劣等感。

今、大変落ち込んでいます。私、問題だらけで八方塞の人生ですが、昨日、それを見事にクリアした方とお会いして、自分に対して劣等感を感じているのです。

実はその方が主催する会に出席しました。不動産賃貸業の大家が集まる会です。私、その会でリーディング用のメガネを忘れて帰ってしまい、その方の住まいの近くのファミレスで忘れたメガネ取りに行くこととなり、一緒にランチをしたのです。

午前11時から午後1時近くお話しました。不動産賃貸業に付いてです。私、これでも不動産の記事は何度も雑誌で書いています。多少、知識では自信があったのですが、不動産賃貸業としての知識は殆ど無かったのだと実感しました。そして人の心についても。

その方は元々は公務員です。私よりも7～8歳若いです。奥さんも働いています。それで３０歳そこそこでアパート経営に乗り出し、今では家賃収入が年間4000万円。震災直前の土地が安い時に高級住宅地に自宅も買っています。私と同じ大学出身ですが、私とは月とスッポン。勿論、私がスッポン。否、スッポンどころか田螺ですよ私は。それだけ離れていると感じました。

この方、公務員を辞めたのは不動産賃貸業が忙しくなったからです。奥さんはそのまま働いています。基盤もしっかりしています。ホント、凄いし羨ましい。時の涙を見ましたわ。

実は私も若い頃はこの方みたいな感じだったのです。勉強そっちのけで高校から株や不動産を勉強していたのです。

しかし、家の不動産は父の持ち物。父は私に対し子供の頃から嫌悪感を持っている。だから何時も私の意見の反対に動く。

その結果、家の不動産は欠陥だらけとなりました。私の考えを述べると早速正反対の行動に出る。そして大失敗。何時も何時もです。

自分は失敗だらけなのは自覚しているようですが、それを指摘されたくなくて私や母には何も言わず行動するようになった。そして何度も人に騙される。もう土壷に嵌っています。勿論、私も母も父の流れに巻き込まれ土壷の中にいます。ホント、苦しい。そして悔しい。判り切っている失敗ばかり続けて来たのですから。

その方は地震保険で２５００万円下りたそうです。そしてリペアには１００万円程度使った。つまり地震で2400万円の所得を得ています。

父は地震保険には入りませんでした。高額な火災保険にしか入っていなかったのです。安い地震保険はいくらでもあるのに、金持ちぶって弟の友達の保険会社の火災保険に入った。他も検討すれば同様の金額で地震保険に入れたのに、いいところを見せようとする性格がまた禍しました。いつもいつもこの男はそうなのです。

不動産屋に対しても金を持っている発言を繰り返す。上客ぶる。相手の不動産屋から見たら馬鹿鴨です。だから何度も不動産屋に騙された。精神障害者を入れられた。その後始末は私。それなのに私が解決するのが面白くない。トラブルとなっている敵の味方に付く。ここまで私を憎んでいるなんて。

ネットの時代、いくらでも安い地震保険は見つかります。しかし父はインターネットは糞だと言います。相手が見えないものなど信用できないと言います。しかし今まで何度相手に騙されてきたのか。私の父は私同様馬鹿に見えます。馬鹿だと思われます。だから相手も騙したくなる。私はそれを防ぐために知識を集めて生きて来たが、父には全否定される。そして案の定、失敗する。その繰り返し。もういい加減疲れました。

もし私が主導していれば大抵の問題は解決していたと思います。地震保険にも入っていただろうから商売も再開していると思うし、欠陥住宅にも住まなかったと思う。私は顔を見れば何となくその人の本質が多少なりとも判る。現に私が対応して解決してきたのですから。

私とランチしたその方は、或る意味、私が目指した人でした。私はこの方のように成りたかった。否、性能は彼の方が断然上。彼の知識・決断力・能力・熱意・判断力、全てが上です。私は彼のようには成れないと思う。でも彼のように成りたかった。せめて父と言うハンディキャップが無かったらと思うのです。

否、父の昔の決断力で多少なりとも財産は出来た。それを利用できるのであれば、彼よりも恵まれた立場にいる。それなのに何もかも失敗した。父はハンデだが私の能力も低かった。彼を見てそう実感しました。

才能が欲しい、能力が欲しい、知能指数が欲しい、それより何より運が欲しい。出来れば私に協力してくれる人も。

その何もかも無い私には今の結果が必然的だったのではないか。そう考えちゃって劣等感に苛まれています。ホント、悔しい。

ご免なさいね、今日は愚痴ばかりで。あっ、何時もかも知れないですね。

 

ではでは。