諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

河童は何故キュウリが好きなのだろうか。その4

2017年02月01日 16時17分26秒 | 伝説

インフルエンザでフラフラですけど続きです。

スサノオ命とキュウリの関係で一番に思い浮かべるのは木瓜(もっこう)紋です。八坂神社や祇園の神紋がキュウリを輪切りした形の紋です。

木瓜だからキュウリと読めますが木瓜紋はキュウリなのでしょうか。キュウリが伝わったのが平安時代だとしたら古事記のスサノオ命の方が先のはずです。木瓜=キュウリではないと思います。本当は。でも似ているから後々にそうなった可能性はありますね。

木瓜紋と言えば五大紋と呼ばれるほどポピュラーです。織田信長、朝倉義景、滝川一益なんかの家紋もそうです。

考えてみればスサノオ命と織田信長ってイメージが似ている。どっちも暴君だし。そこに豊臣秀吉を加えてみる。河童は別名・猿侯。河童がキュウリが好きなのは猿似の秀吉が織田信長の家臣だったからか。

秀吉は信長の息子を殺しているから本当は嫌っていた。もしかしたら織田信長を殺した黒幕。それを知らしめる為にキュウリが大好物としたのでは・・・・・っと思ったりもしましたが、これは考え過ぎでしょう。

話をスサノオ命に戻します。スサノオ命は穢れた神です。高天原で狼藉を働いた。斑馬を殺し織姫・稚日女尊を死に追いやった。それが元に天照大神が天岩戸に隠れ、世の中が真っ暗闇になった。

その責任を神々に追求され爪を剥がされ、髭を抜かれ下界に追放された。蘇民将来の話がスサノオ命であるなら、下界を彷徨って苦労した。それで穢れを祓い善神になった。

スサノオ命は疫病神であり疫を背負う神。キュウリは穢れた食べ物。スサノオ命とキュウリは共に穢れている。だからスサノオ命とキュウリが結びついた。うーん、これもちょっと弱いですね。

それでは河童の特徴を挙げて行きます。

河童は人の尻子玉を取る。

河童は生臭く、しばしば便所に隠れて女性のホトを覗く。

河童は相撲を好み人間を見ると勝負を挑んでくる。

河童の腕は容易に抜ける。簡単に取り外しが出来る。

河童は医療に精通し、とりわけ打ち身、切り傷の特効薬を持っている。

河童は土木工事に精通し、己の罪を償うためにその作業に従事した話が各地にある。

河童は金の気を恐れ、極度に嫌う。

牛頭天王、スサノオ命とされる天王様のお祭りの日に川に入ると、河童の祟りにあう。

キュウリ好き以外にこれだけ特徴があります。

先ず尻子玉ですが、そんなものは人間にありません。あんまり表現したくないですが、水死体が水で膨張して肛門が開くから河童が取ったと思われたのだと思います。水死体も河童の仕業としたのでしょうね。

便所の件は昔の三面記事番組・ウイークエンダーで良くやっていましたね。ドッポン便所に入って覗きをする痴漢の話を。流石に現在はそんな便所も少なくなりましたから事件も無くなりましたが。

相撲を好む。相撲と言えば相撲の神である野見宿禰。出雲の血筋。

医療の神なら大国主でしょうか。皮を剥がされた因幡の白兎を助けましたから。

土木工事は難しい。下賎の者だからさせられたのか。恵比寿様とされる一言主は役の行者に橋の建設を手伝えと言われても手伝わず酷い目に遭わされた。それが引っかかります。

金の気を嫌う。これは水神だからでしょう。金は陰陽五行では最強。水は一番弱い。その点が関連しているのか。

天王の日に川に入る。これはスサノオ命と河童は同じとは言わないまでも主従関係にあると思われます。

一番難しいのが手が簡単に抜ける。これって案山子も言ではないでしょうか。更には藁で作られているカシマ様も浮かびます。男性器が丸出しですから、好色と取られるたのではないでしょうか。

 

つづく。

 

 

 

コメント (4)
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