Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

A-7030GSLの不具合対策

2014年11月29日 | ピュアオーディオ


9月の末に入手したTEAC A-7030GSLにはその時点で大きな不具合が2つ有りました。
1)テープとリール側面の接触音が出る。
2)録音が不安定。

今日は特に何もない日でしたので、朝からハマって7030GSLの不具合対策に取り組みました。1)のテープがリール側面をこすり、耳障りな音が昨日まで出ていました。今日の朝対策しましたのでその後は有りません。原因はテープとリールの芯出しが1.5mmぐらいズレており、フロント側のリールの側面を1回転に1度こすっていました。リールが斜めになっている事と芯がズレている事が重なっていました。

「どうやったらテープとリールの接触を防げるか?」と約1ヶ月半悩んでいました。意を決してドライバーでリールの本体(回転軸)を外して見ました。モーターから直接心棒が出ていると思いきや、クラッチの様に接続部が有って、そこにメクラネジが2個有り、そこで前後の調整が出来る様になっていました。元々エンジニアですので、「これくらい」と感でズラして見て、リールを取り付けるとセンターに来たようで、リールが斜めになっている分と芯がズレていた分を合わせてクリアーしました。静かな回転になりました。正面向かって右側のリールだけかと思っていたら、左側のリールもテープとの芯が1mm程ズレていましたので、こちらも右側と同様に調整。これで安心して聴けるようになりました。



次に2)番目の「録音が不安定」の件。この録音の不具合は「SOREC」のSWの入りが不安定なのが原因。今月初めに修理屋さんに送って見ていただいたのだが、粗っぽい修理屋さんでろくに確認もしないで「修理完了」と云って来た。こちらで確認すると録音は送る前より悪くなっているし、外装は作業キズが付いているしとさんざんであった。

従来から正常に録音出来ていた時も有るので、おそらく「接触不良」だと検討を付けています。不具合の場合は、Rchは正常でLchはRchの1/10ぐらいの音量で録音されています。自分の判断は、「使われなくなったから、酸化膜が載っている」と思っています。その対策は「使ってやる事」です。

朝から1回目、2回目の録音では、従来のRchのみが強くLchはわずかしか音量が出て来ません。3回目の最初はどちらも「正常」に録音出来ていましたが、20分ぐらいした処からまたRch優先の不具合。現在4回目の録音にチャレンジ。「録音」を使うほどに改善して来ると思う。・・・4回目もダメ。明日も続けてトライします。

A-7400RXとA-7030GSLでは、「音質・音色」が異なります。7400RXはクラシック向きとするならばA-7030GSLはJAZZ向きなサウンドだと感じます。その為に「完動品」にしたいのです。