先日 「電動アシスト自転車」 を購入した。
買う動機となったのは入院して同室だった男性の 「電動アシスト自転車は便利ですよ」 の話しだった。
その話しによると、武蔵大和駅西側から多摩湖の堤防に行く坂道は普通の自転車では苦労したが、電動アシスト自転車ならいとも簡単に乗ったまま行けたことに驚いていた。
「ああ、あの坂ですか?} と、私もあの坂ではまともに進むこともできずに自転車から降りて転がしながら ”ハァ~ ハァ~!!” と、息つぎしながら堤防に向ったことを想い出した。
その他、とにかく便利です、といくつかの話しも聞かせてくれたが、確かに便利なようだ。
私にとって自転車は無くてはならない交通用具、近場に行く時はもっぱら利用度が高い。
だが最近、加齢による体力の衰えは隠しがたく、私のエンジンパワーはだいぶ落ちて、ペダルを漕ぐ力も弱くなってきた。
時には向かい風にでもなれば、もっと私のエンジンパワーは落ち気味になる。
街中で自転車に乗っていても、追い抜くのは若いお母さんが乗った電動アシスト自転車ばかり、風を切るようなスピードで私を置いてきぼりにする。
そんな男性の話を聞いている内に 「私も電動アシスト自転車にしようか?」 と決めてしまった。
退院後、すぐに近くのホームセンターに行き、店頭に並んでいる何台もの 「電動アシスト自転車」 を物色、色を選んで購入した。
値段は高いが生活には欠かせない道具だから我慢することにしよう。
まず取説を何回も読んで取り扱い方法を覚えたが、いざ乗るとどうなるのだろうか?
その後、市役所へ行く用事があったので、始めて 「電動アシスト自転車」 に乗ったが、まだギアチェンジなどのタイミングが判らないぎこちない乗り方だったが、電動だからその後押しは実感できたように感じた。
だがその時、走ったのは東村山駅西口に通じる 「さくら通り」 だが、道路左側には自転車専用レーンの塗装と標識があるが、その塗装部分の上を走る度に私はショックを感じた。
薄いような塗装だが、実際には何ミリかの厚さがあるので、その上を通る度に高目にセットされているタイヤ空気圧のせいか ”ゴツン、ゴツン” と体に感じた。
あまりにもショックを感じたので専用レーンから外れて歩道を走ったが、これは私の考え過ぎだろうか?
電動アシスト自転車の保守で大切なのはバッテリーの残量管理、ハンドルには 「手元スイッチ」 と呼ぶメーターがあり、バッテリー残量表示 (%)、残走行距離表示 (分)、残走行時間表示 (Km) が確認できるので小まめにモニターするつもりだ。
また、バッテリーには 「残量表示ボタン」 があり、任意に残量を知ることができる。
でもこの電動アシスト自転車は高齢者には過ぎたる速度を与えそうで要注意だ。
そしてこのような高価な道具を与えられると子供心に戻ったような ”ルンルン気分” になりそうだから気持のブレーキも必要だろう。
真新しい自転車に乗るのは楽しいが、十分に気持を落ち着かせることができるかが私の課題だ。
同室の男性は自分の病状のことも話してくれたが、 「ステージ○」 だと言う。 この ○ の数字を聞いたらびっくりするような悪い症状らしい。
でもこの人の外観は丈夫そのもの、今はどうしているだろうか?
元気で過ごしていることを願っています。
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