ひびレビ

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エイリアン2

2013-08-10 07:50:02 | テレビ・映画・ドラマ
「エイリアン2 完全版」を見ました。でも元のを見てないから、どこがどう完全なのかは分かりません(汗。


前回の惨劇から生き残ったリプリーだが、彼女の乗ったシャトルは地球圏を離れ、遥か遠くの宇宙でたまたま発見されることとなった。彼女が目を覚ますと57年という月日が経っており、リプリーたちが降り立った星は現在、巨大な装置により呼吸が出来るようになり、植民地として開拓が進んでいるという。
エイリアンの事をいくら説明しても信じてもらえず、資格も自由も奪われたリプリーだったが、あの星の住民達からの連絡が途絶えたことがきっかけで、再びあの星に向かうことに。怪物退治に燃える海兵隊、またも乗せられた合成人間、そして大気の装置を作った会社の社員が星に降り立つ。
調査を進める中で、リプリーは生き残ったただ1人の少女、ニュートと出会う。そして海兵隊が住民達の発信機を頼りに向かった先は、大量のエイリアンが待ち構えており・・・


まず、タイトルが「ALIENS」となっていたことに納得です。邦題は「エイリアン2」ですが、あちらだとエイリアンの複数形になっているんですね。Sが一文字追加されただけで異様に不安になってました(汗。
で、その不安が的中した結果があれだよ!背景かと思ったら、するっと人を襲い始めたエイリアン。あんな自然に襲う怪物、初めて見ました。前回は貨物船だったこと、訓練されておらず、武器もろくになかったこともあってか、1匹のエイリアンに大苦戦していました。今回は一応倒せることは倒せるものの、数が尋常ではない上、知能も前回より増している気がします。倒したところで近距離だと酸の血液でひどい怪我を負ってしまいますし、相変わらず厄介ですね。

そして大量のエイリアンの親玉、エイリアン・クイーンの出現。リプリーと対峙した際、一旦他のを下がらせたのはリプリーが火炎放射器を持っていたからですかね?下手に手を出すと返り討ちに合う上、卵まで燃やされかねないと懸念したのでしょうか。1のもしつこかったですが、今回のクイーンもしつこい。エレベーターに乗ってくるわ、輸送機にしがみつくわ、最後の最後まで悪あがきをやめませんでした。
そんなクイーンとリプリーのラストバトル。ローターに乗ったリプリーの登場シーンが最高でした。何あの頼りがいのありすぎるお母さん。そしてクイーンを例によって例の如く、宇宙空間に放り出そうとするシーンがあるのですが、そこを見て思い出しました。私、この作品チラッとだけど見たことある。そのシーンだけ変に印象に残っていました。何故かは知りません。多分親が見ていたのをたまたま見たのかなぁと。


エイリアンの母親がクイーンならば、ニュートの母親のように奮闘していたのがリプリーでした。最後は母親同士の意地のぶつかり合いだったのかもしれません。子を守るために戦うリプリーと、子を殺された復讐に燃えるクイーン。怒ると怖いんですね、女の人って。
頼りがいのある一面も多くあるリプリーでしたが、最初は行くのを渋っていたり、悪夢に苛まれるのを見て、リプリーといえども恐怖もあるんだなぁと。
また、ニュートがさらわれた時には「すぐには殺せないから今なら助けられる」と叫んでいました。でも、エイリアンの巣から脱出する際、生きている海兵隊員がいると知りつつ「もう繭の中で助からない」と冷静に判断。当然の反応ではありますが、やはり子供が絡むと冷静な判断すら失ってしまうようです。

57年間の間に子供を失ってしまったリプリー。そんな彼女が出会った少女ニュート。次第にリプリーに心を開いて行くのですが、「大丈夫?」と問われてサムズアップしたり、「夜になると襲ってくる」と言った後に髪を書き上げたり、「こんな小さな子だって生き延びた」と例に挙げられると敬礼したりと、その仕草が良かったですねw脱出の際は頼れる先導者でしたが、やはりまだ子供だと感じさせられる場面もチラホラと。そして何故か「フルハウス」が見たくなりましたw
しかし「ニュート」という名前は彼女の境遇を表しているように感じます。ニュートといえばイモリ。イモリといえば尻尾を切って逃げる。家族がイモリ本体だとすれば、せめてこの子だけでもと尻尾(ニュート)を逃がしたのかなと思ったり。


前回はロボットが主にゲスかったですが、今回はロボット、合成人間のビショップがまともで何よりでした。また裏切るか!?とハラハラしっぱなしでしたwロボットに良い思い出が無いリプリーでしたが、最後はちゃんとビショップも冷凍睡眠の装置に入れるなど、処置を行っていたのが印象的です。施設の電源が落ちた瞬間、ビショップ何やらかした!?と疑ってすいませんでした(汗。
ゲスなのは会社関係者でした。こういう状況だと、大抵会社関係者が利益を求めようとしたり、保身に走ったり、生物学者が貴重なサンプルだとか言い出すので、頼むからまともな判断能力もった人を乗せてください。

上司が殺され、気絶する状況下で、最も頼れたのがヒックス伍長。最初から最後までまともで安心しました。ニュートがはぐれた時もリプリーと共に助けに向かっていたのが印象的です。てっきり「もう助からない!」と言い出すかと。
臆病者だと言われていた中尉も、最後の最後は同胞を助けるために危険を顧みず通路を逆戻り。最後まで生き残ろうとした人々は誰も彼もカッコよかったです。ゲスは除く。


クイーンも倒して、冷凍睡眠で眠りに着く一同。そしてスタッフロールでようやく安心。いつリプリーやニュート、スコットの腹が突き破られるのかハラハラしてました(苦笑。

そんなこんなでエイリアン2でした。1よりも派手なシーンが多かったですが、これはこれで盛り上がる良い映画となっていたと思います。さて3と4か・・・WOWOWで3やるし、見ようかなぁ。


余談
フルメタを読んでいたので、「セントリーガン」と「肯定(アファーマティブ)」が分かって嬉しかったです。まぁ前者は最低な作戦を阻止するために使われたものですけどw
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