RCA箱システムは大きな部屋で大音量で楽しむ様に作っています。大音量再生もさることながら「いつまでも聴き続けられる事」も重要なポイントです。フロントロード箱へ低音ユニットを2発入れてスケールのでかい再生を目指しています。またホーンもHL90でJBLでは最高峰のホーンだと認識しています。このRCA箱システムで今日は午後からづッとモーツァルトの交響曲をかけ続けていましたが、有る部分オリンパスシステムを越え始めた再生をし始めています。
艶やかな質感は今まで出なかった質感ですが、それがモーツァルトの交響曲で出始めましたので何とも言えない感動が有ります。中・高音はオリンパスと同じSuperTrail仕様の管球アンプですので、艶やかさは同じ様に出てもおかしくなかったのですが、「チャンデバのふん詰まり」で今まで出てこなかった様です。それが今日はえらく艶やかな弦楽器群に変わっています。何と心地の良い事か!!。中高音が出始めた事はふん詰まりが解消の方向に有る訳で、当然低音もヌケて来ている様です。音のベクテルが有って来たようで、初めてオリンパスを越え始めた様だと感じました。
個人的にはこのSPシステムが最高のサウンドが出ると思っていましたので、最後に1台残すならこのRCA箱システムだと考えていました。来訪される方は殆どの方が見向いても下さいませんでしたが、潜在能力は他のSPシステムより大きい様だと従来から感じていました。
昨日熊本からお見えのALTEC#614SPの改修をご依頼されたお客様がぽつんと最後におっしゃいました。「もしかしたらこのRCA箱システムが一番良くなるのでは?」・・・。「ハイその通りだと思っています」と答えていました。その実力の片りんが見え始めた記念すべき日かもしれない。