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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

豊かな音とキレのある音

2019年02月13日 | ピュアオーディオ
色々なスピーカーを使っていると「豊かな音」と「寂しい音」の違いが判って来ます。音数は同じでも「豊かさ」が違います。

その理由は「最低再生帯域」の違い。より低域の低い帯域が再生できるほど音の豊かさを感じる。60Hzより50Hz、50Hzより40Hz、40Hzより30Hzとより低い帯域が再生できる方が「音が豊か」に感じます。

現在マルチアンプでオリンパスシステムを鳴らしていますが、500Hz以下の低域が音全体の70%くらい出ています。中音(500~7000Hz)で25%、高音(7000~100000Hz)で5%くらいしか出ていません。如何に500Hz以下の音が全体を支配しているかが判ります。



サブシステムで使っている20㎝フルレンジのD208とLE8Tでは最低再生帯域が違います。D208は精々55Hzくらいしか出ません。これに対してLE8Tは40Hz近くまで出て来ます。ここまで違うとかなり「音の豊かさ」が違ってきます。



「音のキレ」は全体の中で5%程しか出ていない高音のノビ(再生高域限界)で決まって来ます。高域の伸びが有ると自然と「音のキレ」を感じる事が出来ます。

高域のノビはツィ―ターを追加する事で簡単に手に入ります。低域を追加するのはエンクロージャー(箱)やユニットの選定等ややハードルが高いですが、ツィ―ターの追加は割と簡単です。置き場所もスペースが小さいです。