札幌2件目は「LE8Tシステム」を購入されたY氏様宅です。
Y氏様は先のI氏様のご友人で、I氏様が2月にEC-138を購入される時に「スペンドールシステム」を購入依頼されていらっしゃいました。しかし、BC-Ⅱが当時大音量が出せない状況でしたので急遽SPのみLE8Tに変更されたものです。
今回は、パワーアンプに付けて出した真空管が壊れた様で、スペア真空管を送付しておきました。I様のおかげで私が行った時には完動の状態でしたが確認の為お宅を訪問してサウンドを確認いたしました。
スペアで出したパワー管の内1本がおかしいとの事も有り、実際にその球を使って音出しをしましたが異常なく使えました。真空管アンプを使う事が初めてだったようで、パワー管を交換する時に接触が安定するまでにしばらく「ノイズ」が出ます。このノイズが出たので判断された様でした。パワー管の交換直後、一時的に「ノイズ」が出ますが、これは「異常」では有りません。5分くらいそのまま鳴らし続けますとソケットとピンが馴染んで「正常」なサウンドになります。当然「ノイズ」は出なくなります。
システムの方はCDPにSD-9500、プリ+パワーアンプは当方特製の「Trail仕様アンプ」です。SPも内部配線を「ルシファー」にしていますのでクリアーなサウンドです。惜しむらくはこれらの機器を接続するケーブルが「一般品レベル」のグレードですので、LE8Tで38cmクラスのSPのサウンドにはなっていませんでした。
CDP~SPまでのケーブルのグレードを上げますとリニアに音質やスケール感がアップして行きますので今後の楽しみと云う事で良いと思います。
現状でも良いバランスで鳴っていました。当該LE8Tは16Ω仕様のものですので、「深みのあるサウンド」と「レンジの広さ」が有ります。音楽を楽しみには十分なサウンドでした。
I氏様のシステムもY氏様のシステムも今後ケーブルのグレードが揃いますとほとんど同じグレードのサウンドになります。ホーン型とコーン型の違いで若干質感の違いは出ますが、聴き比べても遜色ないサウンドになります。「侮るなかれLE8T+Trail仕様アンプの組み合わせ」。