ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ハピネスチャージプリキュア! 第29話「アクシアの真の姿!シャイニングメイクドレッサー!!」

2014-08-24 10:28:04 | 2014年アニメ
ハピネスチャージプリキュア! 第29話「アクシアの真の姿!シャイニングメイクドレッサー!!」

今回の応援メッセージは、スマイルプリキュア!よりキュアピース!掛け声は無かったものの、期待通り、久々のぴかりんじゃんけんもありました。予備動作を見て、「来た!」と思わずグーを出したのも2年ぶりですw
可愛らしい一面もありますが、父の日のかっこよさも印象的です。あとはハッピーロボの時の、テンションの上がりっぷりも楽しかったです。マリン同様、見ていて楽しいプリキュアです。最近はBS11でスイーツの再放送が行われていますが、来年はスマイルの再放送をしてくれると良いなぁ。

さて今回はブルーとミラージュの馴れ初めと、破局に至るまでの経緯が語られました。愛し合っていたものの、ブルーは地球の全てのものを愛さなければならないと感じており、ミラージュ1人を愛することは無かったと。とはいえ、失恋してすぐにミラージュになったとは考えにくいですし、おそらく裏でディープミラーが糸を引いていたのでしょう。オレスキーたちもディープミラーが引き込んだ連中かな。ファントムはブルーと同じくミラージュを愛していた存在、もしくは親類で、ミラージュを傷つけたブルーを許せず、幻影帝国側についたとか?

皆が幸せになるのは難しい。自分が幸せになっても、誰かを倒したり、傷つけたりするだけでは不幸が残ってしまう。皆でおいしくご飯を食べることが難しいように、幸せになることも難しい。けれども、難しいからといって諦めるのではなく、何とか解決方法が無いかを探すことは大切だと思います。最初から「仕方の無いこと」と犠牲を認めてしまうのは違います。ここら辺は、何となく鎧武にも通じてる部分があるかと。

誠司は、何も言わずとも、めぐみの声だけで悩みがあると察していました。そして、ブルーとミラージュの関係を聞いて顔を曇らせためぐみを気にしていました。皆が幸せになるのは難しい、というのは恋愛関係にも関わってきますね。好きな人に幸せになって欲しい、けれども本当は自分が相手と恋愛関係になりたかった。めぐみと恋人になれるのも1人だけ。選ばれなかった人たちの気持ちはどうなるのか・・・だからこそ、皆を平等に愛するブルーのような考えが生まれるのかもしれません。しかし、それでは好きになっても思いが届かないことになり、それこそ不幸に・・・本当、難しいものです。

次回はファントムの秘策・アンラブリー!・・・案外と良いんじゃないでしょうか(汗。
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仮面ライダー鎧武 第42話「光実!最後の変身!」

2014-08-24 09:57:24 | 仮面ライダー鎧武
仮面ライダー鎧武 第42話「光実!最後の変身!」

捕らわれていた人々を救い出したザックたち。駆けつけた紘汰も晶やラット、リカの無事を喜ぶ。安心するのはまだ早く、人々を街の外に連れて行かなければならない。と、そこにインベスたちが現れ、紘汰は鎧武ジンバーレモンアームズに、戒斗はバロン・レモンエナジーアームズに変身し、その間に城乃内たちは人々を逃がす。

倒れた舞を看病するペコとチャッキー。そこへ光実が現れ、2人の制止も聞かず、慌てて舞に駆け寄る。光実は、舞の異変に、やはり舞の体に黄金の果実が取り込まれていると気づく。そこへ凌馬も現れ、このままで舞の体が持たないため、どこか病院へ運び、自分が何とかすると言い出した・・・


感想
「猿には人間になって欲しい」からの「猿の軍団」のCMで笑いましたw

ただただ舞を救おうとしていた光実。しかし、その途中で度重なる裏切りを経てしまい、オーバーロード側についてしまいました。レデュエと共に行動しながら、彼を信頼せず、ロシュオの傍に舞を置いたものの、そのロシュオからも信頼されず、黄金の果実は舞の体内に託されることに。舞を守ろうとして起こした行動の結果、舞を化け物に変貌させかけてしまう。結果、光実は何も成し得なかったことに・・・
かつて光実は「この笑顔を見ていられるのなら、僕はどんなことだってできる」と考えていました。しかしその結果が、笑顔が見られなくなるどころか、思い出せなくなることに。せめて彼女の命だけはと、自らの命をかけて舞を守ろうとする光実。その姿はどこか哀しいものでした。次回予告では久々に「ミッチ」呼びが出ていましたが、さてどんな決着を迎えるのか・・・

一方の戒斗は、ここに来てヘルヘイムすら取り込んで強くなろうと考えていました。自分の負傷すら厭わず、倒れたらそこまでだとする彼と、どこまでも見届けようとする耀子。ヘルヘイムすら取り込もうとした結果、何と次回はヘルヘイムの果実を手にしており、バロンは仮面ライダーキバのキングっぽくなっていました。ここに来て更に予想外の状況になるとは。

そして凌馬。光実を唆して、邪魔者である紘汰を排除し、黄金の果実の力を手に入れようとしているのでしょう。次回はバロン&マリカと戦うことになるようですが、こちらもどうなることやら。

ラスボスが一体誰になるのか。未だに想像がつかないこの状況。そもそもラスボスに該当する存在がいるのかどうか・・・
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烈車戦隊トッキュウジャー 第25話「おとぎ話が飛び出して」

2014-08-24 09:24:18 | スーパー戦隊シリーズ
烈車戦隊トッキュウジャー 第25話「おとぎ話が飛び出して」

今回はおとぎ話や人の生み出した物語の登場人物を実体化させる、ピンスポシャドーが相手でした。真っ先に思い出すのはジョジョ6部のスタンド「ボヘミアン・ラプソディー」です。ピンスポシャドーが、このスタンドの持ち主であるウンガロを実体化させたら、被害はさらに恐ろしいことに・・・(汗。シンデレラと赤ずきんの組み合わせは、頻繁に読んでいたわけではありませんが、「月光条例」を思い出します。

トカッチが昔から憧れていたヒーロー・リョーナイト。彼の正体はトカッチの憧れであるリョー兄ちゃんでした。まだまだ兄からの卒業が出来ていないようではあったものの、リョーナイトはトカッチの心から生まれた存在。自分の悪いところには気づいており、それが兄の姿をとって忠告してくれたと。憧れるだけでなく、兄に近づきつつあるトカッチ。そんな彼に優しく接するミオに、トカッチも何か感じた様子。こちらの成り行きも楽しみです。

一方のシャドー側では、案の定シュバルツ生存。これで反撃するのはシャドーかレインボーラインか、はたまたどちらもか。ノア夫人が見た、ゼットに重なるグリッタの存在も気になります。

ともあれ、次回は銭湯で戦闘開始!銭湯(バス)ジャック・パニックを思い出します。にしても、温泉シーンとは珍しい・・・水着も含めると、ゴセイジャー以来でしょうか?
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プリパラ 第8話「ドキドキ!夏だ!水着だ!プールでかしこまっ♪」

2014-08-23 11:24:05 | 2014年アニメ
プリパラ 第8話「ドキドキ!夏だ!水着だ!プールでかしこまっ♪」

「友達とプールが『いっちばーん!』」と言っていましたが、これはオールスターセレクションの影響ですかね。その内、「ハピなる!」とか言い出すんじゃなかろうか。

約束に始まり、約束に終わった第8話。冒頭の想像力豊かならぁらのイメージや、シュノーケル付で、らぁらとなおの仲直りを見つめるみれぃ、ウォータースライダーを滑り降りる謎イケメンなど、笑える場面もありましたが、物語そのものはとても良い話でした。

何度もなおに、プリパラでアイドルをやっていることを話そうとしても、なかなか言い出せずにいたらぁら。遂にそれを告白したものの、一度は「嘘つき」「大嫌い」と言われてしまいました。そんな彼女に「アイドル違反」というチケットを貼るみれぃ。「たった1人の友達を笑顔に出来なくては、大勢のファンを笑顔になど出来ない」と告げ、ライブ前の告白シーンでも涙目ならぁらを明るくサポートするお姉さんっぷりを発揮してくれました。あそこでサポートが無かったら、またもアイドル違反をしてしまったかもしれません。さすが南風紀委員長、器が大きくていらっしゃる。

らぁらが笑顔でいられるのは、いつも傍にいてくれるなおがいたから。そんな友達の笑顔で自分も笑顔になれる。らぁらが笑顔で歌うことで、更に多くの人々を笑顔に出来る。そんな笑顔の輪が広がっていくのでしょう。
なおの「らぁらが羨ましくて怒ってしまった」という思いも印象的です。プリパラTVでのらぁらの話も、最初は画面を見ず、そのまま立ち去ろうとしていました。しかし、話を聞いているうちに立ち止まり、これまでのらぁらの行動を思い返し、自分の感情を見つめなおす。本当に嫌いになんかなっておらず、ただ羨ましくて怒ってしまっただけ・・・時折、小学生だということを忘れます(苦笑。

なおは素直にらぁらがアイドルになったことや、人前で歌えるようになったことを喜び、らぁらの全部が好きだと告白。きちんと友達の成長を喜べる、良い友達です。そしてらぁらも、校長が認めるくらいのアイドルになり、いつか一緒にプリパラに行こう!と、なおと約束。なおの中の人的にも、らぁらとなおの歌にも期待ですね。
いつも以上にらぁらとなおが可愛らしく描かれている気がした第8話でした。

そんなこんなでまた次回。しかし、姉のスケジュール管理までするとは、もうのんがマネージャーで良いんじゃないかなw
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手に取るきっかけ

2014-08-23 08:51:04 | 日々の生活
思わず突っ込みをいれたくなるライトノベルのタイトルランキング

こちらは今年の4月のランキングですが、この4ヶ月の間にも新しいライトノベルが出版されていたことでしょう。その中にも、きっと突っ込みをいれたくなるものがあったのかもしれません。

私は基本的にアニメを視聴した作品を読んでいます。ハルヒにフルメタ、ダリアン、はがない、ホライゾン、甘ブリ、そして俺ガイルといったところです。インデックスは新約以降滞りがちです・・・(汗。
もちろん、アニメ化されているもの以外にも数多くの作品があり、身近な本屋でもかなりの数が並んでいる上に、アニメ専門店に行くと更に多くのラノベが並んでいます。その中から1冊手に取る、となった場合、選ぶ基準は何なのだろう。

同じ作者の作品を買う、表紙が気に入ったから買う、など色々あると思いますが、やはりタイトルでインパクトを与えることも大切なのでしょう。全ての本が、表紙が見えるように並べられているわけではないことを考えると、背表紙に書かれているタイトルが目立ちやすいのではないかと。

突っ込みを入れたくなるタイトルもあれば、「人生」のようにシンプルなライトノベルのタイトルもある。内容を説明したものもある。更には愛称も様々ある。本来のタイトルが長くても、短めの愛称があれば覚えやすくもなる。そんな愛称をつけやすいようなタイトルをつける場合もあるのでしょうか。作品内容はもちろん、タイトルを考えるのもさぞ大変なんだろうなと思いました。

しかし、「俺ガイル」や「はがない」から、本来のタイトルを当ててくださいと言われたら、相当な難易度だろうなぁ・・・と。
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全員集合&黒騎士出陣!

2014-08-22 06:01:50 | デジモンシリーズ
『デジヴァイス ver.15th』追加情報!セイバーハックモン&ジエスモンも収録

プレミアムバンダイ デジモンアドベンチャー デジヴァイス ver.15th 続報3~5

遂にロイヤルナイツ全員集合!15周年版デジヴァイスに、ハックモンの完全体であるセイバーハックモン、究極体であるジエスモンが収録されることとなりました。てっきりハックモンの究極体がガンクゥモンだと思っていたことは気にするな!(汗。

ジエスモンの刃には、インペリアルドラモンパラディンモードと似たような文字が刻まれています。デジ文字のアルファベット版だっけか。あちらは確か「イニシャライズ」だったはずですが、こちらは何て書いてあるのだろう。その内解読してみたいと思います。
背後にはガンクゥモンのヒヌカムイを彷彿とさせるエネルギー体が3体も従っています。ジエスモンの頭部にも似ていますが、真っ先に思い出したのはシャウトモンの頭部でした。
ともあれ、師匠に似ず、「聖騎士」を思わせる風貌のデジモンでちょっと安心しました(苦笑。ガンクゥモンはガンクゥモンでカッコいいのだけれども、騎士というか武闘家のイメージが強いです。

オメガモンに始まり、マグナモン、デュークモン、デュナスモン、ロードナイトモン、アルフォースブイドラモン、アルファモン、クレニアムモン、スレイプモン、ドゥフトモン、エグザモン、ガンクゥモン、そしてジエスモン。設定によれば13番目のロイヤルナイツは長いこと「不在」だったとのこと。
じゃあゼヴォリューションで、ドルグレモンがアルファモンに進化した際、ロイヤルナイツの会議場にウインドウが1つ加わって、ウインドウの数が13になっていましたが、あの世界には既にジエスモンがいた、ということですかね。

長い間不在だったロイヤルナイツも無事集まり、これで「もうラピッドモン(アーマー体)で良いんじゃないかな」と思うこともなくなりました(笑。でもあの子も聖騎士型デジモンなのに、何でロイヤルナイツ入りさせてもらえなかったのか・・・元々ラピッドモンは完全体で、デジメンタルの力で完全体の姿を先取りしたとか、そんな感じなのかな。

気づけばオリンポス十二神も揃ってますし、そのオリンポス十二神はイグドラシルが統治するデジタルワールドとはまた別のデジタルワールドを管理しているそうで。ウィッチェルニーといい、まだまだ知らないデジモンワールドがあるようです。
揃わないと思っていたバンチョー系デジモンもレオモンをはじめマメモン、リリモン、スティングモン、ゴーレモンと揃っていました(汗。アプリ系に登場するデジモンには疎いもので・・・

いずれセイバーハックモンやジエスモンを収録したセレクトファイルが出ることでしょうし、今度はデジモン図鑑でもつけて欲しいところです。ともあれ、新型デジヴァイスの楽しみが増えました。


そして!遂にフィギュアーツよりアルファモンの受注販売決定!王竜剣もついてくる!でもグレイダルファーや、王竜剣装備時の羽が見当たらないのが残念。こちらも非常に楽しみです。今からどうオメガモンやデュークモンと絡めるか、楽しみで仕方ありません。


・・・メカキングギドラは出て欲しかったけどさ、時期的に辛すぎる・・・
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どんな変化が

2014-08-21 07:57:49 | テレビ・映画・ドラマ
いよいよ10月から相棒新シリーズ開始!

今回は右京さんとカイトとの関係、カイトと峯秋、悦子との関係と、カイトを取り巻く人間関係が変化するようで。カイトが見せる新しい一面とは一体何なのか、期待と不安が入り混じっていますが、どんな相棒が描かれるのか楽しみです。

最近は再放送される機会が多く、帰宅後は亀山くんや神戸くんの出ていた過去シリーズの話を見ています。何となく見たことのある話もありますが、やはり初めて見る話が多かったです。足を負傷した右京さんを亀山くんが背負って海沿いを歩くシーンが特に印象的でした。幸子初登場の話や、脱獄に巻き込まれた話なども見ることが出来たので嬉しかったです。

ともあれ10月の放送が待ち遠しい。それまでは9係を楽しませてもらいます。見始めたのはここ最近のシーズンからですが、浅輪と、係長の娘さんの関係はどうなるのか気になってしかたありません。
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おでんのシーズン

2014-08-20 07:49:45 | 日々の生活
先日、コンビニに立ち寄ったときのこと。

「おでんは夕方から販売します」という張り紙がなされていました。あぁ、コンビニにもおでんってあるもんなぁ。私はもっぱらスーパーで売っている、パックにおでんの具と汁が入ったものを買っていますが、コンビニの方が手軽なのかもしれま・・・え?今、夏だよね?お盆過ぎとはいえ、8月真っ盛りですよね!?

「秋や冬に食べなきゃいけない」というわけではないにしろ、個人的なおでんのシーズンはやはり冬です。それが今の時期から売られているというのが意外でした。コンビニのおでんは買わないので、これまで「いつから販売されているか」を気にしていなかったなぁ。年中売っているところもあるのかな。

最近はランドセルも今ぐらいの時期に売られるらしいですし、「ランドセル=春に買うもの」という印象が崩れています。

シチューや冬タイヤのCMが始まると、そろそろ冬なんだなと思うように、地域によってはコンビニにおでんが出始めたら、そろそろ秋なのかもしれません。
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見るのとやるのは大違い

2014-08-19 07:50:50 | ポケモンシリーズ
無線環境が整ったため、フリー対戦やミラクル交換などで遊んでいます。で、草むらでレベル上げをしようかと思い、草むらに入ったところ、色違いのルチャブルが出てきて心底驚きました。色違いシママといい、何故今回は色違いが2匹も出てくるんだ・・・これで次回色違い0とかだったら泣く。

遊んでいる最中に、そういえばポケムーバー&ポケモンバンクも使えるなーと思い、主にブラック2からポケモンを移すことに。てっきりポケモンを選択して何匹でも移せるものだと思っていたら、一度に送れるのがボックス1のポケモン30匹のみ。結果、3DSを2台使い、片方でポケムーバー&ポケモンバンク、もう片方で送信元のソフトの整理を行っていました。


全部送るのではなく、ある程度はブラック2にポケモンを残しつつ、ポケモンXの全国図鑑が完成!かーなーり綺麗な賞状と、ひかるおまもりをもらいました。

フリー対戦の方はやはり見るのと、実際に戦うのは大違いだなと感じさせられます。相手パーティにクチートとクレッフィがいると恐怖を感じるようになりました(苦笑。旅パーティで勝てたことも何度かありましたが、20数回やって勝率は2、3割程度。勝てた試合も、大体ラプラスの「ぜったいれいど」が決まってくれた場合でした(汗。あとはミロカロスのおかげでもあります。
どの能力が高いのか、どんな技を使うのか、対戦のたびに学ばせてもらっています。久々に対戦の面白さに気づかされました。

・・・そして、「きあいのタスキ」などのアイテムを手に入れるべく、BPを貯めに行ったところ、初戦で負けて何ももらえないまま撤退する有様。やっぱり私には、図鑑集めの方が似合っているのかもしれません(苦笑。
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言の葉の庭

2014-08-18 07:49:27 | アニメ・ゲーム
「言の葉の庭」をWOWOWで視聴しました。

靴職人を目指す15歳の少年・秋月孝雄。孝雄は雨の日の午前中は学校に行かず、庭園で靴の案を描いていた。ある時、孝雄はその庭園で、偶然大人の女性と出会う。「どこかで会ったことがあるか」という高尾の問いに、「会ったことがあるかもしれない」と、女性は短歌を残して去っていった。
季節は梅雨となり、雨が降るたびに同じ場所で出会う2人。孝雄は少しずつ、自分のことを話し始める。そんなある日、思わぬ場所で孝雄は彼女の素性を知ることに・・・

まず冒頭から雨の表現がとても綺麗で驚きました。地面に落ちる雨のシーンは、まるで実写のような綺麗さでした。弱い雨や普通の雨、強い雨、太陽が光る中での雨など、様々な雨がとても綺麗に描かれているのが印象的な映画です。

孝雄は「靴」の職人になることを目的としており、女性・雪野は「靴」が無くとも歩く練習をしていました。靴が無くては砂利の上や、夏の熱いコンクリートの上などを歩くのはとても辛い。靴は外界からの痛みから自分を守ってくれるものの1つだと思います。そんな誰かを守る靴を作る少年と、靴が無くても歩けるようになりたいと願う雪野の物語でした。

会話を重ね、季節は夏になり、そして孝雄は雪野の素性を知ることに。確かに、「出会ったことがあるかもしれない」ぐらいにしか思わないかもしれません。私も、担当外の人は覚えていないですし。

雪野の部屋で仲良く語らい、幸せな2人のシーンから一転。孝雄の告白シーンへ。名前の呼び方が違うのがグッときました。しかし返事は・・・ここからのじれったさが半端無かったです。「ノスタル爺」って、こんな気分だったんだろうなと(苦笑。

孝雄との様々な言葉を交わしたあの庭園での思い出こそが、彼女を靴無しで走り出させるきっかけとなりました。
追いかけてきた雪野に対する、孝雄の数々の言葉は、きっと孝雄の本心であり、同時に雪野を嫌いになろうとして言い放った言葉だったのではないかと。それを聴いて、ようやく雪野も素直な気持ちを吐き出すことに。色々と辛かった時期に、孝雄と出会い、彼との会話で救われていた。何気ない会話でも、救われることがあるのでしょう。孝雄は知らず知らずのうちに、彼女に靴を作り、歩く練習を手伝っていたのだと思います。無理せず急がず、一歩一歩、ゆっくりと。

そしてEDへ。雪野は靴が無くても歩くことができる。孝雄は靴を作り、遠くまで行く。いつかまた出会うときが来るのでしょう。「もう会えない」といったラストには思えなかったので、心底ホッとしました。
・・・やめて!孝雄が歩いて向かった先が、別の女性の家で、指輪まではめてるとかやめて!(汗。「秒速5センチメートル」の第3部ほど驚かされた作品もなかなか無いよなぁ・・・と(苦笑。

ともあれ、とても素敵な作品でした。
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