Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

札幌 2軒目の訪問

2010年04月19日 | ピュアオーディオ

札幌2件目は「LE8Tシステム」を購入されたY氏様宅です。

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Y氏様は先のI氏様のご友人で、I氏様が2月にEC-138を購入される時に「スペンドールシステム」を購入依頼されていらっしゃいました。しかし、BC-Ⅱが当時大音量が出せない状況でしたので急遽SPのみLE8Tに変更されたものです。

今回は、パワーアンプに付けて出した真空管が壊れた様で、スペア真空管を送付しておきました。I様のおかげで私が行った時には完動の状態でしたが確認の為お宅を訪問してサウンドを確認いたしました。
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スペアで出したパワー管の内1本がおかしいとの事も有り、実際にその球を使って音出しをしましたが異常なく使えました。真空管アンプを使う事が初めてだったようで、パワー管を交換する時に接触が安定するまでにしばらく「ノイズ」が出ます。このノイズが出たので判断された様でした。パワー管の交換直後、一時的に「ノイズ」が出ますが、これは「異常」では有りません。5分くらいそのまま鳴らし続けますとソケットとピンが馴染んで「正常」なサウンドになります。当然「ノイズ」は出なくなります。

システムの方はCDPにSD-9500、プリ+パワーアンプは当方特製の「Trail仕様アンプ」です。SPも内部配線を「ルシファー」にしていますのでクリアーなサウンドです。惜しむらくはこれらの機器を接続するケーブルが「一般品レベル」のグレードですので、LE8Tで38cmクラスのSPのサウンドにはなっていませんでした。

CDP~SPまでのケーブルのグレードを上げますとリニアに音質やスケール感がアップして行きますので今後の楽しみと云う事で良いと思います。

現状でも良いバランスで鳴っていました。当該LE8Tは16Ω仕様のものですので、「深みのあるサウンド」と「レンジの広さ」が有ります。音楽を楽しみには十分なサウンドでした。

I氏様のシステムもY氏様のシステムも今後ケーブルのグレードが揃いますとほとんど同じグレードのサウンドになります。ホーン型とコーン型の違いで若干質感の違いは出ますが、聴き比べても遜色ないサウンドになります。「侮るなかれLE8T+Trail仕様アンプの組み合わせ」。


札幌から帰って来ました。

2010年04月19日 | ピュアオーディオ

二泊三日の札幌出張から昨夕帰って来ました。昨夜は旅の疲れでダウンしていました。

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今回の出張目的のI氏様のEC-138システムの再配線を完了して来ました。ネットワークの端子が3か所ゆるんでいたので「音が途切れる」、「大音量再生でビビる」症状が出ていましたが、対策修理を完了して、I氏様とご友人のY氏様と一緒に配線の接続をやり直して来ました。JBLのビンテージユニットの取り扱いや作業のやり方はいたって簡単です。でも初めての方は、一度実際に見学するかやって見ないと手が出せないと思います。今回はその意味でもI氏様、Y氏様には良い刺激になったのではないかと思っています。

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アフター・ケアを完了した後のサウンドは、I氏様も大満足との事で、「D130でこんなにも分厚く低い帯域まで出せるとは信じられない。原音再生が出来そうだ。」とおっしゃっていました。また中域のLE85は「Trail仕様」にしていますので、音のヌケ・キレが抜群で「生音がそのまま出てくる」様な再生をします。へたな#375のサウンドを軽く凌駕がしています。スケール感も#375並みに出て来ます。お部屋は6畳間でリスニングポイントとSPの距離は2.5mくらいのニア・フィールドですが、突き刺すようなサウンドは皆無です。これならいつまでの心地よくサウンドに浸れます。まだ他にも、SPスタンド「サウンドトレール STH-11」の効果で、低音のキレや音の響きが素晴らしくなっています。トレールのおかげで作業もとてもし易く楽にやれました。

ちなみにお使いのケーブル類は「オールシリウスケーブル+パワータップ」です。SPケーブルにSCS-34(ルシファー)、ラインケーブルはSCX-23、電源ケーブルはSCE-43です。

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試しにお持ちのダリ ヘリコン400 も聴かせていただきましたが、「小型SP」の世界で比べるまでも有りません。まったく次元が違います。こんなSPが100万円もするのか?とビックリです。EC-138の正常なサウンドを聴いたら2度と戻れない大きな差が有ります。ただEC-138を入手された価格はダリに比べ1/2の価格になります。