諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

鬼渡神も瀬織津姫も本当はあんころ餅が好きなのかも!?【小豆信仰編】その1

2017年02月19日 12時21分31秒 | 瀬織津姫

以前、「瀬織津姫も鬼渡神もあんころ餅が大嫌い【川渡餅編】」と題して書きました。

実は私、疑問に思っていて今一自信なく書いていたのですよ。何もあんころ餅を川に投げ込む必要は無いのではないかと。

私の故郷である福島県や新潟県、北関東の一部で古くから「川渡餅」と言う行事・儀式があった。川の神や水神に水難事故を起こさないでもらう為に甘い物をお供えする。それなのに投げ込んでいる。それが変だった。

そこで陰陽五行の第一人者であった故・吉野裕子氏の著書で調べたら、甘い物は「土」に分類される。土や泥は水を濁す。川を堰き止める。だから土は水に強い。

つまり川にあんころ餅等の甘い物を投げ込む「川渡餅」の行事は、川の神や水神に対するご機嫌伺いの行事ではなく、水神を土である甘い物で調伏する行事だった。

私もその説を支持はしたのですが、今一「川渡餅」の説が納得出来ないでいました。

何も甘いあんころ餅を投げなくても、そのまま土や泥を投げれば言いのではないか。勿体無いではないかと考えていたのです。

確かに環境を考えると土や泥を投げるのは自然破壊に繋がるが、儀式であり行事です。チョットだけ投げるだけで十分な筈。その点が疑問でした。

今この記事を書いている2月3日は節分です。節分と言えば豆撒き。撒く豆は大豆。大豆は陰陽五行で「金」に分類される。

大豆は硬い。しかし焼くと柔らかくなり美味しい。金や鉄も硬いが焼くと柔らかくなり加工出来る。その共通点から「大豆=金」と分類したみたいです。

金と言えば鬼退治をした金太郎。そして鬼は季節では冬で陰陽五行で「水」に分類される。

金は「火、水、木、金、土」の五行中最強。水は最弱。だから金太郎が鬼に勝つストーリーとなる。

干支で金は「申、戌、酉」。桃太郎のお供をしている猿、犬、雉は陰陽五行で金となる。だから桃太郎も鬼退治が出来た。吉野裕子氏の説ではそうなります。

鬼は大豆に弱い。川の神や水神があんころ餅に弱い。餡子は小豆。つまり小豆に弱いのか。小豆に秘密があるのではないか。

大のアンパン好きの私です。小豆が大変気になる。小豆に関わる神がいるのではないか。

いた、神ではないが妖怪に「小豆洗い」がいた。小豆を川で洗う。これって「川渡餅」の儀式と似ている。そして瀬織津姫に繋がるのではないか。

 

続く。

 

 

コメント (6)
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