モーツァルトの交響曲はワルター、セル、カラヤン、バーンスタイン、ベーム、テイト等のCDを持っていますが、よく聴くのは全集のマッケラス盤です。
このマッケラス盤はテラークの録音です。演奏も良いし、録音も良いのでついつい手を伸ばしてしまいます。このマッケラス盤と他のCDを聴き比べると、「分解能」が全く違うのを感じます。モーツァルトの交響曲としては、現代的な解釈の演奏かもしれませんが、例えばワルターの40番の出だしのふわふわ感等もマッケラス盤の方がよりふわふわした浮遊感があります。ハフナーやリンツ等もワルター、カラヤン、バーンスタインと比べましたが、録音の質の違いが大きすぎて、過去の偉大な指揮者の録音は今ではちょっと古い感じに聞こえます。
演奏と録音は関係ないという方もいらっしゃいますが、ノイズの中で聴くフルトベングラーはどうも性に合いません。