ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ポケスペ ORAS編 第4話

2015-04-07 22:37:41 | ポケモンシリーズ
ポケットモンスターSPECIALのORAS編、第4話が公開中です。

 サファイアはかつての戦いで、ルビーがいざとなったら抱え込んでしまうと知ってしまいましたから、今回も星の危機となれば、またサファイアに心配をかけてしまうと思ったのでしょう。彼女に心配をかけまいとするルビーの配慮でしょうが、一方でまたルビーが1人で何かしてしまうのではと不安でもあります。

 一方のヒガナは、ルビーのことを「強く賢い良い子」だと思ったと、なかなかの高評価。その一方で、誰がキーストーンを研磨し、バングルという形に仕立て上げたのかを気にし、「デボンめ!どうせ汚い手を使ったに決まってる!」と怒りを顕わにしていました。それをゴニョニョに諌められ、この星に迫る危機に比べれば小さいことだと思い直し、改めて「絶対に守るよ!この星を!」と決意。今のところ、ゲームのヒガナと比べると大分親しみやすいキャラクターになっていると思います。これからどう転じていくのか不安でもありますが(汗。


 その頃ダイゴとエメラルドは初のメガシンカを成功させていました。ダイゴさんからメガシンカのギミックやメガストーン、キーストーン、メガバングルについての説明が再度行われるのですが、「えーっとこれがキーバングルで、はまってるのがメガナイトやね」「そうそう」と誤解するエメラルドとサファイアw
 私もキーストーンとメガストーンの違いをよく理解しないまま、ゲームを進めていましたw

 メガシンカをマスターしたところで、今度は戦う相手についてのおさらい。デボンに届いたのは流星の民からの脅迫状。そこには「誤った技術」∞エナジー運用の停止が要求されていました。
 流星は「流れ星」以外にも「竜棲」、つまりドラゴンポケモンと棲んできた民という説もあるとのこと。公募技の「りゅうせいぐん」を思い出す、面白い言い回しですね。シルエットは左からチルタリス、ガチゴラス、ボーマンダ、ヌメルゴン、オンバーンの5匹で、ゲーム中のヒガナの手持ちです。


 と、そこへツワブキ社長、ハギ老人、ゲンジの3人が登場。キワメとハギが旧知の仲というのは、確かFRLG編でしたか。もうずいぶん昔のことのように感じます。
 せっかくキワメ老からメガシンカでの究極技の修業許可が下りたにも関わらず、「大勢の人が暮らすムロタウン」から離れ、シーキンセツでの修業に向かうことに。ここでツワブキ社長がいつになく険しい表情であることから、何となくこの社長も腹に何か抱えてそうな気がしてなりません。ゲームでは良い人?でも四天王やジムリーダーがポケスペでは的になりますから、社長1人ぐらい敵になるのなんて、些細なことです(笑。
 また、ダイゴが「キワメ老」と言った際にキワメが怒っていましたが、きっと「老」と呼ばれたことに対してでしょう。
 しかし、ムロタウンのどこら辺を指して「大勢の人が暮らす」と言っているのか・・・あそこ、フレンドリィショップすら無いですよ?まぁ集会所のことを指しているのであれば、大勢なのかもしれませんが。


 所変わって遥かかなたミナモシティ。アクア団アジト跡を訪れたのは・・・えーっと、アクア団の・・・(検索中)・・・シズク!(汗。戦いのさなかアオギリに見捨てられ、ジムリーダーに陰ながら情報を流し、団にも戻れずにいた彼でしたが何度かこのアジト跡に来ている様子。
 そこで彼が見たのは在りし日のウシオとイズミ。今見ると、ポケスペの幹部とORASの幹部って大分違いますね。再会を喜んだのもつかの間、顔をつたう汗に気付いたシズクは、かつて炎を用いて幻影を操るのが得意だった敵を思い出す。
 案の定2人は火の影、ホカゲが作り出した幻でした。マグマ団の幹部の中だと、ホカゲはかなりの強敵だった覚えがあります。場所が悪かったとはいえ、フウとランを翻弄したわけですから。

 似たような境遇の2人が手を組む展開となりそうですが、果たして手を組んだところで何をするというのか・・・ヒガナが2人を唆してゲンシカイキを遂行させるとか?もしくは協力してマグマorアクアスーツを作成して、いざという時に備えるとか・・・うーむ。

 といったところで第4話終了。次回はかつてルビーとサファイアがマグマ団と「たんちき」を巡った場所、元「すてられぶね」の「シーキンセツ」!真っ黒なあの場所は、果たしてどのように描かれるのやら・・・
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ネクサスを振り返る

2015-04-07 06:22:55 | ウルトラシリーズ
 先日古塚さんから紹介していただいた「特撮ゼロ」の、ネクサスについての対談を読みました。弧門くんと和倉隊長が当時の撮影現場などを振り返ったり、4名のスタッフがネクサスの制作についての思いが綴られています。でもP.31の詩織の説明文にある「ダークザギエル」・・・一体何者なんだ。どう考えても混ざってますよね?(笑。


 気づけばネクサス放送からもう10年経ったとのことで、時代の流れの早さを感じさせられました。ネクサス放送当時、私は高校2年生で、ウルトラマンの熱が再燃していた頃でした。そしてネクサスは「リアルタイムで第1話を見る初めてのウルトラマン」でした。コスモスが放送されていたのは覚えていますが、ティガからガイアをリアルタイムで見た記憶はありません。
 新聞を広げた時に、OP映像のラストシーンが番組紹介欄に掲載されていたのは、今でも覚えています。私の知っているウルトラマンやセブン、タロウとは全く違う、新しいウルトラマンだと感じました。

 始まってみると、「主人公であるはずの弧門くんがウルトラマンに変身しない」「防衛隊がウルトラマンに攻撃する」「同じ怪獣が数週に渡って登場する」「これまでになく雰囲気が暗い」と、あれこれ衝撃的なウルトラマンでした。今でこそそういった雰囲気全てを含めてネクサスであると捉えられますが、「ウルトラマンのカッコいい戦闘シーン」を求めていた当時は正直言って戸惑いましたし、「え?終わり!?」と思いました(苦笑。
 リコを失ってからは「悪魔」「悪夢」「迷路」「闇」「黙示録」と、サブタイトルから「これでもか!」というくらいに嫌な雰囲気が漂っていましたね。


 弧門くんが何とか立ち直り、姫矢さんの話にも一応の決着がついたところ、今度は雰囲気がガラッと変わった憐編へと突入していきました。姫矢さんの話は、ナイトレイダーたちがウルトラマンと協力するようになったり、街を背にネクサスがゴルゴレムを足止めする、ウルトラマンに力を分け与えるなど、その関係性がどんどん良くなるという面白さがありました。一方の憐はある程度ウルトラマンとの関係性も良好になっていた時期ですし、憐そのもののキャラクターも相まって、明るい雰囲気で見やすかったですね。姫矢さんの話は見辛いわけではなく、リコのあれこれもあって、見るのにそれなりの覚悟が必要と言いますか(苦笑。


 憐編が進んでいくなかで、とうとうスペースビーストとの市街地での戦闘を余儀なくされる展開が訪れました。ネクサスジュネッスブルー&ナイトレイダーVSガルベロス&メガフラシは、ネクサスの中でも屈指の熱いバトルだと思います。言ってしまえば「ウルトラマンと防衛隊が共同で戦う」という、他のウルトラシリーズではありふれた光景です。しかし、これをネクサスで、しかも市街地で行うというのがたまりません。
 人々から見れば、街で暴れる怪獣を倒してくれる青い巨人と戦闘機は味方同士に思えるでしょう。そこに至るまでには様々なドラマがあったというのを思い返すと、ますますグッとくるものがあります。しかもあの連携を、普段は別行動をしているウルトラマンとナイトレイダーがやってのけるのだからたまりません。
 初めはウルトラマンを信じているのは弧門くんだけで、敵視されたり、危険視されたりとそれまでのシリーズにはない扱いをされていたのが、ここまでの信頼関係とコンビネーションを構築するに至ったというのが本当に嬉しかったです。その中にラスボスがいるけど気にするな!(汗。


 そして最終回。「がんばれー!」というあの一言が、どれだけ力を与えてくれたことか!先のシーンもそうですが、「ウルトラマンと防衛隊が共同で戦う」「子供がウルトラマンを応援する」という、これまた他のウルトラシリーズではありふれた光景かもしれません。ですが、それがネクサスで描かれるということがどんなに重要な意味を持つか。
 確かにあのシーンだけ見ても、ノアのカッコよさは伝わると思います。しかし、あそこだけを抜き出しただけでは決して伝わりきらない思いが詰まっています。序盤の悲しい展開も、中盤の重苦しさも、後半の切なさも、どれか1つでも欠けてしまったらきっとあの感動には至りませんでした。

 スペースビーストに何週にも渡って、物理的にも精神的にも苦しめられ、視聴率にも苦しめられたネクサス。スタッフの方々も当時を振り返り、こうしておけば良かったのではないかという言葉もありました、それでも作ってよかったと言っていただけるのは、ファンとしても嬉しい限りです。「最後まで見てよかった!」と、そう思います。
 既に挙げたように、ネクサスはそれまでのウルトラシリーズとは異なる展開が見受けられました。ですが、話が進むに連れて間違いなくネクサスもウルトラマンだと感じられるはずです。


 転んでもまた立ち上がることができれば英雄、とはいうものの、転んでもなかなか立ち上がれない時もあります。「諦めるな!」と口で言うのは簡単ですが、それを実行するのはなかなか難しい。ですが、何の変哲も無いレスキュー隊員だった弧門くんだって、トラウマを乗り越え、転んでも立ち上がることができ、英雄になることができました。諦めなかったからこそ掴み取れた未来がありました。人は諦めさえしなければ、誰だって英雄になることができるのだと、そう思います。

 ネクサスはこの先もずっと、私にとっての特別なウルトラマンであり続けます。出会えて良かったと、心から思える作品です。他のどのウルトラシリーズとも比べられない特別なウルトラマン。それが「ウルトラマンネクサス」です。


 ・・・とまぁ、ネクサス、ネクサスばっかり言ってますが、私はマックスも結構好きです。最初はネクサスとは全く異なる明るい展開に戸惑いましたが、マックスもまたとても魅力的なウルトラマンです。何だかんだでBOXを購入したウルトラシリーズって、ネクサスとマックスだけです。
 全37話を見ることでより一層の感動が味わえるネクサス、通して見てもどこから見ても楽しめるマックス。異なる点が多い2作品ですが、どちらも素晴らしい作品です。
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