諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

カリスマ大家との対話。その2

2016年09月22日 09時28分12秒 | 出来事

続きです。

私は聞きました。「不動産屋に騙されて精神障害者を入れられた事は無いか。契約書を確認する前に入居者を入れられた事は無いか。何時の間にか建物の販売契約書を作成されたことはないか。相場の半額以下の賃料が相場だと嘘をつかれ、不動産屋のリホーム部門に店舗を格安で貸されそうになったことがあったが、それに近いことがあったか。建設した建物が欠陥だったりしたか」等々を。

これ、全て私の父親がやられたのです。相手の不動産屋から電話があり偶然に私が出て発覚したのです。それで何とか私が食い止めたのです。私の父は他人の話は全て信じます。デカイ車に乗っている者を偉い奴だと思ってしまいます。それで何度も騙されています。8月も階段の塗装で通常の三倍の価格でサインして、手抜き工事されちゃいました。

私が仙台を貶しているのは何度も何度もこのように騙されてきたからです。私の父がザルなのです。本当に不動産賃貸業に嫌気が差していたのです。

カリスマ大家は言いました。無いと。

カリスマは私より7歳ほど年下です。大家の経験は当然私の父より短い。しかし90部屋を貸しています。ゼロからのスタートで短期間でです。凄い。しかしリスキー。小心者の私には真似が出来ない。私は株や不動産取引での失敗者を数多く見てきましたから。そして私の父もその1人ですから。

カリスマは言います。「不動産屋や業者は騙すのも仕事。そんなの全然珍しくも無い。不動産屋に期待するのが可笑しい」と。

私は「この人の会の会員は400人近くいる。この人を騙したらこの会員に話は広がり、噂が噂を呼んで仙台では仕事が出来なくなる。だから騙す人間が現れないのだろう」と思いました。

実際、仙台の不動産屋業界で彼は有名人です。私が彼の会の会員になったと言ったら、一瞬凍りつき嫌な顔をした不動産業者もいました。「このカモに知恵が付いたら困るな」って感じで。

「それは大家の会を主催しているからでしょ」とは言いませんでしたが、この会を主催するメリット、そして入るメリットとしては十分高いと思います。

カリスマは続けて「私が騙されなかった、騙そうとする業者がいなかったのは、不動産賃貸の知識でこの男は騙すのは難しいと思わせたから」だと言います。

確かにそうでしょうね。しっかりした信念を感じさせる表情をしていますから。

私の父みたいに自慢話ばかりする客や、私みたいに「この客はチョロイな」と思わせるような馬面は騙せる、もっと金を出させると思うのでしょう。やっぱり顔は大切だと思いましたわ。

続けてカリスマは「人を騙してばかりの業者はいない。騙せない相手には丁重に扱う。人にはメリハリがある。騙していい相手と悪い相手がいる。人間だから皆そう思っている。騙されないように知識で武装する事も大切だ」と言います。

そうでしょうねぇー。しかし80歳を超えた私の父にはもう無理。私が前面に立つと「オレが責任者なんだ。代表者なんだぁー、お前は黙ってろぉー」と怒り狂われてはどうしようもない。残念ながら父が元気な内は騙される運命なのかなぁー。

私、思っていたのです。不動産屋に騙されない為には、不動産屋との縁を断つ。自分が不動産屋に成るしかないのではないかと。

大家が直に賃借人に部屋を貸すのであれば、不動産屋への手数料や礼金の必要が無くなる。借りる側は家賃2ヶ月分が浮く。更新料も取らないからメリットは高い。トラブルは家賃保障会社を入れれば家賃の滞納は解決できる。その方が客にも好都合なのではないかと。

そしたらカリスマは既にやっていました。自分のホームページで前家賃と敷金のみで直に貸していたのです。やっぱり行動力があります。凄いわこの人。

私はスーパー機械音痴でホームページの作り方はおろか、写真の貼り方も判らない。生き残るにはネットやパソコンの知識は必要ですね。今後の不動産賃貸業は。その前に私の父と言う壁の突破が必要ですけど。

カリスマとの対話は本当に有意義でした。しかし、ふと思ったのですが、このカリスマが低額の手数料のネット不動産会社を設立したらどうなるだろうか。ネットやパソコンの知識に疎い私は直ぐに加盟します。これはとんでもなく儲かるのではないか。

そして株式取引がネット主流になったように不動産賃貸もネット取引が主流となる。そうなると不動産屋は管理料位しか利益が取れない。不動産屋の淘汰が始まるのではないか。

やっぱりどんな業種であっても所行無常。株の業界を見て来た私は、不動産業界も近々そうなるのではないかと考えます。

私はその方が良いと思います。もう騙されたくないですので。

 

ではでは。

 

 

 

 

コメント (2)
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