オリンパスシステムは当初から8畳間で使っています。JBL#375を使った事の有る方なら判ると思いますが、この2インチドライバーを使ったシステムを6畳や8畳間で使える様にするにはそれなりのノウハウが要ります。住宅事情に恵まれた方はどちらかと云えば少数派です。狭い6畳や8畳間でオーディオをやっている方が大部分と思います。
オリンパスのオリジナルのままで使おうとすると、部屋の広さは20畳は必要でしょう。部屋の広さで音を拡散させてやらないとピーキーな「咆哮」でひとたまりも有りません。実際旧来のJBLのフラッグシップ機は「まともな音で鳴らない」事で有名です。近年のSPの様に「ポンと置いて直ぐに聴ける」様な完成度は有りません。直ぐに聴ける様な完成度はない替わりに「潜在能力」は凄いものが有るとピンと来ます。圧倒的なエネルギー感と音数の多さは並みいる2インチドライバーの中では1番と惚れ込んでいます。要は「使いこなし」のテクニックとSPを完成させるスキルの問題だと思っています。
当方に来社して実際に私のオリンパスシステムを聴いた方はビックリされます。爆音の中で居眠りしてしまいます。SPとの距離は3mぐらいでしょう。オリンパスをニアフィールドで聴いている様なものです。それでも何の問題もなく聴けてしまう・・・システムになっています。
オリンパスシステムを20畳間で使うのは当たり前ですが、8畳間で使うのは並大抵のスキルではないと思っています。個人的には「ただひたすら努力して来ただけ・・・」ですが、自分でも納得のいくサウンドになったと思っています。これからは機器のグレードをアップさせて更に音質アップさせて行こうと考えています。
JBL#375を使った事のない方や知らない方が増えて来ています。オリンパスシステムをもっと広い部屋で鳴らした方が良い・・・等とおっしゃる方もいますが、逆に狭い部屋でも#375を使ったシステムが使える事をアピールしたいと思います。