またチョット伸びてしまいました。大麻と瀬織津姫の関連で、何か肝心なこと忘れているなぁーと思っていましたが、やっと思い出しました。
青麻神社は三光信仰で、太陽神・天照大皇神も祀っています。禰宜をしている私の友人の神社も天照大皇神を祀っていますんで、それで思い出しました。伊勢神宮や天照大皇神を祀る神社の神札は「神宮大麻」と呼ばれている事を・・・・・・・。
神宮大麻と言っても現在の神宮大麻は木製の神札です。大麻で出来ている訳ではないです。
でも、大麻って付く訳ですから、大麻が関連しているのは間違いでしょう。以前は大麻でお祓いをしていた。その名残が神宮大麻の名で残っていると言う事らしいです。
っと言う事はどう言うことか。伊勢神宮の別宮では天照大皇神荒御魂が祭られてます。天照大皇神荒御魂こそが瀬織津姫です。この点からも大麻との繋がりが指摘出来ます。
天照皇大神荒御魂は一霊四魂の考えから来てます。一つの霊に四つの魂があり、天照大皇神のその荒御魂が瀬織津姫。つまり瀬織津姫は天照大皇神のお怒りバージョンと言うのでしょうか。少なくても大変怖くて強い神様である事は間違いないです。
これは何を意味するか。私、瀬織津姫は天岩戸に入る前の天照大皇神だと考えてます。高天原に昇って来たスサノオ命と対峙した、鎧と剣で武装した天照大皇神が荒御魂と呼ばれる瀬織津姫ではないでしょうか。
この件は、チョットまだ考えが纏まらないのですが、それを証明する事例もありますので、何れ機会があればこのブログで書きたいとます。
以上が私の考えられるだけの大麻と瀬織津姫の関連です。
他に忘れてならないのは、青麻神社が利府・岩切に鎮座していると言う事。大規模な霊場に鎮座していると言う事ですかね。
利府・岩切には、多くの神社仏閣が集中して鎮座してます。墳墓だらけの土地ですから当然です。本来、神社仏閣は霊場にあって然るべきですから・・・・・。
古来、神社と墓場、つまり霊場はセットで存在してました。墓を守るのが神社の本当の役割です。そこから神社はスタートしているのです。
青麻神社の近辺には弁才天、不動明王を祀る「菅谷不動尊」、慈覚大師が一日で岩肌に彫ったと薬師如来を祀る「菅谷穴薬師」、そして恵比寿さんの妻神・三島溝咋姫を祀る伊豆佐比売神社があります。
弁才天、不動明王、薬師如来、そして恵比寿様は蝦夷であり、縄文人を指します。そして霊場はあの世とこの世の境界線です。簡単に言うと三途の川です。
瀬織津姫は、十王教での三途の川の奪衣婆となります。神社は元々墓場に鎮座し、霊を慰める役割。故にこの地に瀬織津姫が祀られるのは当然と言えます。
青麻神社に瀬織津姫が祀られているのであれば、この点も外せない条件です。
えー、長々と青麻神社と瀬織津姫のこじつけ論を書いて来ましたが、本当に青麻神社に瀬織津姫が祀られているのであれば、どれかは当て嵌って欲しいもんです。
でも、まさかとは思いますが、「臨界点」の作者のフィクションだったら怒りますよ私。ここまで書いたのですから、私の努力、無にして欲しくないですよ、ホントに。
最後ですが、五十猛命は青麻神社に祭られている御井神(三井神の生井神、福井神、綱長井神)と同神。更には鬼渡神の阿須波神、波比岐神とも同神と言われています。
そうなると生井神、福井神、綱長井神、阿須波神、波比岐神の坐摩五座神はすべて同じ神様になっちゃいます。
私、御井神と鬼渡神は夫婦神と考えていたのですが、こうなると間違いかも知れないです。また考えを練り直すしかないです。疲れます。
ではでは。