ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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画報と50年

2013-08-16 12:50:53 | 本・音楽
結局お盆は帰れずじまい。体に熱がこもっていましたが、何とか収まりました。

で、仕事やら買い物やらに出かけた際、円谷プロの怪獣図鑑を発見しまして。手持ちもあるし、買ってみようかと手に取ろうとすると、その近くに気になる本を発見。ほぅ・・・


そんなこんなで「円谷プロ画報 第1巻」を買いました。もう図鑑を買わないルートに入っている気がしますw


内容は円谷プロ50年の歴史をまとめたものとなっており、今回は50年のうち1966年から1975年の約10年間、「ウルトラQ」から始まり、ウルトラマン、ブースカ、セブン、マイティジャック、戦え!マイティジャック、怪奇大作戦、チビラくん、ウルトラファイト、帰マン、ミラーマン、エース、レッドマン、トリプルファイター、緊急指令10-4・10-10、ダイゴロウ対ゴリアス、ファイヤーマン、アンバランス、ジャンボーグA、タロウ、レオ、ミラーファイト、猿の軍団が収録されています。
ただし、その内「ウルトラQ」から「ウルトラマンレオ」までのウルトラシリーズに関してはどれも2ページしか紹介されていません。「ウルトラマン画報」を兄弟誌といっていたり、帯で好評発売中と宣伝しているあたり、そちらを買ってくださいということでしょう。

ウルトラシリーズの紹介は非常に短いのですが、ピックアップされている怪獣は珍しい面々でした。ウルトラマンならレッドキングやゴモラ、ウルトラセブンならキングジョーやメトロン星人といった具合に、比較的知名度が高いと思われる怪獣・宇宙人が取り上げられるのはよく見ますが、この画報中だと多くても5体しか取り上げられていません。しかもそのうちにQは巨人、ウルトラマンはマグラー、セブンだとリッガー、帰マンならサータン、タロウはジレンマやロードラ、レオはブラックドームと、あまり見ない面々が選ばれていました。エースは有名どころでしたけども、他シリーズは意外な怪獣がちらほらと見受けられました。有名怪獣を見たいなら買えと?(汗。


さてこの円谷プロ画報。全編カラー(白黒作品は白黒)で各作品が紹介されており、ウルトラマン画報同様に短いながらも各話の紹介と登場怪獣などのデータ、巻末には放映リストが掲載されています。セブンと怪奇大作戦のアレはいつも通りの扱いです。チビラくんって放送時間は短いけれども、1年半も放送していたんだなぁ。そしてペロリンガ星人の流用ってあったのか・・・

まず開いた瞬間のファイヤーマンがカッコよすぎました。そして各話紹介を読んでいる時に目に留まったのがハモニガン。この怪獣だけど怪獣らしくないデザインのハモニガン戦が超見たくなったのでDVDを注文しました。ブルトンといい、プリズ魔といい、やっぱり怪獣っぽくない怪獣には魅かれますw

その他の怪獣やメカに関しても見た事の無い面々ばかりだったので、とても新鮮でした。ウルトラマン画報を読んだ時のあのわくわく感を思い出しますね。ミラーマンも各話紹介を読んでいるだけでも見たくなってきました。


今年の冬には第2巻が発売されるようです。まさか50年の歴史が2巻で終わるわけ無い・・・よね?(汗。そもそもウルトラマン画報の下巻が出たのがもう10年も前。当時はコスモス劇場版2までの資料しか掲載されていませんでした。それからコスモス劇場版3が始まって、Qdf、ネクサス、マックス、メビウス、セブンX、怪奇大作戦セカンドファイル、ゼロ、大怪獣バトル、ネオQ、ギンガなどがあるわけですから、ぜひそこら辺も網羅して欲しいですね。
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戦姫絶唱シンフォギアG 第7話「君でいられなくなるキミに」

2013-08-16 07:20:23 | 2013年アニメ
戦姫絶唱シンフォギアG 第7話「君でいられなくなるキミに」

なくなる」じゃなくて「いられなくなる」。「君」から「キミ」へ。「響」から「ガングニール」へ、「切歌」から「フィーネ」へ。そんな風に感じたタイトルです。望まぬ形で人の身から外れ始めている人々が描かれた第7話でした。
冒頭、ノイズの反応と共に検知されたのはガングニールの反応。アレは響がガングニールを纏ったから検知できたのか、それとも纏う以前から検知できたのか。前者であって欲しいです。

「ヒーローになんてなりたくない」「そんなものがいらない世界へと変えるために」「へいき、へっちゃら、もう痛くない」今回歌われた「正義を信じて、握り締めて」は2番でしたが、こちらは響の決意と過去の痛みを感じさせる歌詞となっていました。文字通り燃え上がる響の前に立ちはだかるのは調と切歌。しかしここで1期のクリスと翼の会話が再現されるとは思ってもいませんでしたw
1期:「盾!?」⇒「剣(つるぎ)だ!!」
2期:「盾!?」⇒「何とノコギリ」
ここが今回の救いでした。それ以外の響の戦闘は、見ていて熱いというよりも辛いものがありました。「もう戦わなくてもいい」といっても響は皆を守るためにも戦いをやめないでしょう。まさか2人に絶唱を使わせないために、そのエネルギーを自分の物として解き放つとは思ってもいませんでした。守るためにそこまでするか・・・今枯れようとも、明日に繋がる命を守る響の姿は、カッコよくもあり、哀しくもなってきます。

繋ぎあうことが響のシンフォギア。それなのに今の響にはまともに触れることすら許されません。手と手を繋ぐぬくもりも、暖かすぎてはその手を繋いではいられなくなる。未来がどんなに近づこうとしても未来の体が燃やし尽くされるだけでしょう。それでも危険を顧みずに響に近づこうとした未来は健気でしたが、果たして響を守ると決意した未来はどのような行動を起こすのか。もしかして隠されている最後のCDは未来なのか。

そういえば公式の用語紹介で響の過去が更に明かされていました。確かに立花家には父親がいませんでしたが、てっきりノイズ被害で亡くなったのかと思っていたら・・・ただ、これも一つのノイズによる災害なのかもしれません。幾度と無く辛い目にあってきた響が人を信じられるのは、「陽だまり」を知っているから。未来との「陽だまりメモリア」は、響の胸にも残っているのでしょうね。


そしてフィーネが宿っていたのはマリアではなく、切歌の方。これまでマリアはフィーネが宿っていると演じ続けていたということが明らかになりました。だからウェルから神獣鏡に関して問われても答えられなかったわけですね。
何故演じていたのかは明かされませんでしたが、自分が自分でなくなるという恐怖から調と切歌を救うためでしょうか。誰の器にも宿らないままでは、自分にいつか宿ってしまうと不安になる。けれども誰か1人に宿っていれば、他の2人に宿ることはない。優しいマリアはどんな理由で、どんな思いでフィーネを演じていたのでしょうね。


そういえば今回は「神獣鏡」の出所も明かされました。それは皆神山発掘チームからフィーネが強奪したものでした。どっかで聴いたことがあると思ったら、そもそも奏はそのチームに親がおり、たまたま連れてこられた際にノイズ被害に巻き込まれたはず。つまり奏がシンフォギア奏者となるきっかけとなったのも、フィーネによるものだったと。神獣鏡強奪の際にシンフォギアを身に纏い、ネフシュタンの鎧覚醒の際に亡くなった奏。フィーネや聖遺物にここまで人生を変えられていたんだなぁと。
その片翼、翼さんは今回バイク変形を初披露。1期の時は特攻させてたのに、今回はカブトエクステンダーに変化しましたwガタックエクステンダー落としといい、カブトエクステンダーといい、カブトネタを思い出す今日この頃。


ウェルが奏でるのは協奏曲か狂想曲か。マリアがフィーネではないと知ったウェルがどのような行動を取るのかも気になりつつ、また次回。
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