4月7日にショルティ指揮「ニーベルングの指輪」を購入して4月10日ぐらいまでに一通りどんな曲かぐらいは確認しました。
4月10日の時点では「オリンパスシステム」の中域・高域のアンプを交換して約1カ月くらいでしたので、まだ本領発揮に至っていませんでした。
死んだアンプを改造しても出来上がった時は70%ぐらいの音質しか出ません。残りの30%は「鳴らし込み」で「生き返らせる」様にならないと本物にはなりません。この鳴らし込みには「約3カ月」かかると見ていましたが、今日改めて「ラインの黄金」を聴き直して90%以上の出来に来ていると思いました。予定より早い仕上がりの様です。札幌出張の時も「毎日5時間は鳴らしてくれ」と云って頼んでいましたのでその効果が出ている様です。
鳴らし込みでどのような変化をしたかと云いますと
1)周波数レンジの拡大(低域側・高域側共に)
2)SN比の改善・・・透明感の拡大
3)高域の荒れた音が極少化
4)見通しの良さ・音のキレ・ヌケの良さの感度が上がっています。
5)レスポンスが早くなっています。
これが同じアンプの組み合わせかと思うくらい良いバランスのサウンドに仕上がっています。
今日聴く「ラインの黄金」は目の前にステージが出来上がっています。耳にも突き指す様な音は皆無で、前回テノールやソプラノで「粗い音」は皆無になっています。「鳴らし込み」の進捗は90%以上まで進んでいるようです。後2週間くらいで完成すると思います。
おかげで非常に「感動」しながら音楽を楽しめます。アンプ交換後の「苦行」もいよいよ終わりに近づいた様です。
アンプの鳴らし込みは「自動車のエンジンの馴らし」に似ています。通常運転に必要な回転数域は直ぐに当たりが出て来ます。タコメーターのレッドゾーンまでクリアに、瞬時に吹け上がる様なレスポンスを獲得する様なものです。