オリンパスシステムの中域と高域のパワーアンプをGE#6550シングルアンプにしたのが先月の25日。その時は「音の厚み」が増し、「重心」が下がり、「スケール感」が大きくなり、「良くなった」と感じました。
その後もその状態で「鳴らし込み」に入っていますが、現在10日を経たところです。この時点で「苦行」を強いられています。小音量ではそう感じないのですが、音量を大きくすると「粗い音」が出ているのです。眠っていたアンプを起こす時にはいつも起きることなのですが、「憂鬱」になるくらいつらいです。音がヌケていません。
しかし、「音数の多さ」、「雰囲気の良さ」、「バランスの良さ」、「低弦の響きの良さ」等「これは良いサウンドになる」と云う予感は一杯ですので「苦行」を続ける意味は十分に有ります。
Tr型アンプでも管球アンプでも一度眠りに着いた機器を起こすには「ただひたすら聴き続けて起きるのを待つ」しかありません。大概の機器は約1ヶ月有れば目覚めますが、長い時間のかかるものもあります。長い物では毎日6時間聴き続けて3ヶ月かかったアンプも有りました。
オリンパスシステムは「苦行」の真っ最中です。