氷菓 第11.5話「持つべきものは」
女帝・入須冬実の依頼を解決して以降、省エネ主義の折木奉太郎は普段以上にやる気が感じられず、返事も気のないものばかり。姉の供恵に勧められるがままにプールの監視員のバイトを引き受けることになった奉太郎を見に、同じ古典部の千反田える、福部里志、伊原摩耶花の3人がやってきても、奉太郎の反応は薄いまま。
しかし、千反田との会話を経て、千反田が持ち込んできた「気になること」を解決しようとしているうちに、次第に奉太郎にも変化が現われ始め・・・
放送開始から早数年。ずっと気になっていた11.5話をようやく視聴しました。
11.5話ということで、「愚者のエンドロール」と「クドリャフカの順番」の間に収まる物語です。「愚者のエンドロール」において結果としては入須先輩の良いように扱われてしまった奉太郎は、「頭を使いたくない」ということで新聞ではなくテレビを見たり、里志たちに何を言われても反応は凄くあっさりしたものでした。
そんな奉太郎の気持ちを変えたのは、他でもない千反田でした。一般論としての「普通」と「特別」にこだわっているというか、何か思うところのある奉太郎に対し「折木さんは特別ですよ!私にとって」「主観じゃダメですか!?周りと比べて普通とか特別とか、そんなこと気にしなくたっていいじゃないですか。誰か1人でもいい。特別だと思ってくれる人がいれば、私はそれで十分だと思うんです」と正面から告げる千反田が印象に残ります。
例えば、入須先輩のような人は、奉太郎のいう一般論としての「特別」な人だと思います。「女帝」の異名をもつのは伊達ではないことは「愚者のエンドロール」においても遺憾なく発揮されていました。
しかし、その女帝にしたって千反田と関われば、不意を突かれて素っ頓狂な声をあげることもあり、文化祭で可愛いものを見つければ購入し、純粋に雛のルートが変わったことに興味を持ったりもする。そうした「普通」の人であることも描かれていたと思います。
奉太郎も数々の事件を解決してはいるものの、迷いもすれば悩みもある「普通」の人間です。でも、千反田にとっては叔父の事件と長年の謎を解決してくれた「特別」な存在。誰からも、ではなく、誰か1人からでも頼られることは、それだけで特別であり、喜ぶべきことなんだと感じました。
そんな千反田の言葉や、奉太郎のモットーを把握した里志の励まし、摩耶花の腐れ縁感ある励ましで無事に立ち直れた奉太郎。最後には千反田から、彼女が気になっていた「白いもの」の正体が分かったのかと問われて
「簡単だ。ここには他に白いものが無い・・・あ、もう1つあったか・・・」
と返しています。その視線の先には白い水着を着た千反田が・・・前半の苦さからこの甘さ。最高でした(笑。これより前に千反田は「私、気になります!」といつもの調子で奉太郎の手を取り、自分の胸のあたりに持ってきています。その時、奉太郎がめちゃくちゃ恥ずかしがっているのに対し、千反田は特に気にしている様子はありませんでした。
が、この言葉を告げられた後は、千反田も自分がちゃんと見られていたことに気づき、気恥ずかしそうにしていました。この変化がまた最高に可愛らしく、青春してるなぁと感じたシーンでしたね。
こうしたことがあってからの、文化祭でコスプレ写真を見られて照れる千反田、というのにも納得がいきます。
また、プールに千反田たち3人が姿を見せた時も、奉太郎の視線はすぐに千反田の水着姿に移動していました。里志の水着には興味ないでしょうし、摩耶花の水着も、言ってしまえば腐れ縁ですから授業で見る機会はあったでしょう。だからこそ、初めて見るであろう千反田の水着に目がいったのは当然といえば当然です。
そんなわけで本編中では描かれることのなかった水着回でしたが、個人的には水着よりも、水着の上にパーカーを羽織っている千反田が可愛い回でした(笑。
そんなこんなで氷菓の番外編、楽しませてもらいました。
ちなみにゲスト出演の赤い水着の女性の声を聞いた瞬間に「あ、悠木さんだ」と気づきました(笑。
女帝・入須冬実の依頼を解決して以降、省エネ主義の折木奉太郎は普段以上にやる気が感じられず、返事も気のないものばかり。姉の供恵に勧められるがままにプールの監視員のバイトを引き受けることになった奉太郎を見に、同じ古典部の千反田える、福部里志、伊原摩耶花の3人がやってきても、奉太郎の反応は薄いまま。
しかし、千反田との会話を経て、千反田が持ち込んできた「気になること」を解決しようとしているうちに、次第に奉太郎にも変化が現われ始め・・・
放送開始から早数年。ずっと気になっていた11.5話をようやく視聴しました。
11.5話ということで、「愚者のエンドロール」と「クドリャフカの順番」の間に収まる物語です。「愚者のエンドロール」において結果としては入須先輩の良いように扱われてしまった奉太郎は、「頭を使いたくない」ということで新聞ではなくテレビを見たり、里志たちに何を言われても反応は凄くあっさりしたものでした。
そんな奉太郎の気持ちを変えたのは、他でもない千反田でした。一般論としての「普通」と「特別」にこだわっているというか、何か思うところのある奉太郎に対し「折木さんは特別ですよ!私にとって」「主観じゃダメですか!?周りと比べて普通とか特別とか、そんなこと気にしなくたっていいじゃないですか。誰か1人でもいい。特別だと思ってくれる人がいれば、私はそれで十分だと思うんです」と正面から告げる千反田が印象に残ります。
例えば、入須先輩のような人は、奉太郎のいう一般論としての「特別」な人だと思います。「女帝」の異名をもつのは伊達ではないことは「愚者のエンドロール」においても遺憾なく発揮されていました。
しかし、その女帝にしたって千反田と関われば、不意を突かれて素っ頓狂な声をあげることもあり、文化祭で可愛いものを見つければ購入し、純粋に雛のルートが変わったことに興味を持ったりもする。そうした「普通」の人であることも描かれていたと思います。
奉太郎も数々の事件を解決してはいるものの、迷いもすれば悩みもある「普通」の人間です。でも、千反田にとっては叔父の事件と長年の謎を解決してくれた「特別」な存在。誰からも、ではなく、誰か1人からでも頼られることは、それだけで特別であり、喜ぶべきことなんだと感じました。
そんな千反田の言葉や、奉太郎のモットーを把握した里志の励まし、摩耶花の腐れ縁感ある励ましで無事に立ち直れた奉太郎。最後には千反田から、彼女が気になっていた「白いもの」の正体が分かったのかと問われて
「簡単だ。ここには他に白いものが無い・・・あ、もう1つあったか・・・」
と返しています。その視線の先には白い水着を着た千反田が・・・前半の苦さからこの甘さ。最高でした(笑。これより前に千反田は「私、気になります!」といつもの調子で奉太郎の手を取り、自分の胸のあたりに持ってきています。その時、奉太郎がめちゃくちゃ恥ずかしがっているのに対し、千反田は特に気にしている様子はありませんでした。
が、この言葉を告げられた後は、千反田も自分がちゃんと見られていたことに気づき、気恥ずかしそうにしていました。この変化がまた最高に可愛らしく、青春してるなぁと感じたシーンでしたね。
こうしたことがあってからの、文化祭でコスプレ写真を見られて照れる千反田、というのにも納得がいきます。
また、プールに千反田たち3人が姿を見せた時も、奉太郎の視線はすぐに千反田の水着姿に移動していました。里志の水着には興味ないでしょうし、摩耶花の水着も、言ってしまえば腐れ縁ですから授業で見る機会はあったでしょう。だからこそ、初めて見るであろう千反田の水着に目がいったのは当然といえば当然です。
そんなわけで本編中では描かれることのなかった水着回でしたが、個人的には水着よりも、水着の上にパーカーを羽織っている千反田が可愛い回でした(笑。
そんなこんなで氷菓の番外編、楽しませてもらいました。
ちなみにゲスト出演の赤い水着の女性の声を聞いた瞬間に「あ、悠木さんだ」と気づきました(笑。