諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

二羽渡神社と鹿狼山の手長。そして、もののけ姫。 その6

2013年10月16日 00時02分48秒 | 神道

続きます。

もののけ姫には狡猾な修験者も出てました。大和側に立ってましたね。これ、見過ごしがちになりますが結構重要です。修験道は恵比寿神を調伏のが目的ですから。

修験道では沼矛印と言うのがありますが、これは悪魔であるマガツヒ神を調伏する印です。

マガツヒ神は瀬織津姫です。これは瀬織津姫を調伏する印なのか、悪魔であるマガツヒ神を沼矛印で調伏し消し去り、新たに瀬織津姫として生まれ変わらせるのかのどちらかだと思いますが、今の私には分かりません。

何れ考えがまとまれば、このブログで書きたいと思いますが、これは難しいですね。近いうちに判断材料を述べたいと思ってはいますが、とんでもない事書きそうでチョット怖いです。

話を戻します。そう言えば、もののけ姫に出ていた獅子神様(乙事主の手下??の猪)が祟神になった原因は、タタラ場ありましたよね。

一応、たたら場説明しときます。一言で言うと製鉄所です(うーん、祟りとタタラ、関係しているかも)。

もののけ姫でこのたたら場を管理していた首領が、エボシ御前と言う女性です。

ここでピィーンときた方、中々の瀬織津姫フリークです。このエボシ御前、蝦夷の大獄丸の情婦・立烏帽子と重なります。後にこの立烏帽子、坂上田村麻呂が好きになり大獄丸を裏切りました。

この立烏帽子はインドの第六天魔王の娘とされ、鈴鹿御前と同神、つまり瀬織津姫と考えられます。

うーん、こうなると瀬織津姫、サンとエボシ御前の二人になってしまいますねぇー。困りましたねぇー。

相違点はサンは蝦夷側、烏帽子様は大和側と言う事か。いや、蝦夷の神を大和側にしてしまったのか。どっちかか和魂で、もう一方が荒魂なのか。もしかしてもしかしたら、どっちかが瀬織津姫の源流のアラハバキ神なのか、そしてダイダラボッチの正体?(手長を足長がオンブした姿は巨人のダイダラボッチ)。もう色々考えられます。今日の処は頗る長くなるので、この辺にしときますけど。

獅子神が祟神になった理由に戻ります。何故、たたら場のせいで祟神になってしまったのか。

私、子供の頃、岩手県の釜石市に行った事があります。釜石市は新日鉄釜石工場を城とした城下町と言えます。まあ、典型的な鉄鋼の街ですね(平成1年に高炉は停止。確か現在は住友金属と合併)。

当時はまだ製鉄所は操業してました。そして驚きました。製鉄所から流れる排水に。川に排水を流していたのですが、川の水は乳化した赤茶色でした。トロッとしたぬめりのある様な液体の川です。子供心に「これはとんでもない公害だ」と思いましたよ。

私、釣り好きなんて、「川=魚」の発想です。いくら何でもあの赤茶の液体の中で魚は生きられない。川が穢されている。「これはやっちゃマズイだろ」と思いました。本当にショックを受ける光景でしたね。

多分、「もののけ姫」で獅子神が祟神になってしまった理由は、製鉄に伴うこの穢れからだと思います。公害のない時代の人なら、本当にショックを受ける光景ですからね。

また、龍神が鉄を嫌う理由ですが、多分これです。

山はトグロを巻いた蛇ですし、川もまたアイヌでは、海から鮭を運んでくれる蛇です。蛇=龍です。それが製鉄で山を崩され、川を汚される訳ですからね。そりゃ蛇、いや龍も鉄が嫌いになりますよ。

そこから考えれば女性は不浄なる者とされ、山に登るのを禁止されていたのも頷けます。

不浄な物の原因は女性の経血です。経血が製鉄で汚れる川に見立てられたのだと思います。だから女性は不浄で、山に登るべからずとなったのでしょう。私の想像ですけどね。

話はまたまた横道にそれましたが、「もののけ姫」のテーマは「自然と文明の共存」だったと思います。

考えてみたら、現在の原発問題も「自然と文明の共存」がテーマとなっています。しかもその大問題、つまり放射能の汚染は鹿狼山から40キロ位しか離れていない場所で起きています。これ、偶然にしては出来すぎています。まさかとは思いますが・・・・・・。

いや、まさか。まさか、まさか。もしかして・・・・・。いや、まさか。

うーん、もしかして、もしかしたら、今、日本を覆っている放射能は「もののけ姫」に出ていたアメーバ状になったダイダラボッチなのではないでしょうか。

いやー、そうとしか思えません。

以前、「放射能と鬼渡神」で放射能と鬼渡神の関連を書きましたが、恵比寿神、手長足長、そして瀬織津姫も放射能に関連するのでは・・・・・・・。

まさかですね。まさかと思いたいです。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

コメント (6)
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