AKAI X-165D オープンテープデッキの、レトロなデザインが気に入り鳴らし続けています。純正の片側フォーンプラグケーブルでは「伝送ロス」が大き過ぎて、古き良き時代の懐かしい音しか出て来ません。ゼネラルオーディオクラスのサウンドです。同じ機器でも「音質対策」をしますと、現在の中級クラスの音質にはなります。SPが小さいのでプレイバックモニターみたいな音圧とエネルギー感、スケール感は出ないので、質感を上げる方向になります。
こんなケーブルです。IN・OUTが一体で作って有り、RCAプラグに至っては相当古い型です。フォーンケーブルを自作する事にしました。
まずはプラグ類の準備。フルテックの高級フォーンプラグとNDKのコレットチャックRCAプラグです。プラグ類のストックは結構あります。道具も揃っています。
ケーブル材はBELDEN #88760 とスーナー社の銀線を使いました。この組み合わせは初めて作ります。複数のケーブル材を組み合わせて作るので手間暇がかかります。音数の確保と低域・高域のノビを期待しています。
完成したケーブルです。外装用のスリーブを倉庫に置いていましたので手持ちがなく後日仕上げます。さてサウンドですが、音圧アップしています。ボリューム角度で30分くらい上がりました。量感が豊かになっています。低域の力強さも増しています。まだ1時間程ですので、これから馴染んで行くと思います。こう云うケーブルの評価は、最低5時間以上鳴らし続けてからヒアリングに入ります。何故ならプラグ類の馴染みに5時間はかかるからです。
本日はとりあえずOUT側の2本のみを作成しています。ヒアリングで間違いなく狙いのサウンドになっているかを確かめてからIN側の2本を作ります。