Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

作りたいケーブルも後1セット

2018年08月11日 | ピュアオーディオ


追加で購入した電源ケーブル用のYラグも殆ど使い切りました。先日書いたが、あとで作りたい「元電源ケーブル2本」が本日完成しました。残るはXLRケーブル(1.5m仕様)×1セットになりました。

今回のケーブル交換の材料費だけでミリオンの桁になりました。前回、ゴールドスター化した時は、プラグ類(電源プラグ・XLRプラグ・RCAプラグ)の購入も有りましたので軽く300万円を超えました。今回は「ケーブル材」のみでしたので1/3ぐらいの価格で何とか済みました。手間賃は自分で作成しましたので当然カウントしていません。

これだけの金額がかかるので、「良い」と分かっていても、なかなか踏ん切りが付かない原因でも有ります。多分これが最後の交換になると思います。

交換後の音質は「欲しかった部分」や「交換して分かった事」も含めて大変満足しています。音数やエネルギー感等の増加は直ぐに判断できますが、2000Hr経たないと判らないのが「質感」です。従来の質感の延長線上にあると思っていますが、機器の方がどこまで対応できるのか?が初めてのゾーンです。

人生あと何年健康寿命が残っているのか判りませんが、65歳の現在、あと10年はこのまま使い続けるであろうと思います。その後も楽しみとして使い続ける予定ですが、果たして興味がまだまだ続いているのかは自信が有りません。

ケーブルにもグレードが有る

2018年08月10日 | ピュアオーディオ
オーディオシステムを揃えてもなかなかケーブルまで気を配る方は少ない。電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブルは機器と同じ様に「グレード」が有る。前にもお話しましたが、機器の総額が軽く1000万円を超えているのにケーブルの合計価格が1万円程度では出てくるサウンドに「音質」など求めるべくもない。何も知らないど素人に高額機器を売りつけてほくそ笑んでいるオーディオショップと名器を並べてニタニタ顔のコレクターさんの顔が目に浮かぶ。

オーディオの本質は「音楽を音楽性豊かに鑑賞する事」だと思う。それは周波数特性はもちろん、音のバランスの出方や質感等にオーナーの拘りが無ければならない。拘るからこそ「趣味」なのだと思う。

1本のケーブルにも周波数特性や音のバランス(樽型やフラット型等)、伝送容量等の違いがある。一つのシステムに数種類のケーブルを使えば、最低のグレードのケーブルで音質が決まって来る。玉石混合な使い方では非常にいびつなサウンドになる。

個人的に「音質アップ」の基本的な判定項目の一つに「音数」(情報量・解像度・スピード感)を使っている。音楽は「瞬時にどれだけ情報を出せるか?」が音楽表現で非常に大事だからだ。ピアニッシモからいきなりフォルテッシモに演奏が続く場合が非常に多い。こんな時に全ての音を瞬時に出せないと音楽から感動など聴こえてこない。

この「音数」の改善方法は非常に簡単であり非常に難しい。簡単な事で言えば「ケーブル材の断面積を2倍・3倍・・・(出来るだけ大きくする事)にする事」で有ろう。難しいのは、その状態で周波数特性や音のバランスを取り、質感をコントロールする事である。実際に自分で色々やってみるしか手はない。このノウハウがオーディオを趣味に出来るカギを持っている。

次の予定は・・・

2018年08月09日 | ピュアオーディオ
オリンパスシステムと自宅システムのラインケーブル・電源ケーブルの交換が終わり、フルシリウスシリーズのケーブルで統一出来ました。サウンドは今でも十分満足の行くものですが、まだ「鳴らし込み」をしないと機器が追い付いていません。

さて、次の予定ですが、まだ作り漏れしているケーブルが3セット有ります。DAT用XLRケーブル1セット、タップ用元電源ケーブル2本。この3セットを何とか8月中に完成させたいと思っています。

サブシステムの電源ケーブルは「シリウスシリーズ」に更新しない事にしました。何故なら、今後もし機器を買った場合、いきなり「シリウスグレード」の電源ケーブルにすれば「機器が壊れる」かも知れません。機器の場合、徐々に負荷を上げてやるやり方をしたいと思っています。(トラブルを避けるため)ゴールドスターシリーズでもかなりの高負荷です。新品・中古品問わず、いきなりゴールドスターシリーズにしただけで機器が悲鳴を上げます。更にその2倍のグレードでは機器と聴く方が持ちません。

3ヶ月もケーブル作りに専念していたおかげで「野暮用」が溜まっています。今はその処理をしてしまいたいと思います。昨日と今日は畑の「草払い」(1回/月)です。延べ5時間はかかります。その次は音楽部屋の敷地の芝刈りと木々の剪定。その後に「草燃やし」。その次は3軒目の庭の草取りと木々の剪定と燃やし方。その後は、音楽部屋の音響機器の不用品処理。カメラ関係の使わないレンズの処分。(次のレンス購入に対して置き場所がなく)

その次は、音楽部屋の畳を上げて、床下の調査及び洋間化・・・を考えて居ます。(いつになるやら・・・)部屋を大きくしたいと思っています。

昨日に続き連続「音楽会」

2018年08月08日 | ピュアオーディオ
全てのケーブルを「シリウスシリーズ」で統一して、オリンパスシステムと自宅システムが大きく音質アップしています。特に顕著なのが「自宅システム」。今まで聴いた事のない音数の多さと質感の良さ。うるささは殆どない。



ゴールドウィング(#375)からシルキーなサウンドが出て来る。管球式のパワーアンプでもないのにしっとりした感触が出る。



クレルのパワーアンプは6月1日から使い始めて、今までは「ゴールドスターシリーズ」の電源ケーブルでした。入手した直後は派手に「ノイズ」を出していましたが、2ヶ月半近く使用して来るとそのノイズも消え、普通に使える様になっていました。今回また、「シリウスシリーズ」にグレードアップしたのでまた「ノイズ」が出始めました。当分はこのパワーアンプのノイズに悩まされますが、2ヶ月もすればノイズも出なくなるでしょう。それまでは「我慢」しなければなりません。基本的に「ノイズ」の出る状態では安心して音楽を楽しむ気にはなれませんが、鳴らし込みの通過点ですから致し方ありません。



それでも「音数」の多さは今まで経験した事のない「密度」で出て来ます。聴いていて、今まで聴こえなかった音が沢山聴こえてきます。この音数の多さは「感動的」でさえ有ります。今まで経験した事のない音数(情報量)です。このシステムの前に座って聴き始めると「その場を動きたくない」症状にかられます。

「その場を動きたくない」症状にかられるシステムが、昼用のオリンパスシステム、夜用の自宅システムで出て来るのですからたまりません。3ヶ月も毎日コツコツと制作して来たケーブル製作の苦労が報われる時です。他にはないオンリーワンのケーブルです。

従来のオリンパスシステムのサウンドをご存知の方も今回のサウンドの変化には多分ビックリされるでしょう。それもまだ序の口ですから・・・。半年後・1年後(500Hr・2000Hr後)の鳴らし込みが終わったサウンドを想像するだけでゾクゾクします。




昨日は久しぶりに「音楽会」

2018年08月07日 | ピュアオーディオ


やっと一連のケーブル作りも終わったので、昨日は一日ゆっくりと休んでの「音楽会」をしていました。まずMD機からのソース。フライブルグ・バロックオーケストラ演奏のハイドン:交響曲第70番とモーツァルト:5つのコントルダンス・モテット「踊れ喜べ幸いなる魂(昨年のFMライブ録音)

このMDは昨年録音したのだが、録音と演奏が非常に素晴らしい。以前から機会が有れば良く聴いていたMDです。今回は「聴こえていなかった音」が沢山聴こえます。音数が増えていますね。また質感が更に良くなっている。ハイドンのストリングスは弦楽器のゴーイングの癖などをうまく使って有るが、それが実際に目の前で引いているかのような質感で鳴ってくれる。音楽にメリハリが有り、躍動感が有り、楽器の質感が今まで聴いた中で最高の演奏。MDである事を忘れてしまう。CDと遜色が有りません。

次が、DATのソース。いつ録音されたのか分からないが、2002年以降の録音だろうと思う。既に録音済のモノを某オクで大量に仕入れた中の1本。ハイドンの交響曲21番~28番の8曲。(アダム・フィッシャー指揮/ハイドン交響曲全集から)個人的にはこのDATのソースがデジタル録音では最右翼の音質と思っている。CS放送の録音だがノイズは一切ない。かなり高度な機器を使って録音されていると推測できる。音質も厚みが有ってCDと遜色ない音質である。

DATはケーブル交換前は単純に「お守」をする為の「どうでもよいラインケーブル」を¥3000円程度で購入して使って居た。今回のケーブル交換で、まだ唯一シリウスグレードにしてはいないが、ゴールドスターXLR ケーブルにグレードアップしている。CDラインで使っていたケーブルを流用している。このケーブルで先に聴いたMDと遜色ないサウンドを出している。質感もしっかりした音で、音色も質感も申し分ない。

最後にCDライン。いつも聴く「浅田真央さんのスケーティング・ミュージック」から2曲目の「SAYURIのテーマ」曲。スケール感が以前より大きくなりましたね。音量も音圧アップで大きくなっているので、いつものボリューム位置より下げて聴きます。それでも音数の増加や空気感の表現の仕方等「音楽性」がかなりアップしています。以前もかなり満足した音質でしたが今回は更にその上が有るのだと思い知らされました。

「CDの中の音をすべて出す」と云う観点では以前のゴールドスタークラスで十分な情報量が有ると思います。今回のシリウスシリーズではその上のサウンドを出してくるが、「余裕」が有りすぎる様な一面もある。まだ鳴らし込みが出来ていない状態でこの差が有る事自体が「グレードアップ」の成果だと思う。

予定の電源ケーブルがやっと完了

2018年08月06日 | ピュアオーディオ
自宅システム用に残った最後の3本の電源ケーブルを昨日完了しました。1日に3本作る為には、約8時間みっちりと作業をしなければなりません。一昨日、昨日とチョッと無理をしました。身体がおかしくなりそうです。

作成した電源ケーブルを早速夕方自宅システムに取り付けて、慣らし運転から開始。22時頃から本格的にチョッと聴いて見ました。自宅システムはやはりダイレクトに反応しますね。

試聴には「ジェットストリーム ボンジュール・パリ」を使います。安っぽいケーブルだとささくれた音がします。今回のケーブルを確認すると、ストリングスのトレモロがきめ細かく「さざめく」様に再現されます。音の密度が非常に高く、裏側の音まで奇麗に再現されて、細かい上品なビロードの様なしなやかな表現で鳴って居ます。

ひとまずは「大成功」と云えるでしょう。一連のラインケーブル・電源ケーブル・SPケーブル・SP箱内配線を、まったく同じ線材で統一した時に出る「総合力」がまだこれから出て来ると思います。従来のケーブルと同じ線材で、断面積を単純に2倍にした訳ですので、その性能は未知の領域になると思います。機器が完全に対応出来る様になれば(約半年後)更に「ただの音」に近づいてくれると思います。

昨日は電源ケーブルを3本作製

2018年08月05日 | ピュアオーディオ
いよいよ電源ケーブル作りも完了に近づいて来ました。作業時間を確保すべく4時半起床して作成に臨みました。おかげで3本の電源ケーブルを作成できました。1本がオリンパスシステムへ(これで完了)、2本が自宅システムへ行きました。残りは自宅システム2本のつもりでしたが、もう1本追加で残3本になりました。(パワータップ間のケーブルをカウント損ね)

オリンパスシステムは早速すべての電源SWをONにして朝から鳴らし続けています。いつも良くかけるCDを聴いて見ると「今まで聴こえなかった音」が聴こえます。まだまだ交換直後なので機器類が「ふん詰まり」を起こしています。スカッと抜けた全開サウンドとは言えません。こればかりは「鳴らし込みの時間」しか解決の方法は有りません。今年の年末くらいには十分聞ける音質になるでしょう。慌てずじっくりたっぷりと「鳴らし込みの時間」をかけてやりましょう。

自宅システムはネットワーク方式でシンプルな分、交換後の反応の仕方がやや直接出て来ます。昨日の2本は、パワーアンプとMD機に接続しました。元電源→パワータップ→プリ→パワーアンプの基本ラインが完成し、MD機が鳴らし込みさえ終わればフルパワーで鳴らせます。昨日は確認の為MD機で色々な曲をかけて聴きましたが、やはり音数の増加とスケール感の大きくなった事を確認できました。

残りはCDラインの3本です。今日か明日には完了できる見込みとなりました。お盆前には完了させて部屋を片付けねばなりません。お盆の提灯等を出さなければなりません。同じ部屋に線材や半田こて・熱収縮チューブがゴロゴロでは「お盆」の迎え火は出せません。

ケーブル作りもラストスパート

2018年08月04日 | ピュアオーディオ
5月から始めた一連のケーブル類のグレードアップも先が見えて来ました。最後のラストスパートです。オリンパスシステム用電源ケーブル:13/14完了。自宅システム電源ケーブル:2/6完了。最近は2本/Dayのペースで作っている。残り5本です。



オリンパスシステム用は昨日夕方ほぼ完了に近い形になり、すべての電源ケーブルを「シリウスシリーズ」で通して聴く事が出来る様になりました。昨夕は「接続」までで「音出し」は今日からです。5時間はプラグの馴染みに必要ですから、午後からは聴ける様になるでしょう。



今朝音出しして感じた点は、
1)音の密度が非常に濃くなりまろやかである。
2)ダイナミックな表現が一段と大きくなった。(静と動の動きにメリハリが凄い)
3)SN比が上がっている。フォルテッシモが鮮明に聴こえる。静かである。
4)リアルな音になった。

等々、鳴らし込むにつけまだまだ変化した部分が出て来るだろう。すべてのケーブル類を最高級のケーブルにグレードアップし、統一された訳であるので、その真価はこれから鳴らし込むにつれ徐々に出て来る。何とかお盆前に完了させたいと考えて居たが、残り本数から行くと十分に射程内に入って来た。さあ、後ひと踏ん張りです。

オーディオ趣味の本質は「音質」に有り

2018年08月03日 | ピュアオーディオ
現在電源ケーブルのグレードアップ中である。着実に進捗を重ねている。オリンパスシステムが残り2本/12、自宅システムが残り4本/6。週内には残りが半減しそうである。

話は変わるが、「オーディオの趣味」の本質は「音質」に有ると思う。どんなに高価な機器(高級機)を並べても、「出て来る音」が貧弱では「可哀想」としか言いようがない。中級機をうまく鳴らして、感動する様なサウンドに仕立てている方もいらっしゃる。

また、過去の名器に拘り、うまく鳴らし込んで楽しいサウンドを出していらっしゃる方もいる。各人各様のサウンドである事は間違いないが、本質は「音質」に有ると思う。

「良い音質」は音楽から感動を感じ取ることが出来る。弦楽器のこする表現がリアルで有ったり、まろやかさで有ったり、聴く人を引き付ける「音質」が有れば十分聴くことが出来る。

「お金で買える」音質ならお金持ちには敵わないが、音楽を聴く真の音質なら「スキル」を持った人でないと辿り着けない。お金で高い機器さえ買えばよい・・・と云う発想は「コレクター」の趣味であると思う。こんな方は殆ど「前進志向」がない。端的に申し上げれば「古い常識に固まった」ままである、年齢も60歳を超えるとなかなか柔軟な考え方が出来ない。変える事等まず無理。

常に柔らか頭で柔軟に、そして謙虚に事実を受け止め、「目標」(イメージが出来ている)に向かって行く事が、良い音質を手に入れる心構えだと思っている。だからどんなに良いサウンドになっても達成率は80%。残り20%は常に残して置く。技術屋の考える事に100%はない、常にもっと良い方法は?もっと良い材料は?もっと良い機器は?・・・そしてそれらを選択・改善する人の感受性こそが「真の音質」の核心に向かっていけると思う。


着々と予定の電源ケーブルを制作している

2018年08月02日 | ピュアオーディオ
ケーブル材も入手して、着々と電源ケーブルを作り替えている。先日オリンパスシステムのソース機器がすべて入れ替えが終わった。次の「パワータップ」までの「元電源ケーブル」の作成に入っている。昨日3.5m仕様と1.2m仕様の「元電源ケーブル」(壁コン~パワータップ間)の2本が完成した。

1本はオリンパスシステムの低域用に使用、もう1本は自宅システムの元電源に使用。オリンパスの方は交換してもそれほど変わったという印象は受けなかったが、自宅システムの方は大きくサウンドが変化した。とにかく「音の線が太い」と感じる様にスケール感が大きくなった。合わせて音数の増加とリアル感が非常に良くなった。10万円のアンプが100万円のアンプに変わったぐらいのインパクトのあるサウンドとなった。まだ繋いだばかりで、プラグの馴染みが出来ていなかったので、音のキレの面は感じられなかった。使うにつれ音のノビ・キレ・ヌケが良くなっていくだろう。たった1本の電源ケーブルでここまで変わるか?と思えるぐらいの変化である。

多分、オリンパスの方も同じ変化をしていると思うが、中域・高域・プリ・チャンデバの元電源ケーブルが変わっていないので、大きな変化を感じなかったのだろう。自宅の方は、1本の元電源ケーブルですべての機器をドライブしているので、この変化が端的に出たのだろう。

最高級のケーブル材で、電源・ライン・SPケーブルを総入れ替えした時に出て来るポテンシャルは「激変」し、様変わりする程のサウンドの変化をする。各々のケーブル交換でも同一傾向の変化を感じる事が出来るが、すべてのケーブル交換が終わると、その変化は「特大」で出て来る。かなり生演奏に近づくのではないか?と思っている。