諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

青麻神社と瀬織津姫。 その10

2013年09月05日 00時18分28秒 | 瀬織津姫

さて、ちょっと間が開いちゃいましたが、長々と書いてきましたので、ここらで「青麻神社と瀬織津姫」について私の実感を中心に総括したいと思います。正直、ぷっちゃけ、「今までの事は何だったの」と言われそうですが、ご了承下さい。

先ず私が青麻神社で神威に触れた場所、恐怖を覚えた場所は神社の社ではなく、細い丸太橋を渡って直ぐの広い空間でした。なんせ、直ぐ逃げ帰った位ですからね。相当の恐怖でした。

私は青麻神社に瀬織津神社が祀られている、いや宿っているなら、この場所以外無いと感じます。

では、ここに何があるのか。いや、あったのか。

それは「大麻」でしょ。何たって青麻神社なんですから。ここで側に流れる小川から水を引いて大麻を栽培していたと思います。そして、この場所で栽培されていた大麻こそが瀬織津姫の象徴で、小川と瀧はそれに付随した存在、もしくは目印の様に思えます。

何故、大麻が瀬織津姫の象徴なのか。

瀬織津姫は速秋津姫、気吹戸主、速佐須良姫と並ぶ祓戸の神です。祓戸大神です。

その祓戸大神の御祓いに用いるモノ、それは紙と大麻。つまり祓戸大神である瀬織津姫の御祓いに大麻が使われている。瀬織津姫=大麻と言って良いんじゃないでしょうか。

大麻が御祓いに使われるのは、麻薬としての大麻の効能だと思います。らりっちゃうと言うか、トランス状態になるという事は、神懸り状態になる事。それゆえ使われているのかも知れません。

現在では個人での大麻栽培は禁止されてます。大麻はその名の通り麻薬ですからね。しかし、大麻の利用法は多岐にわたり、ある意味、今も昔も無くてはならない神の贈り物と言える植物だと言えます。

以前、「大麻は日本を救う」と言う危ないタイトルでブログにも書きましたが、大麻は石油、食料、衣類、建材、紙、麻酔等の薬品になります。

そして縄文人にとっても大麻は初の文化です。日本特有の縄文式土器には麻で出来た縄で模様を作っていますし、彼らの衣類もそれまでの毛皮から麻繊維の衣類を着るようになりましたしね。それだけに大麻に対する信仰があったのではないかと思うのです。

ここで青麻神社の特殊信仰である陸海上安全と大麻栽培、つまり植林を繋ぎ合わせると、ある神の名前が浮かんで来ます。

その神の名は「五十猛命」。瀬織津姫と同神と言われている植林と陸海上安全の神様です。

 

つづく。

 

 

 

 

コメント
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