Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

スチューダーA730の水平台

2019年01月11日 | ピュアオーディオ


1月7日に修理に出したスチューダー#A730の修理が終わったとの事。今回はピックアップユニットが劣化して交換が必要だとの事だった。それを見越してCDM-3ピックアップユニットの予備品を同梱して発送したので、無事に交換が終わり動作確認が終わったとの事。後は運送して当方に届くのを待つのみ。

A730には首記の写真の様な「水平台」を合わせて使っている。A730のオリジナルでは傾斜したスタイルになっているが、モーター軸への負担が出て来る。この為、1個の木材を彫り込んで「水平台」を作成した。長寿命化と音質アップを考えての事。



水平台も木材の材質を変えて何種類か作成した。ヒノキ、桂、カヤ材(スプルース)と作って見たが、囲碁で使われる最高級材のカヤ材が一番音質的に良かった。音のヌケや響きが好ましく感じられた。1台を彫り込むのに50時間近い時間がかかる。当該水平台は更に家具塗装も施している。この台を使う・使わないでは相当音質差が出る。

明日にも修理を終えたA730が入荷する予定なのでホッとしている。メインソースをCDとしているので、本命が無いとやはり寂しい。到着してもしばらくは「鳴らし込み」に専念する事になるだろう。

自宅システムの電源ラインが落ち着いて来た

2019年01月10日 | ピュアオーディオ
最近はどんよりとした空で冷たい風が吹く日が多くなった。毎日1万歩目指して2時間ほどはウォーキングをしている。健康こそが「音楽を楽しむ」余裕を作ってくれる。

オリンパスシステムは主に昼間に炬燵に寝そべって聴きます。2時間くらい聴き続けますので、ゆったり出来る姿勢が良いです。毎日、CD、MD、DAT、チューナーとソースを変えて楽しんでいます。昨年交換したケーブルの効果も出て来ていますので、音楽を聴くのが楽しくなっています。

夕方5時過ぎには自宅に帰ります。帰ったら直ぐに自宅システムの電源を入れ、夕食やTV・風呂を済ませ、音楽を聴き始めます。

自宅システムの電源ラインを分電盤から取り、専用化してから約1週間が経過した。接続当初「けばけばしい音」で不快な音が有りましたがそれも消えてしまいました。非常に歯切れがよく、エネルギー感も有り、セパレーションもよくなり・・・と殆どの面で良くなり、「馴染み」も出て来て「滑らかさ」も出てきました。最近はこの自宅システムで音楽を聴くのを楽しみに出来るようになりました。

以前オリンパスシステムに比べて2/5(20から40%)程度の出来だと云っていましたが、現在は4/5(80%)程度にまで上がっています。最低再生周波数帯域も45Hzくらいまで下がって来ました。毎日4時間以上鳴らし込みを続けています。パワーアンプが交換後やっと半年になりました。あと半年ほどは「活性化」の為にかかると思っています。その頃には40Hzくらいまで下がってくれるでしょう。

スチューダーA730を修理に出す

2019年01月09日 | ピュアオーディオ
1月7日にスチューダーA730を修理に出した。出した処は前回修理してもらった処と同じ会社。今回は多分ボタンバッテリーの消耗だけだと思うが、モーターの回転軸のブレも大きくなっていた様なので、予備のCDM-3ピックアップユニットも添付して発送した。

予備のCDM-3ピックアップユニットは13年ほど前に「ロビン企画」から確か¥4万円ちょっとで購入していたと思う。ピックアップユニットは「静電気」に弱いので出来るだけ触らずに箱に入れて保管していた。10年以上も保管していたが、置き場所は正確に把握していたので探す事はなかった。

修理発送しているので後は修理の見積もりが来るのか?いつ修理が完了するか?修理費用は?等の確認が出来ればありがたい。

修理すると、戻って来てから当分は鳴らし込まなくては元のサウンドにならない。どこかのブログで読んだが、修理に出す前の音が気に入っていて、修理から帰ってきたら元の音と違う・・・と云って嘆いておられる御仁がいたが、それは「鳴らし込み不足」で元の性能を出せない状態だったと思う。故障したのなら直さなければただの「ゴミ」でしかない。機能を直せれば後は「鳴らし込み」で元のサウンドに戻す事も出来る。急がない事である。時間をじっくりかけて「活性化」させる事が重要。

自宅システムが更に良くなっている

2019年01月08日 | ピュアオーディオ
1月3日にシステム専用電源ラインを引いてから、表現力が大きく変わって来た。中低音から上の帯域は非常に好ましくなって来た。まだ最低音域の再生は50Hz止まりだと感じる。もう一段下の帯域が出てくれれば更に表現力が大きくなると思う。このまま鳴らし続けて出て来る様になるのか?確認して見たい。

もう少し下の帯域まで出て来てくれるだろうと思うが、さらにその下の帯域を出すスキルはすでに確認済み。だからそんなに悲嘆はしていない。もう一オクターブ下の帯域が出せる様になれば自宅システムも完成になる。

4種のシステムをお守りしながら、1セットづつ「音質アップ」をして行く。セット数が多いと対策費用も大変ですが、「技術の確立」の為には複数のシステムで同じような効果を「復元」出来る事が技術の証。一つ一つ誰もした事の無い実験をしながらスキルを磨いて行く。

独創的な技術は一朝一夕には出来ない。日々の小さな技術の積み重ねをして初めて大きな技術にたどり着く。こう云う考えで臨んでいる。「失敗は成功の元」。沢山の失敗が有って現在が有る。

音楽を楽しむには「時間」も重要

2019年01月07日 | ピュアオーディオ
現在流行は「ネットワークオーディオ」やPCオーディオかも知れないが、自分は「パッケージソース」とそれを再生する「デッキ」に拘っている。PC機の作りの脆さやその端子類のチャチさゆえに手を出せないでいる。

CD・MD・DAT・FMチューナーの4種のソースを使い分けて鳴らしている。その中で特に感じるのが「時間の長さ」である。CDなら1時間、MDなら75分、DATは2時間を標準としていた。

音楽を聴きたいと思ったらCDの1時間が丁度良い時間の長さではないだろうかと思い始めている。DATで2時間物を真剣に聴こうと思っても、1時間を過ぎると集中度がキレる。2時間をお持て余してしまう。その点CD1枚60分くらいなら何とか全部を集中して聴ける。MDの75分もちょっと長すぎる様だ。今後はDATも60分物を準備していきたい。

もちろん60分で収まりきらない曲が有る。ブルックナーやマーラーの交響曲やワーグナーの楽劇等、曲によって長さを使い分ければよいだろう。

アナログプレーヤー用のLPは30分で片面で終わってしまう。これでは自分にとってちょっと短すぎる。その為使用頻度が落ちてしまっている。手間がかかる点も「儀式」と捉えれば良いのかも知れないが、自分には苦痛にも思える。LPが好きな方には堪らない事(儀式)かも知れない。(友人談)

自宅システムの電源ライン交換後

2019年01月06日 | ピュアオーディオ
自宅システムの電源ラインの専用化を1月3日に実施して、累計5時間以上鳴らし込みました。プラグ類の馴染みは取れて居る筈なのに、まだサウンド自体が「けば立って」いる。「しなやかさ」がまだ出ていないので、何処かが馴染んでいないのだろう。これは使って行けば自然と取れて行く現象だ。

電源ラインの専用化をやってみたからこそ判る事だが、対策前は、アンプ類に十分な電気が流れていなかったと思われる現象が対策後無くなった。自宅システムでは、プリアンプの「バランス」が安定せず、本来12時の方向で左右のバランスが取れるはずなのに、10時から11時の方向でないと、左右のバランスが取れなかった。それが、電源の専用化後、12時の方向でキープ出来るようになった。

そうなると当然セパレーションが非常に良くなる訳で、本来のステレオの効果がうまく出て来て、音の広がりや奥行き感、情報量のアップ、音のキレ・ヌケ・ノビが感じられるようになって来た。予想以上に「正常化」されたサウンドになって来た。

昨夜はショパンP協第2番の2楽章のピアノと弦楽器のトレモロとの比較(アルゲリッチ盤)をしていたが、音像の定位や質感、奥行き感と緊張感ある演奏で、しばらく聴き惚れてしまった。

もうしばらく鳴らし込みが必要では有るが、着実に正常なサウンドに変化している。このままいけばオリンパスシステムが要らなくなるかもしれない。

近所の常連さんがお見えに

2019年01月05日 | ピュアオーディオ
久しぶりに近所の常連さんがオリンパスシステムのサウンドを聴きにいらっしゃいました。お持ちのシステムはSP:(D130+大型バスレフ箱+#375+2395お化けホーン+075+077 ネットワーク#3160+3105)、アンプ:(マッキンC22復刻+MC2500・当方作成プリアンプ(内部配線特殊銀線仕様))CDP:ワディア#6・・・プリアンプは前年2月に当方作成に変更された。

プリアンプ交換してそろそろ1年になる。音がヌケて来てサウンドが非常に良くなって来たそうだ。(初めから1年かかると申し上げていた)



今回はスチューダーA730が故障の為、DATとMDをメインに聴いていただいた。特にDATの「ピアノソロ」(生録盤)をメインに聴いていただいたが、エネルギー感溢れる音で「生の演奏の様だ」とのお言葉をいただいた。この録音自体は「中古DATテープ」で前オーナーさんの録音した物をそのまま使っている。曲はリストやショパンの名曲が入っている。演奏の技術も高く録音技術も高い。

DATテープそのものをご存じなかった様で、「ノイズがなく音の厚みが有って、目の前で演奏している様だ」と驚かれていた。DAT機自体をあまり知らない方が多いと思う。自分も実際に使って見てその性能の高さに驚いた。それでオリンパスシステムに常備するようにした。一つのキッカケになればと思う。

自宅システム専用電源ライン 作業終了

2019年01月04日 | ピュアオーディオ
昨年末に息子(電気工事士)にお願いしていた「自宅システムの電源ライン」の専用化工事が、午前9時から始めて10時には完了しました。

一般の家庭では2連のΦ1.6㎜の単線を使う所を、Φ2.6㎜の極太単線でしてもらいました。工事完了後、1時間程音楽をかけて聴いて見ましたが、「馴染み」が無い状態でもSN比が上がっているのが分かります。

全体の印象は、「抜けていた電気が集中して来た」感じです。冷蔵庫やクーラー、電灯等が繋がっていましたので、使わなくてもそちらに「圧力が抜けて」いた様に感じます。

音質的には、周波数特性的にも広くなり、エネルギー感も強くなり、解像度がアップして、ダイナミックレンジも大きくなっています。1時間聴いた処では「悪い」要素はほとんど皆無で、「良い」部分ばかり増えた様な感じです。もう少し馴染ませないと本領発揮はしないだろうと思いますが、工事費¥1万円の費用対効果は抜群です。

これでオリンパスシステムとSP-707Jシステムの2つのメインシステム共に「専用電源ライン化」が完了しました。もっと早くやっていれば良かったですね。

私がSP切り替えセレクターを使わない訳

2019年01月03日 | ピュアオーディオ
私のブログを読まれている方は不思議に思われる処が有るでしょう。それは「SP切り替えセレクター」を使わず、必ずソース機・アンプ・SPと1セットのシステムを作る点だと思う。

現在4つのシステムをお守しているが、サブシステムぐらい「SP切り替えセレクター」もしくは「パワーアンプのA・B切り替え」でもいいじゃないか?と不思議に思われるだろう。

基本的に「セレクター」は使わない主義。何故なら「小手先遊び」になるからだ。本当にそのSPシステムの音を作り上げたいなら、本格的にアンプ類も別にして(専用化)作り上げたいから・・・。

「セレクター」でSPを切り替えて遊ぶ方がコストはかからない。しかし、「セレクター」は「音質低下」の原因の塊でもある。だからセレクターは使わない。これは15年間通して貫いている。(単なるおバカなだけかも・・・)

音質劣化の少ない「セレクター」を作る事も出来るが、それよりも色々な機器を使って楽しみたい物欲の方が強い。まだまだ「枯れる」には早いと思っている。変な処に拘りを持っているのかも知れません。

アンプは大事

2019年01月02日 | ピュアオーディオ
オーディオシステムにおける花形はスピーカーだが、アンプは「血流」とも云える大事さが有る。

プリアンプは再生音自体を支配する。「生演奏型」・「音場型」等の「音の出方」を決めてしまう。またソースの切り替えや、ボリュームの精度・音量調整等システムの可能性を決めてしまうくらいの影響力が有る。決しておろそかにできない点です。

パワーアンプもSPのドライブ力やローインピーダンス対応力等非常に重要な機器です。アンプ類には音色や解像度等の見方も必要でしょう。複雑な回路ほど「多様な音色」を持つ傾向にあり、シンプルなものはシンプルな音にもなり易い。

重たいものは「重い音」(重低音)を出してくるし、軽いアンプは「軽快さ」が出て来る。物性の音をそのまま出してきます。45年ほど前はアンプの重さ「1Kg=1万円」とさえ言われていました。

私がアンプで重要視しているのは、もちろん複雑で味のある音を出してくれるアンプで有る事は必須ですが、音質「グレード」を重視します。作りの甘いアンプは音にも出てきます。

最終的には「聴いて確認」する事ですが、田舎にいてはなかなか思うような機器を聴く事が出来ません。次に、「ケーブルのグレードを上げたら・・・」どこまで良くなるか?はやって見ないと判りません。

何処までも資金をつぎ込める方は別として、資金には限りが有ります。デザイン・サイズ(スペース)・重量・端子類の出来・機能(BTL他)で自分に合ったものを選ぶしか有りません。10人10葉で多様性があって面白いと思います。