ひびレビ

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機動新世紀ガンダムX 第29話「私を見て」

2024-06-05 07:15:35 | アニメ・ゲーム
機動新世紀ガンダムX 第29話「私を見て」

 待ちに待ったティファの甘い甘い夢が見られる第29話。
 ガロードが世界に目を向ける一方で、置き去りにされてしまったティファが見たのはガロードの夢。初期のティファからは想像もつかないほど、ガロードを愛おしく思っている表情がたまらなく可愛いですね。とはいえ、こんな甘々な夢、親しい相手にだってなかなか話せないでしょう。それを打ち明けられるほどに信頼されているって、やっぱテクス先生はすげぇよ……今回最後の「訳あって、面会謝絶だが」もカッコよすぎます。

 さて、ニュータイプ研究所に向かうフリーデン一行を襲ったのは、フロスト兄弟とアベル中尉。アベル中尉の覚醒を促すべく、彼を戦場で一人にしたところ果たしてフラッシュシステム対応者として覚醒。持ち前の技能とビットモビルスーツによってガロードたちを窮地に追い込んでいきます。
 前回ひどいダメージを負ったためガンダムレオパルドは出撃出来ませんでしたが、仮に出撃出来ていたとすれば、地上から弾幕を張って本体を見抜けた……か?結果はさておき、出撃出来ないことに対していつになく怒りを露わにするロアビィ。物に当たったうえに、ジャミルの許可なしでGXに乗り込もうとするなど、荒々しさが目立ちます。前回、命が失われていくのを目の当たりにしたこともあり、誰かの危機に何も出来ない自分というのが許せないのかもしれません。

 また、窮地とはいっても、ダブルエックスはシールドや飛行ユニット?を壊されこそすれ、原形は保っています。この後、宇宙で初めて戦った際も結構なダメージを負うものの、レオパルドのように大破はしていませんでした。ツインサテライトキャノンを放つ過程で攻撃されても大丈夫なように、相当頑丈に作られているのでしょうか?

 ともあれ、アベル中尉の攻撃によって墜落するガロード……ティファが呼びかける寸前の彼の目は、死を覚悟したかのように虚ろなものでした。それが、ティファを感じ取った瞬間に生気が蘇るあたり、改めてガロードにとってティファは生きる理由のひとつなのだなと感じさせられました。
 ティファが示した機体を一切の躊躇なく攻撃したうえに、彼女の危機に「ティファに手を出すな!!」と駆けつけるカッコよさたるや!叫び声も相まって素晴らしかったです。

 自分を取り巻く大きな世界に目を向けることも大切ですが、それと同じくらい自分の身近な世界も大切にしなければなりません。ここ最近は新連邦が話題の中心にいましたが、今回の話で再び話の焦点がガロードとティファに当てられたように思います。
 また、一方でフロスト兄弟も目論見も着々と進行中。ガロードが世界に目を向けるようになったのに対し、この兄弟はずっと自分たちの世界のことしか考えていないような気がしますね……

 そんなこんなでまた次回。
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