Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

オリンパスシステムを如何に早く仕上げるか?

2013年10月19日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムのチャンデバの活性化を待っています。ただ普通の音量で鳴らして待つだけでは、なかなか遅々として進みません。

D90_005

「電気の通る道の拡幅工事」をしている訳ですから、今まで鳴らしたことのない大音量で鳴らせば少しは早まるのではないかと思い、昨日は大音量でオペラを楽しんでみました。聴いたのはクライバー指揮「魔弾の射手」全曲。ボリューム位置は平常9時の方向で常用域。鳴らし込のための位置は10時~11時の方向。今日は12時の方向で2時間ドライブしました。鳴らしている最中は「悲鳴」にも似た鳴り方でしたが、11時の方向では余裕の鳴り方に変わってきました。やってみるもんですね。

この調子で出来るだけ大音量で鳴らしてやれば、活性化を早めることが出来そうです。一般の方がすぐに真似してはいけません。今まで700時間も集中的に鳴らし込んできて、システムの耐性を確保しているからできるので、急激なボリュームのアップは機器やSPユニットを痛めます。


6段目の活性化以降の状況

2013年10月18日 | ピュアオーディオ

10月7日に6段目の活性化が来て以降大きな変化はないが、着実に良い方向に変化し始めている。例えば「リアルさ」が増しているし、左右のバランスも取れ出している。ただ自分で合格点を出す水準には程遠いことも確かだ。

もっと音数が増えて、もっと低音が沈み込むような音でないといけないし、高音ももっと伸びてくれないと目指すサウンドにはならない。第一、パワータップやプリアンプの質感が殆ど出ていない。チャンデバの質感のままだと感じる。「ヌケ」たといっても大きな幹がヌケただけで、小枝や子葉の部分はまだ少しづつしかヌケて行っていないという状況。どこまで鳴らし込んだら(時間)貫通するんだろう。既に700Hrは鳴らし込んでいる。とりあえず1000Hrを目標に置いてみる。

意図しない700Hrはあっという間だが、意図的に進めると時間の経つのを遅く感じる。それでも「苦行」の世界がない事が救いである。楽しみながら進めることができる。「鳴らしたら鳴らした分だけ前に進む」ような状況。今でも一般のマニアの方なら十分な音質だと思う。


新トレールの完成(JBL#4365用・B&W800diamond用)

2013年10月17日 | ピュアオーディオ

トレールは大型スピーカーの「音質対策」と「移動」で好評で、コンスタントな生産が続いています。今回ご紹介するのは①JBL#4365用と②B&W 800diamond用の2種類。

Stt353

上の写真がJBL#4365用のトレールSTT-35。#4365に付いているスパイクを外して、SP底面をφ30mmのスペーサーで支持する使い方をします。

Sts1581

こちらはB&W 800diamond用の特注トレール。800Diamondの受台毎そのままスッポリと入れ込みます。(地震対策仕様) トレールの四隅とセンター部分にはφ40mmのスペーサーを設置して、点支持にして設置します。耐荷重は300Kg有りますので余裕でセット出来、移動も載せてしまえば一人で簡単に動かせます。


「音楽部屋」にやっと電話とネット環境が・・・

2013年10月16日 | ピュアオーディオ

「音楽部屋」に通いだしたのは4月の末。義母の100ヶ日法要が終わり、家のお守りも兼ねて私が使うことになりました。庭木や芝の手入れもしなくてはなりません。

4月20日にオリンパスシステムを持ち込んで、「鳴らし込み」を始めました。当初はネットワーク方式でとても旧事務所時代の音質に届きそうも無かったので、6月初旬から3ウェイマルチアンプ方式に戻しました。その後は500時間を目標に鳴らしこんできました。その間、「旧事務所並みの音質」を作れる目途が立たなかったので、再度引越しも考えていました。

9月末の時点でようやく「旧事務所クラス」の音質を出せる目途が付いてきましたので、電話とインターネットを設置する決心がつきました。ようやく本日接続を完了しました。これからは「音楽部屋」が楽しく過ごせるようになります。

現在のオリンパスの進捗は50%の出来だと思います。これから先は機器やケーブルの入れ替えはなく、ただひたすら「鳴らし込む」だけになります。毎日の進捗では微々たるモノですが、旧事務所時代の実績の有る機器ばかりですので、間違いなく元の音質以上の音質になると確信しています。


ピアノ曲専門に鳴らす。

2013年10月15日 | ピュアオーディオ

オリンパスシステムで6段目の活性化が来てから停滞しています。現状でも定位がふらついたり、ノイズ(歪み)が出ては消えを繰り返しながら、少しづつ良くはなって行っていると思います。

色々なCDをかけて「鳴らし込み」をしていますが、特にピアノ系の表現が悪い様に感じます。ピアノは非常に鋭い立ち上がりをします。この鋭い立ち上がりが左右ズレると耳に違和感を覚えます。ピアノのタッチが柔らかい曲では起こりません。

これからは「ピアノ曲」専門に鳴らし込んで行こうと予定しています。手始めに「ベートーベンピアノソナタ全曲」(バレンボイム)や「シューベルト ピアノソナタ全曲」(ブレンデル)辺りから始めます。仕上げの確認は「ブーニン」が良いと考えています。ブーニンのショパンには非常に鋭いタッチが有り、一番判り易いからです。


MAGICO S1用トレール

2013年10月14日 | ピュアオーディオ

在る方から「MAGICO S1用トレール」の注文を受けました。最新のSPです。

D90_001

まだSPが入荷していないとの事で、事前の準備になります。
このお客様はJBL DD66000用のトレールもお使いで、
トレールの音質の良さや使い勝手の良さを知った上で2セット目のご注文です。
複数のご注文も珍しく有りません。
今までで、お一人でトレールを納入した最高数のお客様は「5セット」です。

トレールはコンスタントに注文が有りますが、良い材料が少なくなっています。


次の活性化の予感

2013年10月13日 | ピュアオーディオ

相も変わらずオリンパスシステムの「鳴らし込み」を続けています。6段目の活性化から既に4日目になります。Rchからは「歪み」が聴こえていますので、次の活性化の予感がします。

6段目の活性化後、音楽を聴くには十分な「音質」に仕上がっていますので、「苦行」は有りません。毎日CDをとっかえひっかえして遊んでいます。そうやって遊んでいますと、「ボリューム」の位置(音量)で音のバランスや音数が変わってくるのを感じます。定位置のボリューム位置を探す様になっています。

アーレンやクラロスタットのボリュームは40年以上前の古いものです。セパレーションの規格等±20%等と書いて有ります。構造的に9時~3時までの方向が理想的に使える位置です。

管球プリアンプ1号にはアーレンの500KΩボリュームを使っています。ほぼ常用域は9時の方向以上でほぼ理想的な使い方になっていますが、9時の方向と10時の方向では音数やバランスが変わります。10時の方向が良い方向で有る事は間違いないのですが、この前後辺りに「常用位置」を決めたいと探っています。

活性化の状況は、6段目でほぼ音の出方は解決したと思います。今後は「拡幅工事」に伴って「音のヌケ」が大きく改善されて行くと思います。「完全にヌケた」状態になれば、音のキレ・ノビも必然的に改善され、音の雰囲気も劇的に変わると期待しています。これからはゆっくりした進捗変化になるだろうと予測していますので、もう急ぐ事は有りません。音楽を楽しみながら進めて行きます。


自宅システムの状況

2013年10月11日 | ピュアオーディオ

自宅システムは今年はあまり活躍をしていません。オリンパスの「鳴らし込み」の為、自宅まで帰って聴き続ける事は精神的にも体力的にも持ちません。6月から8月までは殆ど休止の状態(1回/週2時間)でした。

D90_002

現在は写真の様な配置になっています。真ん中にTVが有りますが、定位は問題ありません。
将来マルチアンプシステムに出来る様にラックは位置をしています。

D90_001

プリには管球プリアンプ2号をこちらに持って来ています。ボリュームにはクラロスタットの500KΩを使用していますが、7時から8時の方向での使用を強いられています。この手のボリュームは12時を中点として9時~3時の方向で使うのが良いのですが、なかなか思う様に行きません。9時の方向では音量が大き過ぎて爆音になります。

D90_003

SPはネットワーク方式です。SPユニットはオリンパスと同じ7SPユニットです。

D90_004

当然デッカのリボン型ツィーターやハイルドライバーも使っています。自宅のシステムには「癒し」を求めていますので、小音量でやさしい音造りにしています。特に弦楽器の質感はWE101Dppアンプとの組み合わせも有り気に入っています。但し、ボリューム位置9時の方向以上では性格が変わります。


「鳴らし込み」の大切さ

2013年10月10日 | ピュアオーディオ

音質アップの仕方では「管理」と「改善」が両輪です。維持管理の為に「鳴らしてやる」事が大切なのは云うまでも有りませんが、「機器の活性化」の点でも非常に大事な事になります。

現在その「機器の活性化」の為に「鳴らし込み」をやっている訳ですが、ただ「鳴らし込む」だけで相当な音質アップを果たしています。私の場合は「ゴールドスターシリーズ」ケーブルで全ての配線をしていますので、非常に時間がかかるのだと思います。

旧事務所時代から変わったのはチャンデバをF-25からF-25Vにした事で、管球プリアンプ1号は既に使っていました。その時に出した「冷や汗が出る」様な物凄い立ち上がりとエネルギー感、音数を記憶しています。まだそこまでは出ていませんが、徐々に近づいているのを実感しています。

今回の一連のブログを読んでくださっている方はご理解出来ると思いますが、毎日5時間以上の「鳴らし込み」を既に4カ月以上続けています。JAZZ喫茶等のご商売では何でもない事ですが、これを一般の方がやろうとすると、とんでもないストレスになります。


まだまだ先は長い

2013年10月09日 | ピュアオーディオ

今日も朝8時半から夕方6時まで延々と「鳴らし込み」を続けています。リクライニングシートに座りっぱなしで腰が痛くなって来ました。この間にいろんなCDをかけて確認をしていますが、弦楽器系は大分プリの質感が出て来ている様ですが、ピアノ系はまだまとまり切れていないと感じます。まだ変化をしている様で、定位がふらつき出した。

「音質」に一番効いて来るのは「機器の活性化」だと思う様になりました。オーディオマニアの95%は「鳴らし込み不足」ではないだろうか?一般の方が毎日5時間以上鳴らすのは至難の技だろう。

その困難さは「飽き」が来てしまう事や、「苦行」との戦いなんて考えたらやってられないと思う。興味が高じて知らないうちに「鳴らし込んでしまう」のが一番良い方法なのかもしれない。

今回は、チャンデバだけを交換しただけで4カ月以上もかかっています。機器は上流からヌケて来ますので、CDP→プリ→パワーアンプ→SPの順で抜けて行きます。例えばプリアンプを交換して直ぐに良い音で鳴り始めるなんて事はないと思う。最低1ヶ月以上は鳴らし込まないと使い物にならないのが普通だと思う。

マルチアンプシステムではプリとチャンデバは非常に重要な機器になります。ここでシステムの表現力が決まって来ますから、十分鳴らし込んで行かないと音がまとまってくれません。もうしばらくが辛抱のしどころかもしれません。