していた姿は良かったですけども。
一方の仁たちは、事実がまかり通らないもどかしさを感じる事に。どれだけ事実を叫んでも、既に広まってしまった考えには対抗できない。いずれ屋島教授が正しい結論にたどり着くと悟ったのでしょう。先手を打った福田教授の推論はあっという間に広がる事に。
国を救った英雄になる。どちらが正しいかは未来が証明してくれる。それに対する仁の「未来が証明してからでは遅いんです!」という台詞が印象的でした。未来で「ガストロポッドは地震を防いでいた事が分かりました」などと言われても、既に起こってしまった事は取り返しがつきません。福田教授を批判しても後の祭り。何故あの時ああしていなかったと考えても、殺してしまったガストロポッドは戻ってこない。そんな事実を証明されてからでは遅すぎる。
屋島教授が指摘したように、福田教授は事実に気づいていたのでしょう。それでも後には退けなかった。屋島教授に先を越されまいと判断を急ぎすぎた結果があの未来。
事実を知って尚、間違った自分のやり方を推し進める。間違った判断で描いた未来が、今の判断の正しさを証明してくれるわけがありません。自分を信じるのも大切ですが、自分の間違いを認めようとしない彼に、未来など託せません。福田教授は英雄になれずに終わったわけですが、「駆除していなかったらもっと大きな地震が起こっていた」とか言い出しそうで嫌ですね・・・
「何も起こらなければ良い」というのも仁の言葉。国が救われたのなら、福田教授が英雄になっても構いません。方法は違えども、仁たちや福田教授が証明しようとしたのは同じ「何も起こらない」という未来なのですから。
それにしても、あの卵を父親が発見したらどうするのだろう。果たして娘の言葉を信じるか、学者の言葉を信じるか・・・気になります。
ウルトラQで貝と言えばゴーガですが、こちらは良い貝獣でした。あちこちに出現したガストロポッドは体から発する熱により地震を引き起こすと考えられていたものの、事実はそれと真逆。ガストロポッドは熱エネルギーを食べ、地震を防いでくれていました。しかしそんな事実を叫ぶ仁たちの声は誰にも届かず、発生してしまう地震。最後にガストロポッドは卵を産みましたが、あの卵が無事に成長するのかどうか。
地震が起こった際、少女とガストロポッドの周囲は揺れていなかったように思えます。もしかしてあのガストロポッドが熱を吸い取ってくれたから、あの周りだけ揺れなかったのかもしれませんね。メカニズムに関して細かい事を言い出したら夢も希望も無さそうなので、そこら辺はこの場合置いておきましょう(汗。
おそらく海辺付近では熱エネルギーをあまり取り込むことが出来なかったため、あのガストロポッドは亡くなったのでしょう。浜辺から殆ど動かなかった事からすると、元々体力があまり残されていなかったのかも。最期の描写は僅かに得た熱エネルギーを次世代に託した・・・という描写だと受け取っています。
あの少女はテレビで福田教授の言葉を聞いていながらも、自分が信じたガストロポッドのために奮闘していました。例え地震を引き起こす生物だと言われようとも、その命を守ろうとする。普通に触れていましたから、ガストロポッドが熱を出しているわけでは無いという事にも気づいていたのでしょうね。
あの親ももう少し娘の事を考えてやれば・・・まぁ、地震が起こった際に娘を心配していた姿は良かったですけども。
一方の仁たちは、事実がまかり通らないもどかしさを感じる事に。どれだけ事実を叫んでも、既に広まってしまった考えには対抗できない。いずれ屋島教授が正しい結論にたどり着くと悟ったのでしょう。先手を打った福田教授の推論はあっという間に広がる事に。
国を救った英雄になる。どちらが正しいかは未来が証明してくれる。それに対する仁の「未来が証明してからでは遅いんです!」という台詞が印象的でした。未来で「ガストロポッドは地震を防いでいた事が分かりました」などと言われても、既に起こってしまった事は取り返しがつきません。福田教授を批判しても後の祭り。何故あの時ああしていなかったと考えても、殺してしまったガストロポッドは戻ってこない。そんな事実を証明されてからでは遅すぎる。
屋島教授が指摘したように、福田教授は事実に気づいていたのでしょう。それでも後には退けなかった。屋島教授に先を越されまいと判断を急ぎすぎた結果があの未来。
事実を知って尚、間違った自分のやり方を推し進める。間違った判断で描いた未来が、今の判断の正しさを証明してくれるわけがありません。自分を信じるのも大切ですが、自分の間違いを認めようとしない彼に、未来など託せません。福田教授は英雄になれずに終わったわけですが、「駆除していなかったらもっと大きな地震が起こっていた」とか言い出しそうで嫌ですね・・・
「何も起こらなければ良い」というのも仁の言葉。国が救われたのなら、福田教授が英雄になっても構いません。方法は違えども、仁たちや福田教授が証明しようとしたのは同じ「何も起こらない」という未来なのですから。
それにしても、あの卵を父親が発見したらどうするのだろう。果たして娘の言葉を信じるか、学者の言葉を信じるか・・・気になります。