読み難い名前ですが、(ヤシガミネ)と読みます。
場所は白樺湖の南。蓼科山の西に位置します。
この8月7日に蓼科山に登り、下山して来る時、草原に赤い三角屋根の山小屋がポツンと見えました。
その景色を見て、何時かあの山に登ってみたいと思いました。何んという名の山か調べると、読み難い名の山でしたが、「八子ヶ峰」でした。
9月にその八子ヶ峰へ行く、名鉄バスのバスツアーがありました。こんなに早く実現出来るとは予想していませんでした。
3日間の開催であり、天候をニラミ、申し込みました。
開催日は9月15日16日17日の三日間。15日は天候が危ぶまれ、バス3台分の予約があつたのが、キャンセルが重なり1台となってしまったそうです。
当日、雨は余り降らなかったそうですが、歩いている間はガスっていて何も見えなかったそうです。
そして、16日は台風で中止。17日はスライドして来た人などで3台となりました。
スタート
蓼科山登山口(11:34) ― ヒュッテ・アルビレオ(11:55~12:05) ―
東峰(12:13) ― 八子ヶ峰山頂(12:26~12:29) ― 八子ヶ峰ホテル横(13:39)
― すずらんの湯(14:05) ― ゴール プラザ21(14:17)
主催者から渡されたコースの地図。
蓼科山登山口をスタートし、白樺湖の湖畔まで歩いてきます。
8月、蓼科山に登った時に目にした景色。
草原に赤い三角屋根が見えます。
この景色を見て、あの場所に行ってみたいと思ったのです。
名鉄バスセンターに着くと既に列が出来ていました。
受付が始まり、もらった札の番号は38で1号車に乗ることが出来ました。
相席で隣になった女性は七十路のネーサマ。これまた、良く喋る人でここ5.6年は男性の参加が増えてきたそうな。
実際、バスの定員は45名で、満席であつたが6割越が男性でした。それも、リタイヤした人ばかりで、私より年上の人ばかりだと思えました。
今回のバスツアーのステッカー。
蓼科山の登山口。
バスを降り、反対側の八子ヶ峰登山口に向かいます。
蓼科山登山口の西側から登り始めました。ここは1,730m。
ヒュッテ・アルビレオは1,864mなので100メートル余りを登れば後はアップダウンが有るものの、歩き易い道が続きます。
ただ、登山口からヒュッテ・アルビレオまでは、少し急登でした。
コースには、名鉄の道標が付けてあり、迷いません。
それでも、私の前を歩いていた人は横道にそれてしまい、引き返して来ました。
振り返ると、茶臼山と縞枯山が大きく見えます。
ヒュッテ・アルビレオの見えるところまで上がって来ました。
赤い屋根が特徴のヒュッテ・アルビレオですが、雨風によって塗装が剥げています。
ヒュッテ・アルビレオと蓼科山。
あの山からこの山荘を見下ろしたのです。
抜群の眺望。
特徴的な槍ヶ岳とその左には穂高連峰が見えます。
ヒュッテ・アルビレオへ来ると周囲の景色が広がりました。
台風一過の絶好の天気で抜群の眺望です。
槍ヶ岳。穂高連峰。乗鞍岳。御嶽山。中央アルプス。南アルプス。そして八ヶ岳。
背後には大きく見える蓼科山。北の方角にも高い山が見えます。特徴の無い山は特定し難いですが、100名山で幾つの山が見えたことでしょうか。
南の方角には南アルプスの視界が広がります。
仙丈ケ岳や甲斐駒が見えます。
ヒュッテ・アルビレオからの歩き出し。
快適な草原が続きます。
丸でハイキングコースのような道です。
八子ヶ峰東峰に来ました。
標柱をカメラに収めます。
ヒュッテ・アルビレオから先はアップダウンが続きましたが、大きな高低差ではありません。
歩き易い草原はハイキングコースのような道でした。
右手にスキーゲレンデを眺めながらの歩行。
そして、ゲレンデを下るコース。高低差は440メートル有りましたが、下るのでラクでしたが、登りとなると。ゲレンデを登るのでキツいだろうと思いました。
あの場所が八子ヶ峰西峰。
あの峰が八子ヶ峰の本峰となりますが、東峰よりも低いです。
振り返ると、八ヶ岳の山々が大きく見えます。
先を歩く人たち。
ここから一旦下がって、再び登ります。
先を歩く人たちが小さく見えます。
歩き易い、快適なコース。
女性が手を上げてポーズを取ってくれました。
コースの右側にはしらかば2in1スキー場のゲレンデを見下ろせます。
スキー場のトップ。
トップから振り返ると。
続いて歩いて来る人たち。
その後方には茶臼や縞枯が見えます。
右側には白樺湖が下に見えます。
ゲレンデを下ります。
向こうには車山のレーダードームが見えます。
両側のクマザサ。
この辺りは歩き易い道でした。
いよいよ、最後の下りです。
八子ケ峰ロイヤルヒルスキー場のゲレンデです。
ゲレンデ下に下りて来て、ゲレンデを仰ぎます。
スキー場を過ぎ、ここからは舗装道路を下ります。
白樺湖の近くまで下りてきました。
この先がすずらんの湯です。
白樺湖沿いの道を歩きます。
途中から、木道に。
湖畔の木道を歩きます。
出来てから歳月が経過しているのか、でこぼこが有り、歩き難い木道でした。
バスの待っているゴールの横を通ります。
この後、池の平ホテルで汗を流し、ゴールの受付を受けました。
トリカブトとゲンノショウコ。
歩いていてフウロやツリガネニンジン、マツムシソウなどの夏の花も見かけました。
夏の終わり。秋の始まりと言った花のバトンタッチの時期でした。
最後に
1号車で行き、1号車で帰ってきました。
別に急いだわけではありません。景色を楽しみ花を愛でながら歩いて、この時間となりました。
バスツアーの良い点はスタート地点で降ろして貰い、ゴール地点で拾ってもらえることです。行きたいと思っていた山がこんなに早く実現するとは思っても見ませんでした。
憧れのコースを歩くことが出来た事を喜んでいますし、当日の天候が良くて抜群のパノラマを目に出来て良かったです。
後ろを歩いていた男性からは「最高や」と言っているのが聞こえました。
台風の後で空気が澄んでいて遠くまで眺望が利く最高の日でした。