諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

オリンピックより、放射能でしょ。

2013年09月17日 02時42分32秒 | 東日本大震災

先日、私の親父はとんでもないこと言い出しました。「福島へ震災の作業をして来る」と。

私の親父は30才近くまで自衛隊で働いており、現在は自衛隊OBで創られている隊友会に属しています。その隊友会の仲間が国からの要請で、続々と福島へ復興作業に行っている。それで自分も隊友隊の仲間と自衛隊時代を懐かしみながら働きたいと言うのです。

何でも日給1万6~8千円だか出るそうなんです。食事・宿舎込みで。

しかし、私の親父の年齢は、既に70代後半。どっから見ても爺さんです。機敏にも動けませんし、力仕事も無理が利かない、頭も回らない、耳も聞こえない、無い無いづくしの年齢です。何寝ぼけているんだ、誰が雇ってくれるんだ。ボケたかと思いましたよ。

だけど隊友会の会員は大抵60才以上、70代中心。80才以上も大勢います。年寄りの集まりです。実際、70代の会員も福島へ復興作業に出ているようです。何か、年寄りだからこそ集めているように思えます。

考えてみれば津波等の震災の被害は、福島県よりもは宮城県の方が甚大です。宮城県に住んでいるんですから、震災復興の作業に行くなら当然宮城県に行くべきです。それなのに何故に福島なのか。

これ、考えるまでもないですね。放射能です。放射能の除染作業させる為の募集だと思います。

まあ、隊友会のメンバーなら統制力も抜群です。自衛隊だったのですから。愛国心もタップリあります。

そして、私の父なんか団体行動が大好きです。もう80才も近いと言うのに、30才近くで自衛隊を辞めた事を未だに後悔してます。自衛隊の制服の者を見ると直ぐ話しかけ、先輩面し自慢話し、えばり散らすほど自衛隊、団体行動が好きで、未練タラタラです。

もうね、自衛隊に戻れないのであれば、刑務所の囚人でもいいと思っているくらい団体行動が好きなんです。刑務所での囚人が出ているテレビを見るとウットリして見てますからね。出来るものならば、誰かの代わりに刑務所に入りたいと思っている位です。私はもう付いていけませんよ。

それでまた昔の自衛隊の仲間と一緒に働けると満面の笑みです。もう、一難去ってまた一難。どうして私の親父は問題ばかり起こすのでしょうか。私、物心付いた時から親父の心配ばかりしてます。不幸を吸い寄せる事ばかりしてます。本当に困ったもんです。

私は「何を考えているんだ」と言いましたよ。私の親父は放射能の知識なんてありません。「原子力の釜を雑巾で拭いて」と言われれば、喜んで嬉々として拭きます。清清しい顔をして。

人を疑う事ができない人間です。今まで、どれほど親父の尻拭いしたか分からないほど、問題ばっかり起こす男なのです。またかと思いましたよ。

私は説明しました、放射能を。他人の話は直ぐ信じる親父ですが、息子の私の話は全然信じないので苦労しました。何たって、私が子供の頃から私にライバル心を持ち、私が失敗するのを喜ぶ男です。全然、私の話には聞く耳持ちません。

しょうがないので、母親とタッグを組んで説明しました。「癌になって戻って来ても面倒見ないよ」と言って。

これで何とか納得させました。ここ数日、親父の説得で随分と時間潰しましたよ。ホント、苦労させられますよ。

それにしても、80近い老人を募集させねば成らぬほど、除染は進んでないし、やる人間も居ないのでしょうねぇー。

まあ、80近いからこそ放射能に蝕まれても後先短い命だから丁度良いと国は思っているのでしょう。原発事故が起きた時、管さんもそんな事言っていたと思います。

オリンピック招致のスピーチで安倍総理、放射能は完璧にコントロールしているとか言っていましたが、汚染水はダダ漏れだし、除染はちっとも進んでないし、除染作業する人間はいないしで、日本は本当に危機的状況にあります。

気の遠くなるような作業が半永久的に続くと言うのに、オリンピックやっている場合なのでしょうか。それでなくても人が足りないのに、オリンピックで人員を割いている状況じゃ無いと思います。こんなにも大ピンチだと言うのに・・・・・・・。

私は東北を3.11以前に戻せと言っている訳ではないです。全部の港をかさ上げ工事せよ、防潮堤を造れ、全部除染せよ、津波被害者の住宅を造れ、もっと補助金出せ・・・・・なんて言いません。そんなの絶対無理です。今後、著しく人口が減る東北にそこまで投資しても、国の経済を傾けるだけです。

しかし、汚染水のダダ漏れだけは何とかしないと、とんでもない事になります。現に福島県での漁業は禁止されているのに、宮城県はOKなんて信じられませんよ。海には境界線が無いのですから。

潮流は福島第一原発から宮城県側に流れています。そして地形的に仙台湾から湾曲して牡鹿半島で受け止める形になっています。つまり、海の放射能は宮城県に留まっているのです。それなのに漁業OKにしちゃマズイでしょ。

正直言って日本の放射能に対する対応は、チェルノブイリのロシアより完全に甘いです。マアマアマアの対応です。常識疑いますよ。

ハッキリ言って、放射能は少量でも危険です。癌や白血病にならなくても心筋梗塞等、臓器への影響で死ぬケースが増加します。

チェルノブイリ事故でそれを含めた死亡者は100万人以上と言われていますからね。食からの放射能を徹底的に食い止めないと、本当にマズイですよ。

現に2011年の福島県での心疾患による死亡者は、前年度に比べ30パーセントも激増しました。割合では全国断トツのトップです。 この数値、放射能以外考えられませんよ。本当にエライ事になってますし、本当にホント、とんでもない事になりつつあります。

海外の研究機関では、1000万人の日本人に影響を及ぼすなんて言っている所もあります。もう、冗談ではないのです。

「お・も・て・な・し、おもてなし(合掌)」なんて寝言言っている状況ではないです。

兎に角、復興やオリンピックよりも放射能、人の命を最優先すべきです。韓国、北朝鮮、中国を嘲ってる場合じゃないです。日本が全世界から嘲られますよ。

本当に、しっかりやって貰いたいです。フランスの風刺画みたいにならない様に・・・・・・・。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

コメント
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