ひびレビ

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「ゴーストバスターズ(2016年版)」を観て

2017-05-05 07:34:53 | テレビ・映画・ドラマ
 2016年に公開された「ゴーストバスターズ」を観ました。

 舞台はニューヨーク。エリンは大学から終身雇用を認めてもらえるか否かの瀬戸際に立っていた。そんな彼女の元に、かつての友人であるアビーと共に書いたゴーストの本を手にした男性が現れ、幽霊屋敷の相談を持ち掛けてきた。
 ゴーストの研究をしていたと知られては、終身雇用に関わる。エリンはアビーの元を訪れ、アビーからは本の販売を止める代わりに、その幽霊屋敷へと頼まれる。果たして屋敷にはゴーストが出現し、それを見たエリン、アビー、そしてアビーの友人であり発明家でもあるホルツは大興奮。エリンとアビーはそれぞれの研究室を追われることになるが、友情を取り戻し、3人はゴーストにまつわる研究を開始する。

 新たに幽霊事件にかかわったパティ、顔は良いけど頼りない受付係のケヴィン。彼らを加えてゴーストの調査にあたる中、エリンたちは事件が起きた場所に超常現象を誘発する装置が置かれていることに気づく。いつしか「ゴーストバスターズ」と呼ばれるようになった彼女たちは、装置を置いた人物が恐ろしいことを企てていることに気づき・・・


感想
 昨年の公開時に金曜ロードショーで第1作目の「ゴーストバスターズ」を、レンタルで「ゴーストバスターズ2」を視聴したのですが、今作はそれらのオマージュと思われるシーンが多々見受けられました。シーンのみならず、かつての登場人物たちも役割を変えて登場しています。1、2を観ていたため、今作はより一層楽しめました。

 先代は男性4人組でしたが、今回はエリン、アビー、ホルツ、パティの女性4人組。エリンとアビーはかつての友人であり、一時は疎遠だったようですが、今回の件で友情を取り戻すことに。今作の敵は彼女らのようにゴーストが見えたものの、そのことにより蔑まされていた人物でした。彼もまた、エリンとアビーのように、同じ境遇の友人がいれば今回のようなことは起こらなかったでしょう。
 一度は手放してしまった手を、今度は決して離さない。ゴースト退治のみならず、そうした友情も描かれていた映画でした。最初はエリンとアビーの仲も険悪だったので、終盤に至るに連れて回復していくものだと思ってましたが、思っていたよりも早い段階で友情が戻ったのは意外でした。

 ストーリーはゴースト退治をメインにしつつ、怖すぎず、笑いすぎず、程よいバランスが保たれていたと思います。ゴーストが出て来そうな雰囲気が漂っているのに笑いを誘う行動を取ったり、それでいて締めるところはきっちり締めていました。
 冒頭、幽霊屋敷の女性幽霊が現れたので「今回はこれがラスボスか!?」と思ったら、大勢いるゴーストのうちの1体だったのにはちょっと驚きました。先代は決まったゴーストとの闘いが主でしたが、今回はそれ以外のゴーストとも、捕獲ビーム以外の武器も使って戦っており、そのバトルも見応えのあるものでした。

 中でもホルツが非常にいい味を出していたと思います。ホルツは優秀な科学者なのですが、ゴーストが起こした音か!?と思ったら、幽霊屋敷で堂々とポテチを食べていた音だったのには笑いました(笑。
 捕獲ビーム以外の武器を作ってくれたのも彼女でしたし、二丁拳銃で次々とゴーストを退けていく様は、武器の収納シーンまで含めて最高にカッコよかったです。かと思えばやけに真面目な一面も見せたりと、あれこれと楽しませてくれるキャラクターだったかと。


 ゴーストバスターズ2から時を経て、女性4人組をメインに据えた新作、楽しませてもらいました。スタッフロールも見逃せません。
 個人的には1、2へのオマージュも含めて、やりたいことをやった感があったように思えるのですが、最後のシーンを見ると続編の雰囲気が・・・これ以上どう楽しませてくれるのか、期待しています。
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