「仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス」を観賞して来ました。
最近頻発している不可思議事件を追うことになった進ノ介と霧子は、事件現場にいつも居合わせている御成とアカリに会いに行くことに。しかしそこで眼魔による盗難事件が発生。タケルは変身して戦うも、進ノ介と霧子には眼魔が見えず、2人はタケルが事件の犯人だと勘違い。剛やマコトもその戦いに乱入するが、誤解はすぐに解けるのだった。
だがモノリスの前で互いの事情を話していると、突如ワームホールが開き、タケルと進ノ介は10年前の世界に迷い込んでしまう。そこで進ノ介は偶然草むらに隠れていたベルトさんと初めて出会い、タケルは生前の父・龍、そして過去の自分とアカリと出会う。
2人が過去に行ったためにバタフライ・エフェクトが発生し、現代ではロイミュードたちが復活し、チェイスもまた復活を遂げていた。一方過去では幼いアカリが眼魔に誘拐され、ダヴィンチ眼魂を生み出すために利用されようとしていた。奇しくもその日は龍が亡くなった日。果たしてタケルと進ノ介はアカリを助け出し、タケルは龍を守ることができるのか・・・
と、そんな感じのMOVIE大戦。今回は例年と異なり、最初からゴーストとドライブの物語が絡み合います。以前「映画を見なきゃ、本編が分からないという作りにはして欲しくない」といった旨を書きましたが、見終わった後は「本編と密に絡めたほうがよかったんじゃね・・・?」と思ってしまいました(汗。とにかく「え!?」と驚かされることが多いの何の・・・以下、気になった点です。
①ドライブとゴーストが知り合っていない
ドライブ特別編において、進ノ介とゴーストが出会い、更にゴースト本編でもニュートン眼魂の入手はドライブ特別編であることが描かれていました。ですが、この映画においてはどうやら初対面の様子。ゴーストに変身したタケルが、昨今世間を騒がせている不可思議事件の犯人ではと疑い戦うという展開になり、その誤解はすぐに解けたわけですが、そもそも知り合っているのならば、助けてもらったことのある進ノ介がゴーストを犯人扱いするとは思えません。
そのため、この時点でドライブとゴーストは知り合っていないと考えられます。
②ハーレー博士、マッハドライバー炎を作る
ベルトさんの遺志はいずこに・・・
③マコト兄ちゃん、変わってない
本編では「誰も信じない!」と言ってる彼ですが、こちらではタケルの危機にぶつくさ言いながらも助けに入ってくれたり、普通に共闘し、過去に行ったタケルと進ノ介を案じ、2人が未来から帰ってくると「ダブルヒーローの帰還」とか言っちゃうくらい良い人になってました(笑。
④ベルトさんの扱い
過去世界にて、なぜか大天空寺の草むらにいたベルトさん。まだ進ノ介と知り合っていないのはさておいて、何でそんな所にいたんだ・・・龍にドライブとして戦ってもらおうとしてたんですかね。
草むらにいたのはいいとしても、過去世界においてベルトさんは殆ど喋りません。折角2人の出会いを描いていたというのに、過去世界ではタケルと龍の交流ばかり。現役ライダーを重視したいのは分かりますが、もう少し進ノ介とベルトさんのやり取りを見せて欲しかったです。
⑤ロイミュードは必要か?
この映画における一番の疑問です。
1.バタフライ・エフェクトでロイミュードが復活した!
→戦うマッハとスペクター!
→いつの間にか寺に戻る
2.ロイミュードのアジトを突き止めた!チェイスも復活した!ダヴィンチも現われた!
→仮面ライダー純も現われたけど瞬殺!
→寺に戻って葬式
3.過去から送られてきたラファエロとミケランジェロの眼魂を使って、ダヴィンチを倒すぞ!
→英雄への思いが薄くて使えず、奪われてしまった!
→過去でダヴィンチを倒したからみんな消失。チェイスも消失
如何にも「悪」な感じで復活したハートたち。しかも超進化態。1で大勢のロイミュードを引き連れて復活した時はどうなるのかと思いましたが、ロイミュードと少し戦ったら、いつの間にか寺に戻ってました。で、アジトを襲おうとしたら仮面ライダー純が割り込んできて、彼の葬式をするために寺に帰還。最後は多少戦ったものの、ハートたちの出番が非常に味気ないものになっています。そもそもあんなにロイミュードいるんだったら、アジトに立てこもる必要ないんじゃね?と思わざるを得ない。
「悪として復活したけれども、何らかのきっかけで進ノ介たちとのやり取りを思い出し、最後は再び友としてハートと進ノ介が共闘!」みたいなのが見たかったなぁ・・・わざわざハートたちを復活させた意図が感じられません。チェイスもサラッと復活して、あっという間に消えていったのが不満です。
また、今回の大ボスであるダヴィンチも過去編でアカリの思いを糧に復活するのではなく、先に現代編で登場したため、過去編でカッコよく登場してもあまりインパクトがありませんでした。チェイス復活、ダヴィンチ登場を全て仮面ライダー純の出落ちに持っていかれている感じが否めません。しかもその後の、仙人と本願寺のやり取りが地味に長い・・・うーむ。
・・・とまぁ、大体そんなところです。見所といえば、龍や御成、霧子のアクションシーン、トウサン魂、イグアナゴーストライカー&ライドブースターの合体、指輪を指にはめて照れくさそうにする霧子、ラストの結婚式といったところです。
上記の①から⑤はいずれも「この映画ではこういうものだから、それを受け入れて楽しめ!」と言われるかもしれません。確かにゴーストだけならば「父から子に受け継がれる思い」というテーマは悪くないとは思います。マコト兄ちゃんの性格が今の本編と違ったり、クモランタンじゃなく不知火が使われていることも、「パラレルだし」と受け入れられます。
しかし既に最終回を迎えたドライブ組、特にハートたちロイミュードの扱いは不満です。お祭り映画だからって、とりあえず出しとけばいいというものではないと思います。本編であんなに感動的な別れをしたのに、今回のは幾らなんでもあっさり過ぎます。仮面ライダー純とその後の漫才に割く時間があるのなら、もうちょっと剛とチェイスのやり取りとかをですね・・・
何だかなぁ・・・と不満の残った超MOVIE大戦でした。あ、謎のライダーもちょっとだけ出ます。
最近頻発している不可思議事件を追うことになった進ノ介と霧子は、事件現場にいつも居合わせている御成とアカリに会いに行くことに。しかしそこで眼魔による盗難事件が発生。タケルは変身して戦うも、進ノ介と霧子には眼魔が見えず、2人はタケルが事件の犯人だと勘違い。剛やマコトもその戦いに乱入するが、誤解はすぐに解けるのだった。
だがモノリスの前で互いの事情を話していると、突如ワームホールが開き、タケルと進ノ介は10年前の世界に迷い込んでしまう。そこで進ノ介は偶然草むらに隠れていたベルトさんと初めて出会い、タケルは生前の父・龍、そして過去の自分とアカリと出会う。
2人が過去に行ったためにバタフライ・エフェクトが発生し、現代ではロイミュードたちが復活し、チェイスもまた復活を遂げていた。一方過去では幼いアカリが眼魔に誘拐され、ダヴィンチ眼魂を生み出すために利用されようとしていた。奇しくもその日は龍が亡くなった日。果たしてタケルと進ノ介はアカリを助け出し、タケルは龍を守ることができるのか・・・
と、そんな感じのMOVIE大戦。今回は例年と異なり、最初からゴーストとドライブの物語が絡み合います。以前「映画を見なきゃ、本編が分からないという作りにはして欲しくない」といった旨を書きましたが、見終わった後は「本編と密に絡めたほうがよかったんじゃね・・・?」と思ってしまいました(汗。とにかく「え!?」と驚かされることが多いの何の・・・以下、気になった点です。
①ドライブとゴーストが知り合っていない
ドライブ特別編において、進ノ介とゴーストが出会い、更にゴースト本編でもニュートン眼魂の入手はドライブ特別編であることが描かれていました。ですが、この映画においてはどうやら初対面の様子。ゴーストに変身したタケルが、昨今世間を騒がせている不可思議事件の犯人ではと疑い戦うという展開になり、その誤解はすぐに解けたわけですが、そもそも知り合っているのならば、助けてもらったことのある進ノ介がゴーストを犯人扱いするとは思えません。
そのため、この時点でドライブとゴーストは知り合っていないと考えられます。
②ハーレー博士、マッハドライバー炎を作る
ベルトさんの遺志はいずこに・・・
③マコト兄ちゃん、変わってない
本編では「誰も信じない!」と言ってる彼ですが、こちらではタケルの危機にぶつくさ言いながらも助けに入ってくれたり、普通に共闘し、過去に行ったタケルと進ノ介を案じ、2人が未来から帰ってくると「ダブルヒーローの帰還」とか言っちゃうくらい良い人になってました(笑。
④ベルトさんの扱い
過去世界にて、なぜか大天空寺の草むらにいたベルトさん。まだ進ノ介と知り合っていないのはさておいて、何でそんな所にいたんだ・・・龍にドライブとして戦ってもらおうとしてたんですかね。
草むらにいたのはいいとしても、過去世界においてベルトさんは殆ど喋りません。折角2人の出会いを描いていたというのに、過去世界ではタケルと龍の交流ばかり。現役ライダーを重視したいのは分かりますが、もう少し進ノ介とベルトさんのやり取りを見せて欲しかったです。
⑤ロイミュードは必要か?
この映画における一番の疑問です。
1.バタフライ・エフェクトでロイミュードが復活した!
→戦うマッハとスペクター!
→いつの間にか寺に戻る
2.ロイミュードのアジトを突き止めた!チェイスも復活した!ダヴィンチも現われた!
→仮面ライダー純も現われたけど瞬殺!
→寺に戻って葬式
3.過去から送られてきたラファエロとミケランジェロの眼魂を使って、ダヴィンチを倒すぞ!
→英雄への思いが薄くて使えず、奪われてしまった!
→過去でダヴィンチを倒したからみんな消失。チェイスも消失
如何にも「悪」な感じで復活したハートたち。しかも超進化態。1で大勢のロイミュードを引き連れて復活した時はどうなるのかと思いましたが、ロイミュードと少し戦ったら、いつの間にか寺に戻ってました。で、アジトを襲おうとしたら仮面ライダー純が割り込んできて、彼の葬式をするために寺に帰還。最後は多少戦ったものの、ハートたちの出番が非常に味気ないものになっています。そもそもあんなにロイミュードいるんだったら、アジトに立てこもる必要ないんじゃね?と思わざるを得ない。
「悪として復活したけれども、何らかのきっかけで進ノ介たちとのやり取りを思い出し、最後は再び友としてハートと進ノ介が共闘!」みたいなのが見たかったなぁ・・・わざわざハートたちを復活させた意図が感じられません。チェイスもサラッと復活して、あっという間に消えていったのが不満です。
また、今回の大ボスであるダヴィンチも過去編でアカリの思いを糧に復活するのではなく、先に現代編で登場したため、過去編でカッコよく登場してもあまりインパクトがありませんでした。チェイス復活、ダヴィンチ登場を全て仮面ライダー純の出落ちに持っていかれている感じが否めません。しかもその後の、仙人と本願寺のやり取りが地味に長い・・・うーむ。
・・・とまぁ、大体そんなところです。見所といえば、龍や御成、霧子のアクションシーン、トウサン魂、イグアナゴーストライカー&ライドブースターの合体、指輪を指にはめて照れくさそうにする霧子、ラストの結婚式といったところです。
上記の①から⑤はいずれも「この映画ではこういうものだから、それを受け入れて楽しめ!」と言われるかもしれません。確かにゴーストだけならば「父から子に受け継がれる思い」というテーマは悪くないとは思います。マコト兄ちゃんの性格が今の本編と違ったり、クモランタンじゃなく不知火が使われていることも、「パラレルだし」と受け入れられます。
しかし既に最終回を迎えたドライブ組、特にハートたちロイミュードの扱いは不満です。お祭り映画だからって、とりあえず出しとけばいいというものではないと思います。本編であんなに感動的な別れをしたのに、今回のは幾らなんでもあっさり過ぎます。仮面ライダー純とその後の漫才に割く時間があるのなら、もうちょっと剛とチェイスのやり取りとかをですね・・・
何だかなぁ・・・と不満の残った超MOVIE大戦でした。あ、謎のライダーもちょっとだけ出ます。