今期終了ドラマの中で、唯一相棒以外に見ていたドラマ。それが「○○妻」です。東山紀之さん出演のドラマだったので見ていました。
「○○妻」はニュース番組「NEWS LIFE」の人気キャスター、久保田正純とその妻であるひかりが中心の物語です。ひかりは正純の日々の暮らしを献身的にサポートし、彼が番組内で言ったコメントなどについても毎日欠かさず感想を書いていた。傍目から見ても理想的な妻ではあったが、実はひかりと正純は本当は籍を入れておらず、「契約結婚」であったというところから始まりました。
初めは正純のためならば本当に何でもやってのける妻でしたが、実は過去に恋愛と出産を経験しており、更にその子供を育児放棄で死なせてしまっていたことを告白。その過去が明らかになれば正純にも迷惑がかかるため、敢えて契約結婚を望んでいたとのこと。
小さい頃から家族に暴力を振るっていた正純の父の真相、父の死をきっかけに性格が変わってしまった正純の母、正純の姉の子供の自殺未遂、男遊びが激しいひかりの母の心情などなど、始まってから最後まで落ち着いた話が殆どありませんでした(汗。
特に正純の母に関しては、序盤はちょっと気弱なお母さんだったのが、夫の死後、出来心で万引きはしてしまうは、これまで支えてくれたひかりを疫病神扱いするわで、本当に同じ人物なのか疑ってしまいます。そもそも父が母に暴力を振るっていたのは、子供が出来てからというもの、父が母から愛されていないように感じていたためであり、母もそれに応えることが出来なかったため。自分のせいで家族が被害を受けたという負い目もあって、自棄になってしまっていたのでしょう。
それを、同じく過去に罪を犯してしまったひかりは、罪はどこまで逃げても追ってくると説得。重たい荷物を1人ではなく一緒に持つことで負担は軽くすることが出来る。ひかりだけではなく、正純ら家族もいる・・・ということで落ち着きました。
正純は途中、同じニュース番組を担当している女性キャスター・愛との恋愛にも走ってしまいますが、最終的にはひかりが大切だったことに気づき、ひかりもまた正純の気持ちを受け止め本当の結婚に至ることに。
男遊びの激しかったひかりの母ですが、本当に愛したのは自分の全てを受け入れてくれたひかりの父親だけでした。その性格や行動からひかりからは嫌われ、「あなた」としか呼んでもらえていませんでしたが、「お母さん」と呼ばれた時には涙を流していました。初めは嫌なキャラクターでしたが、娘のことを思う気持ちに偽りは無かったと。
ようやく人間関係も落ち着き、新たな生活がスタートするかと思った矢先、正純は偶然すれ違った不良学生たちに注意をしたことで、彼らに絡まれてしまうことに。ひかりが何とか彼らを追い払い一安心かと思いきや、戻ってきた学生に蹴り飛ばされて階段を落下。咄嗟にひかりが正純をかばい、正純は無事だったもののひかりは意識不明の重態に。
正純はその時既に、過激な発言が続いたこと、ひかりの問題等が世間に明らかになったためニュース番組を降板させられていましたが、かつての相棒の頼みで再び番組内で事件のあらましや妻への思いなどを吐露。ひかりもまた、彼の番組が始まったことに気づくかのように目覚め、番組終了後正純はひかりのもとへと急ぐものの、ひかりは番組が終わると同時に安らかな眠りについてしまった・・・
ひかりを失い呆然としていた正純でしたが、ひかりの母からひかりが「あなたはいつも光を浴びていなければならない」といっていたことを知り、ひかりに恥ずかしくないように再び生きていくことを決意する・・・
といったところで番組終了。ひかりが死亡するというのは意外ではありましたが、最終回の予告で何となくそんな雰囲気も感じることはできました。
最近ニコニコ動画を見ていると、ちょくちょく動画プレーヤー上のニュース欄に「相棒、○○妻のバッドエンド」云々というのが流れますが、正直そんなにバッドエンドだという印象はありませんでした。確かにひかり死亡という点からして、ハッピーエンドでは無いものの、その後正純やひかりの母は立ち直っているわけですから、バッドではないと思います。バッドエンドというのであれば、ひかり死亡で全員無気力のまま終了というのが本当のバッドエンドではないかと。大切な人の死を乗り越えられるのは、大切な人が残してくれた言葉や思い出であるという風にも受け取れます。まぁ、ひかりが生きていて、やり直してハッピーエンド!というのも見てみたかったですけどね。
例え愛する人の過去に何があったとしても、それを許し、全てを受け入れることができるかどうか・・・というのが、心の休まることなく続いていきました(汗。
所々残念だったのが、東山さん演じる正純のダメっぷりというか、没落っぷり。個人的に東山さんのドラマといえば「お前の諭吉が泣いている」と「喰いタン」のイメージがありまして。なので今回も当然カッコいい役だろうという思い込みがあったので、何でもひかりに任せきりだった時代や、酔っ払ってだらしなくしていた場面はあまり見たくありませんでした。なので途中で視聴を断念しようかとも思いましたが、何とか最後まで見続けられました。
最終回放送直後、この番組の評価はそんなに高くなかったです。評価の低さは「私が描いていた東山さんの役とは違う」という理由であり、ドラマそのもののとは関係ないことでした。色々衝撃的な話が続きますが、こういったドラマもたまにはいいのかもしれません。久々に刑事物以外のドラマを見たのに、何故に毎回刑事物以上にハラハラさせられたのでしょう(苦笑。
春からは9係の新シリーズも始まりますが、それ以外のドラマも見ようかなと思う今日この頃です。
「○○妻」はニュース番組「NEWS LIFE」の人気キャスター、久保田正純とその妻であるひかりが中心の物語です。ひかりは正純の日々の暮らしを献身的にサポートし、彼が番組内で言ったコメントなどについても毎日欠かさず感想を書いていた。傍目から見ても理想的な妻ではあったが、実はひかりと正純は本当は籍を入れておらず、「契約結婚」であったというところから始まりました。
初めは正純のためならば本当に何でもやってのける妻でしたが、実は過去に恋愛と出産を経験しており、更にその子供を育児放棄で死なせてしまっていたことを告白。その過去が明らかになれば正純にも迷惑がかかるため、敢えて契約結婚を望んでいたとのこと。
小さい頃から家族に暴力を振るっていた正純の父の真相、父の死をきっかけに性格が変わってしまった正純の母、正純の姉の子供の自殺未遂、男遊びが激しいひかりの母の心情などなど、始まってから最後まで落ち着いた話が殆どありませんでした(汗。
特に正純の母に関しては、序盤はちょっと気弱なお母さんだったのが、夫の死後、出来心で万引きはしてしまうは、これまで支えてくれたひかりを疫病神扱いするわで、本当に同じ人物なのか疑ってしまいます。そもそも父が母に暴力を振るっていたのは、子供が出来てからというもの、父が母から愛されていないように感じていたためであり、母もそれに応えることが出来なかったため。自分のせいで家族が被害を受けたという負い目もあって、自棄になってしまっていたのでしょう。
それを、同じく過去に罪を犯してしまったひかりは、罪はどこまで逃げても追ってくると説得。重たい荷物を1人ではなく一緒に持つことで負担は軽くすることが出来る。ひかりだけではなく、正純ら家族もいる・・・ということで落ち着きました。
正純は途中、同じニュース番組を担当している女性キャスター・愛との恋愛にも走ってしまいますが、最終的にはひかりが大切だったことに気づき、ひかりもまた正純の気持ちを受け止め本当の結婚に至ることに。
男遊びの激しかったひかりの母ですが、本当に愛したのは自分の全てを受け入れてくれたひかりの父親だけでした。その性格や行動からひかりからは嫌われ、「あなた」としか呼んでもらえていませんでしたが、「お母さん」と呼ばれた時には涙を流していました。初めは嫌なキャラクターでしたが、娘のことを思う気持ちに偽りは無かったと。
ようやく人間関係も落ち着き、新たな生活がスタートするかと思った矢先、正純は偶然すれ違った不良学生たちに注意をしたことで、彼らに絡まれてしまうことに。ひかりが何とか彼らを追い払い一安心かと思いきや、戻ってきた学生に蹴り飛ばされて階段を落下。咄嗟にひかりが正純をかばい、正純は無事だったもののひかりは意識不明の重態に。
正純はその時既に、過激な発言が続いたこと、ひかりの問題等が世間に明らかになったためニュース番組を降板させられていましたが、かつての相棒の頼みで再び番組内で事件のあらましや妻への思いなどを吐露。ひかりもまた、彼の番組が始まったことに気づくかのように目覚め、番組終了後正純はひかりのもとへと急ぐものの、ひかりは番組が終わると同時に安らかな眠りについてしまった・・・
ひかりを失い呆然としていた正純でしたが、ひかりの母からひかりが「あなたはいつも光を浴びていなければならない」といっていたことを知り、ひかりに恥ずかしくないように再び生きていくことを決意する・・・
といったところで番組終了。ひかりが死亡するというのは意外ではありましたが、最終回の予告で何となくそんな雰囲気も感じることはできました。
最近ニコニコ動画を見ていると、ちょくちょく動画プレーヤー上のニュース欄に「相棒、○○妻のバッドエンド」云々というのが流れますが、正直そんなにバッドエンドだという印象はありませんでした。確かにひかり死亡という点からして、ハッピーエンドでは無いものの、その後正純やひかりの母は立ち直っているわけですから、バッドではないと思います。バッドエンドというのであれば、ひかり死亡で全員無気力のまま終了というのが本当のバッドエンドではないかと。大切な人の死を乗り越えられるのは、大切な人が残してくれた言葉や思い出であるという風にも受け取れます。まぁ、ひかりが生きていて、やり直してハッピーエンド!というのも見てみたかったですけどね。
例え愛する人の過去に何があったとしても、それを許し、全てを受け入れることができるかどうか・・・というのが、心の休まることなく続いていきました(汗。
所々残念だったのが、東山さん演じる正純のダメっぷりというか、没落っぷり。個人的に東山さんのドラマといえば「お前の諭吉が泣いている」と「喰いタン」のイメージがありまして。なので今回も当然カッコいい役だろうという思い込みがあったので、何でもひかりに任せきりだった時代や、酔っ払ってだらしなくしていた場面はあまり見たくありませんでした。なので途中で視聴を断念しようかとも思いましたが、何とか最後まで見続けられました。
最終回放送直後、この番組の評価はそんなに高くなかったです。評価の低さは「私が描いていた東山さんの役とは違う」という理由であり、ドラマそのもののとは関係ないことでした。色々衝撃的な話が続きますが、こういったドラマもたまにはいいのかもしれません。久々に刑事物以外のドラマを見たのに、何故に毎回刑事物以上にハラハラさせられたのでしょう(苦笑。
春からは9係の新シリーズも始まりますが、それ以外のドラマも見ようかなと思う今日この頃です。