日暮らし通信


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寝言 と 鼾 に参りました

2021年05月15日 07時56分20秒 | 日暮らし通信

発信元:  赤とんぼ






私が過ごした第三病棟は主に呼吸器疾患の高齢者が多いようだが、不思議なのは太った人がいないこと。
どの人からも弱々しい感じを受けるが、そのスマートな細身の人も夜になると個性を発揮する時がある。

それは寝言を言う人、鼾 (いびき) をかく人であり、その個性に私もギブアップしてしまった。

最初は満杯の四人部屋だったが、その中の一人の寝言にはびっくり、でも同じ病人同士だからと諦めて取りあえずは我慢するしかなかった。

その後、その人も含めて三人が退院、だがすぐに隣のベッドに別の男性が入室したが、実はこの男性の鼾に苦しめられることになる。

そしてその最初の夜は最悪だった。
隣人の鼾がひどく、私はまったくの不眠状態に陥ってしまった。
特に21時の消灯後、日付が変わるまでは激しく、静かな雰囲気で寝慣れている私からは睡魔は遠く離れてしまった。

そうなったらじいっと堪えるしかないがそれも限界、全く眠れず、24時前、 「SOS 耳栓でもありませんか?」 と、ナースステーションに駆け込んだ。

耳栓は無く、当直看護師さんが 「隣の部屋に移動しましょう」 と言ってくれたが、深夜のことで迷惑をかけるので明日移室することをお願いした。

その後も鼾はあまり衰えることもなく続いたが、3時過ぎには根負けした私の睡魔がやってきてほんの少々眠った。

翌日、定時検診の時、看護師さんがその人に 「良く眠れましたか?」 と質問すると 「良く眠れました」 との答えに 「お~い、俺はどうなってんだ~」 と文句も言いたくなりました。

このように私に迷惑がかかっているのに鼾発生の張本人は途中起きることも無く眠り続けている。
余計な心配だがこの方の家族はどのように対処してるのだろうか?

でも寝言、鼾はどうしてあのような音調になるのでしょうか? つくずく不思議な現象だと思いました。

退院してからまたMとH子さんと三人で川沿いを散歩した。
暫く見なかったが、都営住宅前の花園の花たちが勢いを増して咲いていた。
思うと入院中は花を見たことが無かったから、川沿いに咲く花の美しさに輝きを感じました。








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クレマチス




ツユクサ




名知らずの花です



      写真説明:  クレマチス ・ ツユクサ ・ 名知らずの花

      撮影場所:  空堀川沿いにて  (2021.5.11)