ALTECの604系用のエンクロージャーで試していないのが「クレッシェンド箱」と「612A箱」です。特に1960年代のモニターSPとして一世を風靡した「612A箱」には非常に興味が有りました。
今回USA製の「612A箱」のみを入手しましたが痛みがひどく「再塗装」と「サランネットの張替」が必要な状況で、手がかかりそうです。
エンクロージャーの内部も確認しました。一部部品の不足している所も有りますがまずまずでしょうか。
これから機会を見て「再塗装」、「ユニット入手」、「組み込み」、「専用サウンドトレール作成」(既に昨日図面を仕上げています)となります。1年から2年をかけて仕上げて行きたいと考えています。
昨日は「AMPEX#515システム」の「音質改善」をやっていました。上の写真は以前の写真と変わらないように見えますが「音質」は「激変」しています。
導入当初は「一般品クラスのケーブル」をつかっていましたが、先々週から「オールルシファー化」を進めていました。RCAケーブルは既に「特製ルシファーケーブル仕様」にしていましたので、今回は電源ケーブルを「ルシファー化」致しました。
壁コン~タップ間、Trail仕様タップ(フルテックコンセントと内部配線をルシファー化)、タップ~各機器間を全て「ルシファーシリーズ」に交換しました。
今までのサウンドでは「漂う様な音の拡がり」と「周波数的には狭い感じ」を持っていましたが、「オールルシファー化」完了後は「周波数レンジの拡大」、「音の拡散の更なる拡がり」、「音数の増加」、「バランスの良さ」が一段と高まっています。たかが12cmクラスのシングルユニットとは思えない「音が面で出てくる」ようになりました。低音側へのレンジの拡がりと力感の改善で初めて聴く方は「まさかこんな小さいSPからこんなバランスの良い音が出ているなんて・・・」と絶句する事請け合いです。スケール感も十分です。(LE8Tには及びませんが・・・)
これで今度の日曜日(25日)に来訪される「すえさん・総帥様」にサプライズを与える準備が出来ました。
しかしまだまだこのシステムは「音質アップ」出来ます。アンプの「音質対策」がまだ中途半端な状態ですのでアンプのRCA端子やSP端子を交換しますと更なる音質アップを見込めます。
フルレンジの小型SPなのでヴォーカル専用と思っていましたがベルリオーズの「幻想」(小林/日本フィル)をかけていますがどうしてどうしてなかなか聴きごたえのある再生を致します。弦楽器の音色がすこぶる良いですね。